アタマ マヒマヒ

大興奮 カツオ漁

1997年7月20日

カツオ2キロぐらいその後、船はドンドン南下していった。波がないのでスピードは全開だ。いつの間にか今まで見えなかった島が南の方にぼんやりと見えてきた。

「あれ大島じゃないですか?」

「えっ、そうかなぁ?」

そう言えば初島のラインよりも更に南下してきたようだ。これまで3回の釣行はいずれも海が荒れたのでここまで来られなかったが、今日は伊豆半島の川奈崎沖ぐらいまで南下していたのだ。

すると、天気が良かったせいもあるだろうが、海の色がターコイズブルーに見えはじめた。いわゆる夏色の海ってヤツだろうか。明らかに今まで見ていた海の色とは違って見えた。

「クジラだ クジラだー!」

インストラクターが大声でみんなにクジラがいることを知らせた。船首に行ってみると1キロぐらい先でクジラが潮を噴いている。釣りに来てホエール・ウォッチングができるとは夢にも思わなかったが、実に壮快な眺めだ。庄治郎丸はクジラの後を追って更に南へ突き進んだ。

「ナブラだ ナブラだー!」

海面で小魚がピチョピチョ飛び回ってざわめいている。カツオがいるようだ。客達はしばらくボーッと成り行きを見ていたのだが、インストラクター達は途端にアツクなりはじめた。彼等のお好みはどうやらカツオらしい。

ナブラの中心目掛けてジグやバイブレーション・プラグをバンバン遠投。そしてヒット!

Ziiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii

止まらない、止まらない。シイラなら30メートルも走れば止まるのに、カツオは50メートル以上イッキに走った。リールに巻いたラインが少なくなったので、船長が魚を追って船を回す。

船中から歓声が上がり2キロクラスの丸々と太った美味しそうなカツオがキャッチされた。どう見てもウマそうだ。みんな我先にとルアーを遠投しはじめる。なんてったって高級魚だもんね。みんなの目の色が変わってきた。

「ヨーシ! ヒットー!」

Ziiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii

「アー 、バレたぁー!」

何人かが掛けたが、なかなか取り込めない。マヒマヒ君もTD-バイブの新製品、35gノンラトルで2回掛けたが、フックを引き伸ばされて痛恨のバラシ。カツオはシイラより手強いみたいだ。ときには3キロオーバーのキメジがヒットすることもあると言うから頑丈なフックに交換しなければいけない。

「ウワァー! サメツキだぜ!」

インストラクターの指し示す方向に大きなサメがのたくっている。

「海に落ちんなよー!」

言われなくたって、落ちられましぇーん。あんな大きなサメなら人間だってエジキですよ。

それにしてもカツオって、かなり移動が速いね。サメを追っているせいかもしれないが、グングン移動していく。なかなか船を回すのも大変だ。はじめはカツオがサメに追われているのかと思ったけど、なぜか反対なんだってさ。サメはエサの臭いに敏感なのかな?

「ヨッシャアー!」

インストラクターにヒット! またも強烈な走り、ドラグは鳴りっぱなし。止まったところでポンピングに移るがなかなか上がってこない。

「後ろで勝負させてくれーい!」

インストラクターは船尾まで走って、ゆっくりとポンピングでカツオを引き寄せた。5分ぐらい経ったころ、常連さんから「タバコの火でラインプッツンしちゃおかなぁー」なんて言われてちょっと冷や汗。

(`⊥´!

「ライン12ポンドなんだ。ワリィー、獲らせてくれーい!」

獲物なかなか見ごたえのある勝負だった。上がってきたのはさっきと同じぐらいの丸々太ったカツオ。食べ頃でウマそうだぜ。

記念撮影をしてすぐ血抜きをし、こいつらはお刺し身用にクーラーにしまわれた。

最後になってカツオのナブラを見つけたのがちょっと残念だったが、1時を回ったのでそろそろ帰らなければならない。遠くまで来たので全速力でも1時間かかるのだ。

『べた凪なら、こんな釣りも体験できるのか…。ますますハマルゼ!』

DADA 隊員とにかく初めての経験ばかりで今日はとても楽しかった。運悪く釣れなかった人達もジギンガー田中を除けばニコニコしていたよ。

ジギンガーは、これで今日の釣りが終わったと知ると、船べりに突っ伏して無念をかみ殺しながら寝てしまった。

4連敗。だから「お祓いしてきなさい!」って言ったのに・・・。今日は天気のせいにできないから、かなり悔しかったようだ。

まあ、今シーズンは始まったばかり。これからもチャンスはあるし、めげずに頑張ってもらいましょう。ここまでツキがなかった分はどこかできっと取り返せるさ。

Tomy のタックル 今回はじめて海のルアーフィッシングに挑戦した DADA 隊員も一発でハマッテしまったらしい。「次はいつ行くんですか?」なんて言いはじめて・・・。

彼は津久井湖攻略の他に相模湾攻略もそのうち書きはじめるかもしれないな。次回は彼が得意なワームでシイラをヒットさせるシーンを見せてもらえるかもしれない。

このようにして、スレたバスに愛想を尽かした人達が次々に湘南ルアーマンに転身していくのじゃ。どうやらこの勢いは止められそうにありませんぜ。

♪ドラグがジー ジー・ジー・ジー♪

♪シイラだ カツオだ メジマグロ♪

♪イナダもジー ジー・ジー・ジー♪

♪僕ら 湘南 ルアーマン♪

庄治郎丸の仕立船は今後もやりますよ。