日本の車社会

車種による増減と今後の見通し

1998年5月15日

突然ですが、日本の車社会について、気づいたことを書いてみたいと思います。不景気にもかかわらず売れている車はどこがエライのか、そして、これから売れそうな車についても…。

最近増えた車 その1

ここ数年、イプサム、オデッセイのような車が増え続けています。これは中が広々とした車がほしいけど、立体駐車場を利用することもあるという家族に受けているのでしょう。

イプサム先日、腹Timerさんのイプサムに乗った時の感想。

『あっ! コラムシフトだ』

『フロントガラスがやけに遠いなあ』

コラムシフトにしたことで、車を降りずに前後の席を行ったり来たりできるのは便利ですね。助手席の人と運転を交代するのも楽になりました。

しかし、アタシが想像したこの車の使われ方はちょっと違います。助手席のお母さんが「あたし疲れたから寝るわね」と言って、渋滞中に後ろの席に行ってしまう光景を想像したのです。実際のところはそんな使われ方をしているんじゃないでしょうか。

『これはマイホームパパの車だな』…これが結論です。形のわりにはパワーがありますが、箱根や伊豆のワインディングロードには向きません。特に箱根の下り坂ではロールが激しいようです。

この車の一番いい点は、セダンに比べて乗り降りが楽なことでしょう。特に妊婦さんにはこういう車がいいと思います。

最近増えた車 その2

白い車がまた勢力を盛り返しています。一時原色がはやったけど、やはり日本人は白が一番好きですね。アタシも今回買い替える車は白を選んだのですが、セールスマンも今は白が圧倒的な人気だと言っていました。

アメリカ人はわざわざ汚れが目立つ白を選びません。アメリカではシルバーやゴールドといったメタリック系か濃色車が主流です。これは多分、車の大きさにも関係があるでしょう。そして、何よりも文化的な違いによるものだと思います。

減った車 その1

パジェロ

パジェロが一時に比べるとガクンと減ったような気がします。多分、相次ぐライバルの出現で乗り換えられてしまったのでしょう。景気が悪くなって燃費を気にする人が増えたのも原因だと思います。

この車は砂漠を走るなら世界一だけど、日本の道路には決して適してないからね。それに、ナチュラリスト気取りで窒素酸化物をまき散らすのもどうかと思うし。この手のクルマは景気に一番左右される車種でしょう。

減った車 その2

日産の車。(かわいそうなぐらい)

何たって日産座間工場がなくなってしまうぐらい深刻です。シェアがかなり減ったのは街を走っていてもわかりますよ。スカイライン、サニー、ブルーバードなんか、レガシーより少ないんじゃないかな?

ステージアアタシの家の近くには日産テクニカルセンターとか Calsonic といった日産関係の会社が多いんだけど、家の近くを走っている車の大半がそれらの会社に吸い込まれて行くんです。…ということは、他の地域ではもっと日産の車が減っているのではないでしょうか?

神奈川県民としては、もっと日産に頑張ってほしいのですが、どうも元気がないみたい。思い切ってデザイナーの新旧交代をしたり、かゆいところに手が届く車作りをしなくちゃダメですね。他社の車に乗りかえられてしまうのはユーザーの満足度が低いからです。これ以上シェアを減らす前に何とかしなくちゃ!

これからの車 その1

それはセダンか。CO2 排出削減に協力するなら、RV をやめてか小型車に回帰するのが最も手っ取り早いと思います。余計なものを取り払えば、車は結局セダンに落ち着くんですよ。

アタシはツーリングワゴンに比べて人気のないレガシーセダンに乗り続けているけど、これがもしツーリングワゴンだったら最低でも10%は CO2 を多く排出していたでしょう。4人でスキーに行くような場合を除くと、セダンでも十分荷物を載せられるんです。でかい車をほとんど空っぽで走らせているみなさんは、そろそろ考え直す時期に来ていると思いますよ。

これからの車 その2

何と言ってもハイブリッドカー。100%電気で走る自動車は充電に難があるけど、ハイブリッドならガソリンで走っている間に充電ができるから便利です。

しかし、問題はバッテリーが重いことですよね。本当にバッテリーの重さは何とかならないの? いつも芦ノ湖でバッテリーを運ぶときにそう思います。

これからの車 その3

カッコイイ小型車。軽自動車みたいに高速道路で余裕がないのはイヤ。だけど、乗る人数は多くても3人、普段はひとりか2人という人が多いはずです。ヨーロッパ車に負けないスタイリング、実用域で力強いエンジン、リッター15km以上走る低燃費、シートアレンジ可能、そして何よりも低価格。そういう車が必ず流行るでしょう。人々はミニバンのかったるい走りと燃費の悪さに必ず気付きます。

2003年5月3日加筆

そろそろ小型車の新車効果が薄れてきたようだね。じゃあ、次はどうすればいいか教えよう。特に日産マーチだが、マイナーチェンジでシートを改善してほしい。四国行脚の旅で2度マーチを借りて思ったことは、『腰が痛ぇー、シートさえ改善されれば買ってもいい車なのに』だった。少なくともバケットシートをオプションで選べるようにしないと買ってあげないよ。