1997年9月20日
さてさて、数釣りの秘訣がわかったところで今度は大物をワカサギ餌で狙う方法についても書いておこう。リールの使い方については前々回の釣り日誌【おおダイアナ】の中で書いたので、今回はエサの付け方を書くぞ。
ワカサギ仕掛け以外にバスやマスを専門に狙う仕掛けを用意する。その場合、ワカサギの付け方は図のように背中の真ん中あたりにハリを刺すとよい。バスの口にワカサギが入った途端、ワカサギが外れてフックがガッチリ刺さるように、フックはなるべく細いものにして軽く刺すのがコツだ。
今回もご覧のような41センチのバスをムーチングで仕留めることができた。ワカサギ仕掛の方にはもっと大きなやつも来たが、残念ながらバラシ。
この日は3人合わせて10回近くワカサギ竿が満月に絞り込まれた。うまくやれば40センチ級のバスやブラウンマスを取り込むことができるので、皆さんも挑戦してみてはいかがでしょう。
もちろん天ぷらのネタを釣るのが主な目的だが、この場合外道の方が大きいのでとてもエキサイティングだよ。 常吉リグでネチネチと底を探っているバスマンを尻目にワカサギ竿でバスを釣り上げるのはとても気持ちがいい。おまけに30センチ以下の小バスでも右へ左への大騒ぎ、ワカサギがイワシとすればバスはカツオかメジマグロだからね。スゴイ大物を釣った気分が味わえるぞ。
とにかく、あせってはいけない。最初の走りが止まったら同乗者にワカサギ仕掛けを全部巻き取ってもらうまで余計なテンションをかけずにジッと耐えるのだ。仕掛けが巻き上げられたら勝負! 強引に寄せようとせず、バスを驚かせないようにソロソロと巻き上げる。
まるでシイラ釣りみたいだよ。全身を竿の延長にしてショックを吸収するんだ。
「おー、ウシロ行ったぁー! 走る 走る 走るぅー!」
「ウシロで勝負させてくれぇーい!」
「おぉー! デカイデカイ!」(40センチぐらいだが…)
「ソローリ ソローリ」(手を高く頭の上まで持ち上げて、ヒザの屈伸でリフティングする)
「ニャン ニャン ニャン!」(ヒザが伸び切ったら大急ぎで水面までのラインを巻き取って、またヒザを曲げてリフティングの動作)
「あぁー、また行っちゃたー」(バスが走り出したら即座に頭の上まで持ち上げたロッドを下ろして竿先を水中に向ける。テンションは確保したまま引きに合わせてラインを送り出す)
そう! そうなんだよ。この釣りは庄治郎丸のインストラクターがシイラ釣りで見せてくれた技をそのまま応用できるんだ。面白いぞ!
このように、ワカサギ釣りとムーチングは同時進行で楽しめる“ナガラ族の釣り”だ。これからはワカサギ竿でバスを釣る仕掛けを“もってけドロボー! リグ”と名付けることにしよう。相模湖や津久井湖でもきっと効果があるに違いない。来週は津久井湖ミーティングだから、この“もってけドロボー!リグ”を使ってみんなをアッと言わせてやるのだ!
そんなことを考えながら Tomy はワカサギ釣りに没頭していたわけだが、そろそろ海賊船の運行時間がせまってきた。航路上で釣りをしていたので場所替えをしなければならない。Tomy 達は一旦ボート屋に帰ることに…。
と、その時! 事件発生。
ゴミを片付けていた Tomy が汚物に触れてしまったのである。それはクシャクシャに丸められたコンビニのビニール袋だったのだが…。実はなまむぎさんがオシッコを我慢できなくなったのでトイレのかわりにしたビニール袋だったのだ。
\(`ё´)/
これぞホントの“なまむぎ事件”。みなさん、ワカサギ釣りをするときは携帯トイレも用意しましょうね。ワカサギが釣れているときは桟橋に戻る時間も惜しいのぢゃ。
てなわけで、ワカサギ釣りのコツはわかっていただけたかな? その後 Tomy 達は飯塚沖に移動して午後2時までにワカサギを約400匹、バスを2匹釣ることができた。久々の大漁だったね。
最後に誘いのかけ方と道具についてちょっとだけ補足しておこう。ワカサギはストンとオモリを落し込んだあとの軽いキキアワセで掛かることが多いんだ。だから、1メートルぐらい竿を持ち上げてストンと落し込む動作をやってみるといい。
ワカサギ釣りの仕掛けはさまざまだが、今回は Tomy が使ってみて非常に調子いい物を紹介しておくね。まず、竿の長さは1.2メートル。もう少し長くてもいいが、これ以上短いものは大物が来たときに困るのでオススメできない。1.2メートルが最も手返しが良い長さだと思う。
仕掛けは14本針が芦ノ湖のオススメで、10月になったらハリは3号にするといい。オモリは4号を使用しているが、3号より調子が良かった。特に風があるときは重めのものを用意したい。ラインは伸びが少ないものを50メートルほど巻いておけばいいだろう。
芦ノ湖は11月末までワカサギ釣りができます。