地球からの贈り物

それ行け! 中山丸

一行が到着してみると、既に mahi2、ジギンガー田中、野口さん、行木さんの4人が中山丸の前で待ちうけていた。残りの4人も10時半までには全員そろって中山丸に乗り込み完了。準備をしながら簡単な挨拶を済ませた。

TB-Jigger自己紹介は忘年会のときにゆっくりすることにして、とりあえずロッドにリールをセットしていると…。mahi2 が近寄ってきて「どう? このロッド。スゴイでしょ」と話し掛けてきた。なんでも自分で作ったオリジナルロッドだそうだ。名前は TB-Jigger というらしい。(TB=Tokyo Bay)

そのロッドはワカサギ竿みたいに短くて柔らかいロッドだった。『こんなのでシーバスを釣るの?』と疑いたくなるほどフニャフニャだ。

でも、Tomy はもっとシーバスをなめていたかもしれない。Tomy がこの日使用したロッドは20年近く前に購入した安物のバスロッドだったのである。エポキシグラス製のそのロッドはガイドがステンレスむき出しという年代物。『シーバスごときにはこれで十分』と考えていたのだ。

使ったリールもこれまた古い。バンタム・マグプラスなんて見たことも聞いたこともないという人が多いだろう。とにかく新しいロッドをこれ以上買ったら部屋が片付かないので、廃物利用のつもりで持ってきた道具だった。

mahi2、野口さん、ジギンガー田中、行木さんは Tomy 達より先に乗船して後ろの方に陣取っていた。けっこう場所取りというのは船釣りの場合重要で、早い者勝ちの世界なのだ。一般的には舳先か艫に乗るのがオマツリしにくく釣りやすい。

今回 Tomy は取材班だから真ん中あたりに乗ることにしたが、前回のミーティング【ちーばす隊の逆襲】のときに一番釣れたのは艫だった。ここで席順を見てくれるかな?

この日の釣り座(Flash)

mahi2 やなまむぎさんはしっかり艫の席を確保しているでしょ。ホントに釣りに集中できる人がうらやましいよ。今度から Tomy はタダにしてもらわにゃ。

席順は何となくこのように決まったのだが、この日は左舷に乗っている人がたくさん釣った。風が強かったので船の向きが一定していたのが原因だと思う。場所を交代して右舷で釣りをしたら、ジグが船の真下に落ちてしまうのでとても釣りにくかったよ。中山丸の場合、北風が強い日は左舷に乗った方がいいらしい。

きゃぷてん中越と KEN 坊おかげでわざわざ遠くから来た2人は最初の3時間をノーフィッシュで過ごしてしまった。こんなこともあるから乗合船より仕立ての方がいいのだ。釣れていない人にいい席を譲ることができるからね。

(左のきゃぷてんは栃木、右の KEN 坊は長野からの参加なのです)

さて、いよいよ出船。中山丸は10時半に運河へ滑り出していった。この日は干潮が10時10分、満潮が15時54分だったので、ちょうどこれから潮が満ちてくるという時間に釣り開始というお膳立てができていた。さすがはなまむぎさん! 全員に釣らせるためにしっかり日時を選んでる。今日は大潮だし期待が持てそうだ。

最初のポイントは小手調べというところかな? まだ潮が動いていないせか、アタリはまったくなかった。そして中山丸は横浜シーバースへと向かう。湾奥は既に釣れなくなっているのだろう。こなや丸という千葉の船もここまで来て釣りをしていた。なまむぎさんの話では、この時期になるとシーバスがだんだん湾口の方へ移動していくのだそうだ。

最初のポイントシーバース付近は大型乗合船で大混雑。『ここにしか魚がいないのか?』と思うほどの混雑ぶりだった。

魚探に写る魚影はまばらで最盛期には程遠い状況なのに、どの船もここを離れようとしない。状況はあまり芳しくないようだ。

しかし、左舷に乗っていた人達にはポツポツ釣れはじめた。なまむぎさんがバラシたあと、mahi2 がファーストフィッシュをゲット。その後、野口さん、タマ吉くん、Tomy も30から40センチぐらいのシーバスを次々にヒットさせていった。

なまむぎさん一方、右舷の人達にはアタリすらない。DADA 隊員なんかルアーをしこたま買い込んで意気込んでいたのに完璧な空振りである。いったいいくら分ルアーを買ったか知らないが、この日はルアーより釣り座が問題だったのだ。

彼らがそれに気づかないうちに、Tomy 達左舷組はこの時点で4、5匹ずつ釣り上げていたのさ。

ニャハハ・・・

しかし、そういう厳しい条件の中でもこの人だけは何とか釣るんだ。大したもんですよ。いつでも漁師になれるだろう。サバが1匹2,000円の時代だからサラリーマンやってるよりサバを釣ってた方がいいかもしれない。

さあ、いよいよクライマックスだ!