河口湖のマス釣り

今回、湘南ロケッツは富士五湖のひとつ河口湖を訪れた。12月から芦ノ湖は禁漁なので、この時期でもマスが釣れるのは河口湖ぐらいなのである。管理釣り場も平日なら楽しめるが、土日の管理釣り場には行きたくない。

テレビニュースなどで、行く前から富士五湖の減水は知っていた。だが、『水が少なけりゃ、バックスペースが取れてフライで釣りやすいだろう』ぐらいの軽い気持ちで出掛けたのだ。だから、まさかこんなに悲惨な状況になっていようとは…。

水位計Flash を見ればおわかりだろう。鵜ノ島なんか、ほとんど陸続きでウェーダーを履いていれば軽々と渡って行けるのである。

左の写真は西湖放水路近くにある水位を見るためのメジャーだが、何と! 現在ボート屋はこのメジャーの根元(マイナス1メートル)よりも下にボートを並べて商売をしているという状況。これはいまだかつてないほどの大減水なのである。

富士五湖は湧水が豊富で本来渇水には強い。今までは、むしろ増水で溢れることの方が多く、Tomy も何度か溢れた湖を見てきた。

しかし、写真から判断すると増水時と今の差はおよそ4.5メートル。平水時と比べても約1.5メートルのマイナスだ。湖底の溶岩帯が露出した河口湖は不気味としか言いようがなかった。これは暖冬が続いて富士山の積雪が少ないのが原因に違いない。おまけに今年は降水量が極端に少ないからダブルパンチなのである。いつもはバスを釣っているポイントが今なら丸見え状態だ。

いつまでもこの状況が続くとは思えないので、この際バスマンは平水時のために富士五湖の写真を撮っておくといいだろう。浅場に溜まったゴミも今なら取り去ることができる。(もしかするとルアーも拾える)

魚にとっては良くない状況だが、プラス思考で考えればバスマンにとってはいいチャンスなのかも・・・。

しかし、Tomy 達の狙いはニジマスだからこの状況は歓迎できなかった。ただでさえ浅い湖が、これだけ減水すれば水温の上昇や水質悪化でマスは行き場を失ってしまうだろう。少なくとも浅場には元気のいいニジマスがいないはずだ。そう考えると行くべきところは湖の西側、深場の多い奥河口湖に限定される。

Tomy、ソル男さん、ゴミ拓、KEN 坊の4人は6時過ぎにロイヤルホテル前の自動券売機で入漁券を購入した。一行は奥河口湖に移動して釣りの準備にかかる。Tomy とソル男さんはボート釣り、ゴミ拓がフライ、KEN 坊がルアーのオカッパリで戦闘開始。

魚探で見てみると水深4メートルを中心に魚影がポツポツ。多分ワカサギだと思うがひとつひとつの群は小さいようだ。けっこう数はいるが、最盛期の芦ノ湖や木崎湖ほど大きな群はひとつも見当たらない。

ワカサギ釣りの道具は一応持ってきたが、これでは期待薄なので中層のニジマスを狙うことにした。なかなか釣れなかったが8時頃 Tomy が25センチの元気のないマスを1匹上げ、その後ソル男さんも18センチぐらいのチビを掛けた。

25センチは一応キープ、18センチはボート際でオートマチック・リリース。釣れたのは奥河口湖のフライ専用エリア沖だった。携帯電話でオカッパリの様子を聞いてみたが、まわりの人も含めてキレイさっぱりノーバイトらしい。水温は9度ぐらいだから岸で釣れてもおかしくないのだが、人の気配でマス達が沖にいるのだと思う。

10時半頃までボート釣りをしたが、あまりに釣れないので一旦休憩。とうとう他の人が魚を釣るシーンはまったく見なかった。バスボートが多いせいか水面にかなり油が浮いている。鵜ノ島の方へもちょっと行きかけたが、目に見えて水質が悪くなったので途中で引き返した。

岸ではゴミ拓のロッドを借りてしばらくフライの練習。たまに射程圏内でニジマスのライズがあるが、ちっとも釣れない。ミッジなら釣れるかもしれないが、誰も持っていなかったのでお手上げだった。どうしても釣りたければ管理釣り場でよくやっているウキ釣りがいいと思う。(ルースニングという言葉を Tomy は認めない。あれはウキ釣りと呼ぶべきである)

ここでは KEN 坊がスプーンで1匹キャッチしたが、サイズはやはり25センチと冴えなかった。放流マスの平均サイズが芦ノ湖に比べると小さいようだ。東山湖にでも行ったほうが釣り味はいいだろう。でも、東山湖は混んでいるからなぁ…。

ソル男さんと Tomy は再びボートで沖へ。だが、急激に気温が上がり、食い気が更になくなったのか、その後の1時間もノーバイトでお昼になってしまった。

サバいばる汁の材料(Flash)

お昼に食べたサバいばる汁の材料を描いてみた。サバの水煮缶詰とタマネギ、だし入りの生味噌があれば簡単にできる料理だ。これは Tomy が貧乏学生だった頃、北海道でキャンプ中に作ったものだが、山奥に持って行ける食材で簡単に作れるので渓流釣りの時に試してみるといいだろう。お腹が空いているときはとてもイケル。

お昼を食べたあとは KEN 坊に買ってきてもらった長野の地酒“真澄”をチビチビ飲んでお昼寝。真冬だというのに気分良く寝ることができたのには驚きだ。この時期に湖畔で昼寝ができてしまうのだから暖冬もいいところである。地球温暖化は止めようがないのだろうか?

なお、昼寝のあとはすっかりヤル気を失って帰り支度となった。今の河口湖は釣り半分、メインは野外料理ぐらいの感覚がちょうどいいと思う。釣りの方は放流直後以外サッパリだ。実は Tomy 達が行った日の午後に放流があったらしく、次の日に行った人はたくさん釣れたらしい。河口湖のホームページで放流情報をよく確かめよう。限りなく管理釣り場に近いが…。