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1997年12月27日
97年最後の Off Line Meeting は羽田沖のシーバス・ジギングに決定した。ガイドはサンスイ大和店で紹介してもらった千龍丸だ。27日の潮は中潮で午前9時半が干潮。だから今日は午前10時出船と、かなり遅いスタートである。
京急大師線の港町駅近くに桟橋があるのだが、港町駅は川崎競馬場の最寄り駅だ。同行者のミスター・マジック(MMさん)を港町駅に迎えに行くと、ちょうどそ馬券売り場のオバサン達が出勤してくる時間だった。
駅からオバサンが洪水のようにはき出されてくる。宜保愛子さんぐらいの年格好のオバサン達。我が物顔で駅前通りを闊歩している。車をねじ込もうとすると“キッ”と睨まれるからどうしようもない。その光景は、まるでニュージーランドで運悪く羊の群に遭遇したようなカンジだった。オバサン達は車に遠慮なんかしないのである。
「通れないじゃんよー!」
しかし、隣の駅は川崎大師駅。もしも大晦日だったらこんなもんじゃ済まされなかったと思う。ラジオニュースは正月に川崎大師を訪れる人を100万人以上と予想していた。大晦日の夜じゃなくて良かったよ。
さて、今回の参加者を紹介しよう。ゲストは平塚のソル男さんと横浜のミスター・マジックだ。初登場のミスター・マジックはマリックさんに似ているのかと思ったが、全然似ていない。何でマジックなんだろう?
彼は毎日のように飲み屋で飲んで朝帰り、しかも週末には飲み屋から津久井湖に直行することもあるらしい。タフというか何というか、いつ寝ているのかがミステリー、それこそがマジックなんじゃなかろうか? 昨日も今日もほとんど徹夜だと言うし、明日も飲み屋からサッカー観戦に直行すると言う。大丈夫なの?
ソル男さんはもう何回も登場しているので省略するが、前回のシーバス釣り(ちーばす隊)では最悪の状況を味わった。だから今回に賭ける意気込みは相当なものだろう。ソル男さんと Tomy は同じスバリストで、しかも Mac 派。自然に話も弾む釣り友達になった。家も近いし現在のホームグラウンドが芦ノ湖というところも共通している。ソルトウォーターはふたりとも駆け出しだが・・・。
3人が多摩川の土手下に車を停めて準備をしていると、9時半頃に眼鏡をかけた20代前半ぐらいの兄ちゃんが「千龍丸ですぅー」と言って土手から降りてきた。そのあとに続いて4人ほど20代のルアーマンが降りてきたが、話しを聞くと5時出船のグループということだった。
「釣果の方はどうでしたか?」と聞くと、「ルアーがまったく初めての人もいましたけど、全員で20匹ぐらい釣れました。型は40センチから50センチの間が多かったですね」という返事。まあまあの状況かもしれない。少なくともボウズはないだろう。
前日の天気予報では朝から雨が降り、海上は1.5メートルの波なんて言っていたが、多摩川を見るかぎりほとんど波もない。雨もまだ降ってないし、まずまずのコンディションに思えた。気温も予想よりはるかに高く、手袋も必要ないぐらいだ。少なくともこの3人の中に雨男・風男がいないことだけは確かだろう。
さあ、10時だ。船長の田所君が舵を取り、千龍丸は多摩川の岸辺を離れた。新しく架け替えられた大師橋をくぐり、ボートは京浜運河を通って東京湾へ。向かうのは、ここのところ調子がいい京浜川崎シーバースである。時間の関係か、それともタンカーが停泊しているためか、釣り船は千龍丸の他に1隻もいない。
『これはチャンスかもしれないぞ!』
千龍丸は22フィートの小型ボート。大型乗合船が入れない橋脚の間に潜り込んで、群を魚探にとらえたようだ。Tomy はバイブレーション、ソル男さんとミスター・マジックがジグをそれぞれ橋脚の根元目掛けて落とし込む。
Tomy の2投目、いきなりロッドが弓のようにしなった。巻き上げようとするが、なかなか手強い。2, 3度ドラグが鳴り、ラインが引き出されて船の真下に竿先を持っていかれる。
「いきなり大物ですか?」(田所)
「こ・こいつは結構デカイよ」 (Tomy)
「うわぁー、デカイよこりゃー」(ソル男)

Tomy 会心の一撃! 釣りをはじめてものの3分で72センチをゲットしてしまった。ウルトラマンにたとえると、怪獣が現れるやいなやスペシウム光線の一撃であっけなく勝負をつけたという感じだろうか? あまりにもあっけなく大物を釣り上げたので拍子抜けしてしまったぞ。おお、ここで一句閃いた。
スペシウム いきなり出したら つまらない
うん、名句じゃ。さすが千龍丸! 今日から名前を川柳丸に変えた方がいい。冗談みたいに釣れる船だよ。なお、その後も Tomy は絶好釣。TD バイブのおかげで入れ食いを味わった。ありがとうD社。お礼に TD バイブの歌を作詞してあげたよ。それではみんなで歌おう! TD バイブの歌。
♪むねーに つけーてる マークは イーワシー
♪じまーんの バイーブで バースをー つーるー
♪ひかりの くにから ぼぉーくらのために
♪きぃーたぞ わーれらぁーの ティー ディー バイブー