リベンジャー腹Timer

勝利のVサイン

Vサインさて、午前中で十分満足した3人でしたが、せっかくだから午後も少しトローリングをしようということになりました。今日は大物の食いが活発なので、ひょっとしたら2匹目のブタマスが来るかもしれないと思ったのです。

しかし、ボートに乗り込んだ途端、Tomy と Kenya さんはグッスリ寝込んでしまいました。今日に備えて早寝したのは腹Timerさんだけだったのです。きっと『今日こそは!』という気持ちが強かったのでしょうね。

1時頃までは意識があったのですが、その後は空白の1時間。空は晴れ渡り風も弱かったので、まさに昼寝日和でした。そして、何事もなく1時間が過ぎ、気持ち良く眠っていたら突然耳元が騒々しくなりました。

ガタッ・ギ・ギィー

驚いて飛び起きてみると、根掛かりのようです。それでも一応操船を代わり、ボートを慎重に回してみると…

何と!! ロッドがガクガクと動きだしたではありませんか! Kenya さんも飛び起きて腹Timerさんにドラグ調節の指示をしました。

ガク・ガク・ガクと激しく頭を振るお魚。Kenya さんは「アイナメじゃねぇーか?」と寝ぼけたことを言いだしました。いや、まさに大物アイナメの引きだったのです。

あまりに抵抗が激しくてリールが巻けないので Tomy はボートを魚の方向に回しイッキに魚との距離を詰めます。

「ボート回すから巻けぇー!」

その後レッドコアラインをすべて巻き取ったものの、まだ魚は浮いてきません。再度ドラグを緩めて最後のあがきに備えます。

銀ピカブラウン「慎重に慎重に…」

「一発ですくえよ!」

Kenya さんがサーモンネットを構え、腹Timerさんが慎重に魚を寄せます。

「うほぉー、銀ピカだぜ!」

上がってきたのは見事に三角の尾ビレが復活したブラウントラウト。ブラウンには2種類あるのですが、これはシルバーに茶色の斑点があるジャーマン系です。

銀化のブラウンは回遊性なのでトローリングでもけっこう釣れますが、芦ノ湖でこれほど見事にヒレが発達した魚は極くまれです。長さを計ってみると47.5センチ。重さは約1.1キログラムありました。無駄な脂がなく引き締まった魚体です。

ブラウン47.5cm

ひょっとすると放流後2年経過しているかもしれません。1年でもかなりヒレは回復しますが、これほど完全な三角尾ビレを芦ノ湖で見たことがないのです。

「こりゃあ、ハクセイになるね。こんなのが芦ノ湖で釣れるのか…」

Kenyaさんは芦ノ湖初挑戦ですが、今日は芦ノ湖の魅力を十二分に堪能したようでした。

極くまれだけど美魚も釣れる。そこそこ大きな魚が釣れ、超大物の期待もある。しかもボウズはほとんどない。魚種が多くてシーズンも長い。入漁料が安く、キャンプ場などの施設も整っている。芦ノ湖の魅力はその辺でしょうか?

なお、表層で美魚はなかなか釣れませんが、トローリングだと美魚が釣れる確率が上がります。およそ10匹に1匹は1年以上湖で育った魚が釣れるでしょう。

お刺し身だい!今日はトローリングロッド1本だけでこの成績ですから、ロッド4本出しならすごいことになっていたでしょうね。来週はタックルボックスを絶対忘れないぞ!

最後に、腹Timerさんが釣ったブラウンですが、Tomy がもらって帰りました。ご覧のように紅ジャケのような身をしていましたよ。半身を刺し身にして食べたのですが、まさに絶品でした。

ブラウンを刺し身にして食べた人は少ないでしょう。「淡水魚の刺し身は危ない」とよく言いますからね。

でも、ご心配なく。とても美味しかったし、お腹もこわしさず元気です。どんな高級料亭でも食べられない珍味というところでしょうか? 紅ジャケをやや淡泊な味にして、硬すぎず柔らかすぎず、ちょうどよい舌ざわりに仕上げたという感じでした。