芦ノ湖スーパードリームカップ

1997年2月22日

ついにその日が来た。97年芦ノ湖の開幕戦 Ashinoko Super Dream Cup の開幕だ。今日は ASHINOKO ONLINE を通じて知り合った栃木県のドクターGとペアを組み、ふたりで表彰台を目指すのである。

前日の夜遅く、ドクターGが Tomy の自宅に到着。同じ Mac User とあって、インターネット談義に花が咲いた。明日は大切な日だというのにベッドに入る気配はまったくない。とうとうふたりは3時間もネットサーフィンをした揚げ句、最後に WEB 裏技で CGI の研究をはじめてしまった。

だが、これが良くなかった。ふたりはここで予想外の CGI おみくじを引くことになったのだ。結果は。なんかイヤな予感。ふたりは急いでベッドに潜ったが、時計の針は既に2時を回っていた。4時には支度をはじめて4時半に伊勢原の Tomy 宅を出発する予定なのに・・・。

し・しまったー! 寝過ごした。

Tomy が時計を見ると、何と5時半である。一刻の猶予もない。ふたりは重装備をドクターGの車に投げ込むと、ごう音を轟かせながら小田原厚木道路を爆走していった。

(`⊥´!

ギリギリセーフ。7時に花火が上がると同時に何とかボートに装備を積み終えることができた。そして、いよいよ戦闘開始だ。ふたりは予定通り早川沖のいいポジションを確保した。

出だし好調!Tomy の第1投、FISH! 第2投、FISH! 第3投、惜しい! 第4投、またもや FISH! 絶好調である。いずれも35センチぐらいのレギュラーサイズだが、魚影の濃さは狙い通りだった。

およそ30分で、ご覧のような絶好釣! 30センチ以下はリリースしているのだから、なかなかのものでしょ? 周りのボートも同様で、気持ち良さそうにファイトを楽しんでいる。

みんなマナーが良く、小さい魚には手を触れずにリリースしているようだ。さすがに今日集まるツワモノどもは一味違っていたぜ!

8000円とバカ高い入漁料だが、Super Dream Cup だけは制限尾数が5尾と決まっている。だからやたらに小さいのをキープできないのだ。60オーバーが釣れたときのことを考えてクーラーを空けておかねば!

9時ごろ既に家族分の食いぶちを確保したふたりは、いよいよ大物賞を狙うために移動を開始した。どうも、このポイントは大物が出そうもないと判断したからだ。2人は追い風に乗って樹木園を目指した。かなり北風が強かったので、少しでも北風を避けられるポイントを求めたのである。

気温マイナス4度、水温5度。風の影響で体感温度はマイナス10度ぐらいだろう。手袋をしていないと手がちぎれそうなほど痛い。水しぶきがジャケットを濡らすとバリバリに凍ってしまう。きのうまでの暖かさがウソのようだ。

樹木園樹木園はやはり Tomy の狙い通り、風をうまく避けられて皆さん爆釣だった。そして、ドクターGの竿もバットからヘの字に折れ曲がった。

「せ、船長…、デカイっす!

ドクターGの声が震えている。Tomy はすかさずサーモンネットを構え、ドクターGのまわりを片付けはじめた。

ドクターGにミスは許されない。ロッドの曲がり方から判断して、Tomy は70オーバーを確信したのである。陸っぱりのフライマンもドクターGに熱い視線を送りはじめた。ますますミスは許されない。

「あっ!」

「もしかして地球?」

「何か、そうみたいっす…」

この先は声にならなかった。読者の皆さんはこんな経験なぁーい? 寒いのに目からが出たぜ! まったく人騒がせなドクターG。およそ30人の冷ややかな視線を浴びてしまった。困ったものである。ひょっとしたらこのシーンを見た人が読者の中にいるかもね。

(`⊥´)ゞ

皆さんも解禁日は注意しよう。姿も見ないうちに「デカイ!」なんて言ってはいけないのである。(そりゃー、地球はデカイけどさ)