T2

白波どんぶらこ

1997年5月11日

うねりそれにしても、大変な風である。そう言えば、芦ノ湖スーパードリームカップの時もドクターGが一緒だったのだ。この人は“嵐を呼ぶ男”に間違いない。中禅寺湖の時もドクターGがいる時は白波が立っていて、帰ったら風が止んだからね。

東照宮に行ってお祓いを受けてほしいぜ!

いけいけ丸はジェットコースターのようにアップダウンを繰り返して本牧沖に着いた。ジグで攻めるが魚が乗らない。魚探には反応が出るのだが、活発にジグを追わないのだ。流れが速いので“たいやき君”を使うこともできなかった。

前回62センチのイチロー君を釣ったポイント、横浜シーバースも同じことだった。もう既にジギングの季節は終わってしまったのである。一行は2時間を棒に振って、運河の中に活路を求めることになった。だいぶ気温が上昇したので運河の中はドブ臭い。風が無かったらかなり鼻を突く匂いだろう。

5人は何とか風裏を探してバイブレーション・ルアーを岸壁に向かって投げ始めた。看護婦さんが「どうすればいいのですか?」と聞くので Tomy は「岸壁にルアーをぶつけて落とせばいいんだよ」と無責任なことを教える。どうせコントロールできるワケないから冗談でそう教えたのだ。

運河にて昼間だから岸壁にはあまり近付けない。およそ25メートル離れてのキャストだから初心者では届かなかった。

Tomy の第1投。何と岸壁際わずか5センチにルアーがポチョンと落ち、池田船長から「おぉー、スーパーキャスト!」のお声が。

実にいい気分である。しかし、驚いたのは当の本人だったのだ。あまりのナイス・キャストに Tomy は言葉を失ってしまった。第1投が今日イチのスーパーキャストとは夢にも思わなかった。

でも、1ヶ月前に比べるとだいぶ進歩したのは事実だ。ようやく新しいロッドにも慣れて2回に1回は岸壁際のいい所にルアーを運べるようになった。なまむぎさんやキャプテンも次第に調子を出してナイスキャストを連発しはじめる。

軽いアタリはあるのだが、なかなかヒットしない。もう既に夕暮時を迎えたが、シーバス達はルアーにむしゃぶりついてくれなかった。何回かポイントを変えたところで、ようやくなまむぎさんが今日の初フィッシュ! 足元まで巻いてきたら、ボートの下からセイゴ級が出てきたのである。

東京湾の夕日時間切れの7時まであと10分。最後のポイントでは全神経を集中して際どいキャストを連発した。2回アタリがあったが、2度ともフッキングに持ち込めない。とても残念だ。まだまだアワセに問題がある。

シーバスはあまり鋭く手首でアワセてはいけないらしい。鋭いアワセをすると、魚の口からルアーを引っこ抜いてしまうようだった。

アワセは今後の課題にして今日のところはストップフィッシュ。これからという時間だったので後ろ髪を引かれる思いがしたが、『こんな時もあるさ』と諦める。

その後、生麦の駅前で焼き肉パーティーをしたのだが、Tomy とキャプテンはドクターGをかなりいじめた。「ドクターGのホームページはなってない」とか、「ドクターGが来ると凶風が吹いて釣れない」とか・・・、釣れなかった腹いせをいじめで晴らそうとしたのだ。

ごめんよ、ドクターG。可愛い看護婦さんなんか連れて来るから・・・