1997年8月9日
この釣りは Tomy 船長との共同作業です。まず船長がポッパーをにゃげて、シイラをふニャベりまでおびき寄せ、ぼくは漁夫の利作戦でペンペンを狙います。大物は船長に任せ、ペンペンを選んで釣らにゃければ大変ニャことににゃるでしょう。もしもの場合にそニャえて命ヅニャとペット保険は欠かせません。

ぼくは猫として世界ではじめてシイラを釣るのです。ひとたびシイラが掛かれば凄まじい戦いがはじまるでしょう。これぞまさしく命がけの死闘。猫とシイラの命を賭けた戦いニャのです。
笑ってはいけません。真剣にゃんですよ。ぼくは家の塀をフニャベリに見立ててニャンどもニャンどもイメージトレーニングをしてきたのです。そのイメージトレーニングをちょっと振り返ってみましょう。
さあ、出発!
Tomy 船長作詞作曲のマヒマヒの唄を歌いニャがらの出発です。僕は命づにゃをカラビナで船体に固定してもらい、ファイティングベルトを腰に巻きました。初めての海にゃので胸がドキドキです。
約20分で沖のパヤオに到着、朝の第一投はまさに緊張の一瞬。ぼくはゴクリとツバを飲み込み、スズメを狙う時のように視線をブイの一点に集中、先にルアーをニャげた人間達のルアーを追ってきたペンペンをふニャベりで狙い撃つのです。
大きいのは人間に任せてぼくはペンペンに狙いを絞っています。メーターオーバーのシイラともにゃると、ぼくにとってはジンベエザメに匹敵しますからね。とても勝負ににゃらニャイのですよ。
バシューッ! まずは人間にシイラがヒット。でも、見とれているヒマにゃどありません。ぼくは Tomy 船長がにゃげたポップクィーンを追ってきた1匹のペンペンに狙いを定め、ニャブラをポチョン! そして必殺のニャン吉トゥイッチ!
「ヨーシ! クッタァー!」

ABU 9(アブ・ニャイン)が悲鳴を上げ、ラインを吐き出します。ヒットのショックでぼくはフニャベリからニャゲ出され、ツマ先立ち。かろうじて命ヅニャのお陰で船に留まっているという危機一髪の状況です。
恐るべきパワー、そして猛烈にゃスピード。およそ1分間はシイラのにゃすがまま。リールに残ったラインも残りわずか…、ぼくは船長の手を借りてフニャベリで態勢を立てニャオし、持久戦に持ち込みます。
ジャーク、ニャンニャンニャン(3回リールを巻く)
ジャーク、ニャンニャンニャン・・・
戦いは終わりがニャイのではニャイかと思うぐらい長時間続きます。mahi2
君や Tomy 船長はタバコをふかしニャがら見守っていますが、20分ぐらい経ったところで退屈しはじめて…。
「おい、ニャン吉! あと5分で上げないとタバコの火でラインプッツンだよ」
…と、恐ろしいことを言いだします。
「ニャニをおっしゃる! 歴史的瞬間ニャのにぃー!」
そして遂に歴史的瞬間。僕は猫としては初のシイラ釣りに成功し、SAURUS の宣伝に出てくるチャーマス氏のポーズを真似て写真をパチリ! これからはニャーマスと呼んでください。
おっと〜! Angling やルアー情報の記者が駆け寄ってきたぞ・・・
「いやぁー、ニャン吉プロ、お見事です。今どんなお気持ちですか?」
「サイコーです。一時はどうニャルかと心配でしたが…」
「猫の代表として、はじめてシイラを釣った感想は?」
「今は猫も杓子も釣りをする時代ニャンです。当然ですよ」
「壮絶な戦いでしたが、体は大丈夫ですか?」
「体を伸ばしたので猫背がニャオリました。シイラのお陰です」
とまあ、こんにゃ1日ににゃる予定でした。しかし、今日、8月9日は台風の接近で船が出せニャイと言われ、ガックリ。
(T⊥T)
世界初の猫によるシイラ釣りは夢に終わったのでした。
今日は台風のせいで庄治郎丸も大損でした。シイラ釣りのお客さんだけで50人以上が浜に来ていたんですよ。