芦ノ湖のマス釣り

1997年3月8日

みんな、サバロって知ってるかい? 海のルアー・フィッシング界で有名な丸橋英三さんのお店の名前なんだ。今日3月8日は、そのサバロの女性メンバー亜紀子艦長が芦ノ湖に来る。なんでも J.G.F.A 記録をいくつか持っているスゴ腕らしいよ。

亜紀子艦長は Tomy の Steelhead 仲間、仁君の嫁さんだけど、女だと思ってナメたらいかん。仁君の話ではスズキさんや、そのお子さん達(フッコ)の釣りに関してはかなりの腕前らしい。何しろ嫁入り道具が押入を埋め尽くす釣具の山だったと言うから驚くよね。

旦那の仁君もかなりスゴイ!! 某有名釣具メーカーに勤めていて、カナダ、コスタリカなど世界を股にかける魚の天敵なのだ。この男、思い出の魚を1匹釣るためには100万円かけても惜しくないと平気で言うからね。結婚の日取りも魚釣りのベストシーズンに合わせたそうだ。

まさに2人は“釣りこそ我が命”というベストカップルなのでした。今日 Tomy はそんなふたりを芦ノ湖にお迎えする。果して今日の釣果は?

さあ、3月8日の朝が来た。

ふたりを迎えるために今日は特別に早起きだ。午前3時に飛び起きたTomyは、釣具の最終チェックを完璧に済ませて車に飛び乗った。ふたりが来るのは6時頃だから、それまでに用意を済ませておく計画なのである。

ジャック・クレヴァル右の写真はスペイン語でジャック・クレヴァルという魚。こいつはターポンの外道でいくらでも釣れるそうだ。彼女達は“アジ”と呼んでいたんだって。重いバッテリーを運んだり魚探やルアーのセッティングが済んだ頃、ふたりはヘビーなパジェロでさっそうと芦ノ湖に現れた。うーん、物々しいね!

Tomy と亜紀子艦長は初対面だが、事前にメールのやり取りがあったのですぐに仲良くなった。何で彼女を艦長と呼ぶかと言うとだなぁ・・・。

実は最初、女だと思ってナメていたのだ。そうしたら、メールに彼女の凄まじい釣り歴が書かれていたので恐れ多くて艦長と呼ぶことになったワケ。

この写真は艦長がコスタリカで釣りをしている写真だが、実はもっとスゴイ写真もあったんだ。でも、そちらの方は魚が大き過ぎて可愛くないから、この写真を使うことにしたんだよね。

さて、今日は女性が一緒だから最初にトイレに行ってからウェーダーを履かないといけない。いつものように何処へでも上陸して“おしっこジャー”というワケにはいかないもんね。

だから3人はまず、湖尻の観光センター前にある公衆トイレに行ったんだ。テクテク歩いて行くと、観光センターの近くに岡本食堂というボート屋兼食堂がある。Tomyはその食堂の前で亜紀子艦長と話しをしたのだが…。

「この食堂でブラックバス定食を食べたことがあるよ」

「へぇー、おいしかったですか?」

「うん、結構おいしいよ。驚いた」

「私も桧原湖で釣ったスモールマウス・バスを食べたけど、おいしかった。スモールマウス・バスは普通のバスよりおいしいですよ」

とまぁ、こんな話しをしたわけだ。そしたら仁君は…、「ナニ?! バスがおいしいだと?!」なんて言うわけ。まるで『バスを食べるなんて人食い人種と同じだ』と言わんばかりの言い方でさ。

彼は釣具メーカーの社員だから、魚が減ると商売が成り立たないだろ。だからとてもゲーム・フィッシングについてはうるさいんだよ。

前置きはこれぐらいにして、今日の釣りのことを書き始めるかな。