気分はジェットコースター

ツキは落ちた

1997年7月12日

ツキなんてものはそう長く続くものじゃない。当然のように先週はどん底までた たき落とされてしまった。調子に乗って9日水曜の早朝に二宮の梅沢堤防までヒラメを狙いに行ったのだが、凶風で釣りにならなかった。

梅沢堤防にて右の写真は同行したいちべさんと JUJU 君。上に写っているのが西湘バイパスで、その向こうに見えているのが梅沢堤防だ。

この堤防は釣り人のためにあるらしい。物凄く海が荒れるので何度作っても壊れてしまい、港ができる目処が立っていないと言う。貴重な税金で作られているのに、恩恵を受けているのは釣り人と近所の釣具屋さんだけなのだ。

冬場はこの近くでけっこう大きなヒラメがジグのサーフ・キャスティングで釣れるというのだが、この日はまったくの空振りだった。

そして、12日土曜日。朝から雨だったが、しばらくぶりで芦ノ湖に行くことになった。箱根町のホームページを担当している人からリンクの申し込みがあり、芦ノ湖のレポートもサボるわけにいかないと思ったのだ。

湖に着いた頃はさほどの大降りではなく、『けっこういいお湿りかな?』と思うぐらいの降りだった。7時ごろ釣りはじめてすぐ湖尻で36センチの銀化レインボーが釣れ、しばらくして湖のド真ん中あたりでも39センチのブラウンが釣れた。

でも、そのあとがいけなかった。ホームページを通じて知り合った釣る姫さんが9時半頃芦ノ湖に着いたのだが、それからは土砂降りになってしまったのだ。かなり遠くから来てもらったから、釣りをしないで帰らせてはカワイソウと思ったのが間違いのはじまりだったね。

4時間も土砂降りの雨の中で釣りをしたのは初めてだった。ひとりだったらすぐにあきらめていただろう。結果は全部で3匹。不漁だった上に寒さと土砂降りの雨で手が滑り、桟橋にボートの舳先をゴツンとぶつける大失態。その拍子に釣る姫さんが転んでヒザを怪我してしまった。申し訳ない。ギアをバックに入れたつもりだったのだが、ニュートラルになっていたようだ。

せっかく釣りに行ったのにひどいことになってしまった。完全に先週のツキは落ちたな。本当にいい時期なんていうのは短いものだ。「禍福は糾える縄のごとし」ってヤツよ。

庄治郎丸さて、こんなわけで先週は惨敗。でも、今週も挑戦は続く。Tomy は頭マヒマヒの mahi2 君に誘われて17日木曜に再び庄治郎丸に向かった。

狙いはまたもやシイラである。前回味わった強烈な引きが忘れられず、平日に来てしまうほどの病気を患ってしまったのだ。

この病気はかなりタチが悪い。どうやら庄治郎丸への長期入院を覚悟しなければならなくなったようだ。実は Tomy、この庄治郎丸にはかなり前から来ていた。そう言えば、T大学釣魚部時代、番外編にも登場するアンコウがここで2年ほどバイトをしていたのを思い出したよ。秋の大学祭の前に庄治郎丸のアジ・サバ船に乗ったのが最初だから、遠い昔の話だ。

釣魚部で釣り船を1艘仕立ててサバをゴッソリ釣り、大学祭の屋台で焼き魚にして売りさばいたのは痛快だったな。焼き魚は1匹200円で飛ぶように売れ、釣魚部はかなり儲かった。現在この庄治郎丸でシイラ船を運転している堺さんが釣魚部の先輩であるのも何かの縁だろう。

去年まではアジ・サバやシロギス、鯛五目の船にしか乗ったことがなかったのだが、もっと早くシイラの面白さを知っていたら今頃はインストラクターになっていたかもしれない。

トラウト中心に20年近く淡水魚ばかり追い続けていたが、シイラ釣りの面白さはトラウトを忘れるぐらい強烈なのである。もし仮にシイラ釣りを5年前に初めていたとしたら、“ASHINOKO ONLINE”は“湘南オンライン”だったと思う。

それでは17日木曜日のメンバーを紹介しよう。

平尾夫妻

まず、上の写真の2人がハイパー・トゥイッチン平尾夫妻。去年新婚旅行でニュージーランドに行き、買ったばかりのハイパー・トゥイッチン(SAURUS のルアーロッド)とステラをニュージーの海に奉納してきたというかわいそうな人達だ。

このハイパー・トゥイッチンというロッドはシングルハンドのロッドだからグリップが短い。皆さんも、このロ ッドをもし使うなら船べりのロッドホルダーには決して立ててはいけないよ。船がジャンプしたらロッドが海の藻くずになるからね。ステラと合わせると10万円がパーだから、よく覚えておくように。

mahi2 とジギンガー田中そして次の写真の右側が mahi2 君。左が恐怖の風男、ジギンガー田中である。

今年、庄治郎丸のシイラ船に乗るのは3回目だが、この2人に釣果はまだない。前回、前々回は海が大荒れだったので致し方ないところだが、今日釣れなかったらかなり落ち込むだろう。今日こそは1本上げなければならない。

お客さんは約10人と少なかったので、菅原君が舳先で見張をやり、ジギンガーと Tomy が後ろで釣ることになった。

ジギンガー田中が朝1番に結んだルアーは、前回 Tomy が2本を釣り上げた Aile Magnet。もちろん、Tomy も同じである。沖のパヤオに行ってみると、 わずかに先着したもう1艘の庄治郎丸がシイラを早々とヒットさせたようだ。途端にみんな目の色が変わってくる。

でも、そのポイントは先着の船に任せ、Tomy 達が乗った庄治郎丸は次の群を探した。そこからいくらも行かない所で鳥山を発見し、いよいよ戦闘開始となる。