Pちゃん その1

PHS を使いはじめた理由

1997年6月24日

先日アタシの手元にPちゃんが届いた。Pちゃんと言っても鳥の名前ではない。PHS のことである。

PHSある日アタシはガストに行った。このレストランは自分で注ぎに行けば何度でもコーヒーやジュースがお替わりできるから好きなんだ。それに、ガストに行くと、高校生や大学生もいっぱい来るから彼等の生態を観察したり、話題をチェックすることができる。「何しに行ってんの?」と言われるかもしれないが、たまにはこういうことをしないと時代に乗り遅れてしまうんだよね。このページには最近のデジタル文明について感じたことを書きたいワケ。それには10代や20代前半の人を観察しなければならないでしょ。電車の中やファミレスは最高に面白いんだ。話のネタには事欠かないもんね。

とまあ、こんなワケでアタシはガストに行ったんだけど、ファミレスのテーブルの上には紙のランチョンマットが敷かれているでしょ。メニューや企業の宣伝が入ってるヤツだよ。食事が運ばれてくる前は退屈だから、ついついそこに書かれていることを読んでしまうという仕掛け。みなさんもよく目を通すんじゃないかな?

そしたらね、そのランチョンマットに“PHS が当たる!”と書いてあったんだ。バイブレーション・コールや留守電機能が付いているというので、ケータイに無関心だったアタシも興味が沸いてきた。電車の中でピーピー鳴らすのは迷惑だから、バイブレーション・コールや留守電機能が付いていた方がいいじゃない。アタシは『タダなら、もらってもいいな』と思ったんだ。

だから、お金を払う時、レジに(とっても難しい?)クイズの答えを書いた申込書を持って行ったワケね。そしたら当たっちゃったんだな、コレが! アタシはクジ運がない人だから大喜び。デパートの福引なんかポケットティシューしかもらったためしがないから、喜んで電話加入の手続きをしてしまった。

でもさぁ、よく考えてみると アタシのまわりでPちゃんを持っている人達は、全員タダで電話機を手に入れてるんだ。買ったなんて人には会ったことがない。ということはだよ、アタシは抽選に当たったと喜んだけど、本当のところは電話会社の作戦にまんまと引っ掛かったわけだ。

ちっくしょー、やられたよ。敵ながらアッパレ! 見抜けなかったアタシはまだまだヒヨコだね。電話会社としては、あの手この手で、とにかく契約者を増やしたいのである。だから、Pちゃんを買うなんてことは、バッカみたいなのだ。電話会社に欲しいと言えばタダでもらえるんだから。(本当にタダで配るのは法律上問題があるのかもしれない)

ついこのあいだまで アタシは電車の中で電話している高校生を見るとムカついていたのだが、現金なもので自分が手に入れたとたん『かかってこないかなぁ?』なんて思っている。情けないよね。今、日本人の4人に1人は携帯電話を持っているそうだから、もう携帯電話を持っていることはほとんど常識に近いことなんだろう。遅ればせながらアタシもPちゃんの飼い主になった今日この頃である。