Shonan Rockets 誕生!

Rockets 大活躍

庄治郎丸は潮目に沿って沖を流していく。しかし、なかなか大きな浮遊物はなかった。そこで頼りになるのは鳥山だが、その鳥山さえもなかなか見つからないという苦しい状況だ。

仕方なく少ないながらも鳥が休んでいるポイントに近づく。シイラの気配はないが、一応投げてみよう。そんな感じのキャストだったのだが…

Tomy がアイルマグネットを40メートルほど投げて引きはじめた途端、それは起こった!

ジャーンプ! もうひとつジャンプ! 何と、シイラがジャンプしながら Tomy のルアーを追ってきたのだ。そして2度目のジャンプのあと、ラインが“ビシッ!”と海面に突き刺さり、直後にルアーをくわえたシイラが3度目のジャンプをした。

「フィィィィィィシュッ!」

ドラグが“ジィー”止まんない止まんない。30メートルほど走らせて、それから巻きにかかる。近くまで来たところで周りが騒然としてきた。

「あっ! もう1匹いるぞ!」Tomy が掛けたシイラに付いてきたやつを誰かがフッキングしたようだ。でも、そっちを見ている余裕なんかない。Tomy はみよしを回って左舷から右舷に移り、5分ぐらいかけて今年の初シイラをキャッチした。90チョイ欠けだが、ファイトは素晴らしいの一言だ。

「どう? DADA、さっき DADA が釣ったのよりデカイぞぉー」

「なぁーに言ってるの船長、今もう1匹釣ったの見たでしょ?」

何と、Tomy のおこぼれをちょうだいしたのは、またしても DADA だったのである。DADA 絶好調じゃないか、雪が降らなきゃいいが…

DADA の使っていた K-Ten リップレスミノーが良かったのかな? その後しばらく時が流れ、気持ち良い風を受けながらのクルージングが続いた。ソル男さんには若干焦りの色も見られたけどね。

早い時間帯に得点しておくとあとが楽なのだ。誰かが掛けたら、そのそばに必ず1匹はいるから素早くおこぼれをいただこう。ボケッと見てちゃダメなんだ。ルアーを交換している暇はない。魚を見てから1投目か2投目で決めなきゃ間に合わないね。

特に今の時期は群が小さく、船上は魚を奪い合う戦場と化す。競争キビシイよ。ウマイ人がそばにいるとサクッと持って行かれちゃうぞ。

時刻は8時半を回っただろうか?

あいかわらずチャンスは少ない。鳥の群を追いかけてはシイラがいそうなところで何投かキャストするというパターンが続いていた。

「いるよ いるよ いるよー!」

船が初島のラインを越えて間もなくのことだった。見張りが泳ぎ去るシイラを発見して後ろに声を掛ける。その直後、後ろでヒット!

目の前まで近づいてくるおこぼれシイラ、大チャンスだ。Tomy は邪悪ベイトをセットして待ち構えていたが、ソル男さんがキャスト動作に入ったので見守ることにした。

ソル男さんのミノーを追ってくるシイラ。インストラクターの小泉さんから「そこでトゥイッチ!」の声が掛かる。

「よーし、ヒットォー!」

Fish on !!

ソル男さん、フィッシュオン!

イッキに40から50メートル沖に向かって走るシイラ。なかなか大きいぞ。引きずり回されるソル男さん。船を半周しての大捕物だ!

Nice Fight !

「御用だ! 御用だ!」

十手ならぬ大ダモが差し出され、94センチの見事なシイラがキャッチされた。Shonan Rockets 大活躍の巻である。この時点で5本キャッチのうち4本までが Rockets の戦果。他の人達は Rockets のメンバーをエキスパートと勘違いしたかもしれない。

でも、それはチョット違う。masa さん達はシイラを発見するものの、発見したときには魚が後ろに行ってしまうというパターンが続いていたのだ。絶対シイラが付いていそうな浮遊物がなかったから、船はそれほどスピードを落としていなかった。

たまたま masa さん達の前に行く途中で Rockets が美味しいところをさらっただけの話。ヤル気のある魚だからヘボ釣師でも何とか釣ることができたのである。

その後しばらくして、船は初島沖に移動。今度は Tomy が邪悪ベイトの一撃で2匹目をゲットした。これは94センチで今までの記録を更新だ。

どんなもんじゃい!