ハトは平和のシンボルなのだ

価値観の違い

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1997年4月8日

みなさん! ハトは日本人にとって“平和のシンボル”ということになっているよね。日本たばこが大昔から売っているピースに、ハトのシンボルマークが描かれているのを見ても、それは明らかじゃないかな?

日本の都会では特にハトがかわいがられ、パンや豆を人の手からもらって食べる。確かにそういう光景を目の当たりにすると、日本人にとって、ハトが“平和のシンボル”だということを感じるよね。ハトの糞公害は大問題にはならないし、「ハトを駆除しよう!」なんて論議は一蹴されてしまうのがオチだ。

しかし、フランスのハトは日本とは対照的に食べ物として見られるのである。これは、国が違うと同じものがまったく違う価値観で扱われるという典型的な例ではないだろうか? フランス人の価値観と日本人の価値観を比較すると下の絵のような図式が成り立つのだ。

日本人とフランス人

このように、国が違うと同じ生き物がまったく違う意味を持つのである。不思議だよね。もう一枚漫画を書いたので、見てくれるかな。

モンゴル人と日本人

どう? 2枚の絵で国が違うと同じモノが、まったく違う価値観で扱われることが良くわかったでしょ。まさに、これが“文化”というモノなんだよ。文化を言葉で説明するのはややこしいけど、絵を描けば小学生にも何とか説明できそうだね。(あんまり似てないけど、許してよ)

特に、食べ物の文化というのは無視できないぞ! その国の文化を理解していないと、とんでもない事になる。日清食品はカップヌードルをイスラム圏の国に売って「我々を殺す気か!」と言われたんだ。カップヌードルに凍結乾燥させた豚肉が入っていたからさ。イスラム教徒は豚を絶対に食べないんだよ。もし食べると悪霊が乗り移ると信じているらしい。

インド人にビーフカレーも禁物だぞ! ヒンズー教徒は牛を神様だと信じているからね。カレーは好きだけど、ビーフは絶対ダメ! インド人にとってビーフカレーは神様カレーなんだ。きっと激怒するよ。

旭鷲山はモンゴル人だから魚を神様だと言うし、若乃花はヒツジを見るとジンギスカンを思い浮かべる。世界は広いねぇ、文化の違いは同じモノをまったく正反対の意味にさえしてしまう。皆さんも海外旅行に行く時は、その国の文化を少し勉強してから行かないと失敗するかもよ。“地球の歩き方”を見ると、その国の宗教や食文化を勉強できるから旅行する時は必ず読もう!