時刻は9時を回ったでしょうか? なまむぎさんのファーストヒットのあと、しばらくは船酔いとの戦いが続いていました。他の船を見てもまったく釣れていません。
「水深は65メートルぐらいです。ルアーの人は底から40メートルぐらいまで巻いてきてぇ〜!」
と船長の指示があるのですが、初めての釣りなので誘い方がわからず大苦戦。
しゃくって、糸ふけを作りながらヒラヒラ落とす。しゃくって、またヒラヒラ…。みんなはインターネット釣り情報で調べた誘い方を試しましたが、それではうまくいきません。タチウオはその日によって誘い方も当たりルアーも変化するという噂はホントでした。何とこの日の当たりパターンは普通にタダ巻きだったのです。
まずはソル男さんに90センチ級がヒット! うまく上げることができましたが、フックを外すのに手間取っていたら、スキーウェアに食いつかれて袖がギタギタに・・・。
ちょっとここで、タチウオの写真をクリックしてもらえますか?
まったくモノスゴイ歯をしているんですよ。間違って指先が歯に触れたら大出血サービスになっちゃうでしょう。パチンコ屋さんなら喜ばれますけどね…。
そして、ついに Tomy 船長にもアタリがきました。ジグが着底して底から10メートルタダ巻き。そして、フッと竿先を下げた途端に突くようなアタリです。思いっきりロッドをあおると船長のタイ竿の穂先が真下に鋭く引き込まれていきました。
「おっ! こいつはなかなかデカイよ」
「お〜、いい型だ。メーターオーバーだよ」
Tomy 船長、最初の獲物はメーターオーバーのナイスフィッシュでした。
しかし…
水面まできて DADA 隊員が引き揚げようとリーダーをつかんだ途端にタチウオの皮が破れ、九死に一生を得たタチウオはそのまま海底に戻ってしまったのです。
天を仰いで悔しがる Tomy 船長。逃がした魚は大きいと言いますが、空中まで引き揚げただけに残念でした。シーバスならこれほど悔しがらなかったのでしょうが、タチウオは味も魅力のひとつですからね。
でも、気を取り直した船長の次の1投にもきたんです。今度はさっきよりもっと凄い引きでした。途中何度もリールが巻けなくなったり、食い上げに慌てたり、もう凄い大暴れ!
2分以上かかって姿を見せたのは1メーター20はありそうな超大物。今度もエラの後ろあたりにフックが刺さっていたのでタモが欲しいところですが、タモは使えません。
ソル男さんがリーダーをつかんだ瞬間! 今度は首を振ったタチウオの歯がリーダーに触れたのでしょう。リーダーがスパッと切れて Tomy 船長、痛恨のラインブレークです。
「クゥー」
「タモを使うとアミを食い破られちゃうんだよね。惜しかったなぁ」
これには
Tomy 船長も参ってしまいました。超大物をバラシた上に当たりルアーも無くしたのですから…。D社の Speed
Jig 120g Blue こいつが大物キラーだったのですよ。
これを見た一行はすかさず全員青色系のジグに付け替えました。すると…、自ら撒いたコマセが効いてきたのでしょう。DADA 隊員が入れ食いの猛爆釣を演じはじめました。
6.6ftのバスロッドは限界まで曲がりっぱなし。ABU 5600C のドラグが逆転して、なかなか巻き取れない。ジグはS社のヒラジグラ100g イワシカラー、こいつは3連続でタチウオのやる気を刺激したのです。ものの10分で3匹ですから大当たりですよね。
それにしても、ここまでフックが口にかかって上がってきたタチウオは1匹もいません。これは食いが渋いからなのでしょうか? それともそれが普通なの?
こういうかかり方をするのでアタリがあった瞬間にリーダーを切られてしまうこともあるようです。実はDADA隊員も猛爆釣の前にアッという間のラインブレークが1度ありました。おそらく腹の真ん中あたりにフックがかかってタチウオの歯がリーダーを切ってしまったのでしょう。
恐るべし、プッツン!ノコギリ歯。