1998年8月12日
この合戦絵図を見ると、武田軍は文字通り“背水の陣”で逃げ場がなかったということがわかる。上杉軍は霧に乗じて夜のうちに川を渡ったのだ。これが今に伝わる“鞭声粛々 夜 川を渡る”というシーンだろう。地形をうまく利用した素晴らしい作戦だ。上杉謙信、恐るべし!
この戦いでは武田信玄の実弟、武田信繁が討ち死にしてしまったわけだが、近くに武田信繁を祀る典厩寺(てんきゅうじ)があるというので早速行ってみることにした。

500年の歴史を持つ典厩寺は武田信繁の別名“典厩”にちなんで信繁の死後に名前を変えたということだ。信繁が生きている時は鶴巣寺(かくそうじ)という名前だったらしい。
寺の宝物は信繁の甲冑や死んだ時に着ていた肌着、それから珍しい物としては鶴の足で作った鞭とか、鶴の卵で作った杯などがある。ちょうど500年記念の施餓鬼会をやっていたから宝物を見せてもらうことができてラッキーだった。
さてさて、そのあとは時間が余ったので善光寺に行くことにした。長野市内は善光寺周辺だけ異様に混んでいて駐車場を見つけるのが一苦労だったよ。
夏休み中だから観光客がメチャクチャ多いんだ。外国人もいっぱいいて、お守りが飛ぶように売れていた。外国人にとってはお守りが手頃な値段のお土産なんだろう。その種類が多いのにもビックリ。
ここに来たらまず、おみくじ(200円)を引くでしょ。それからお賽銭ね。あと、朱印帳を買って朱印(300円)を捺してもらう。それからお守りを買って、鳩のエサ買って… 線香買って香炉にぶち込んで… 煙を頭になすり付けて…
更に建物の中に入ったら仏像の頭を撫で回して、胎内巡り(有料)をする。全部やったら、かなりのお金が必要だろう。Tomy は以前に胎内巡りをしたことがあったので一銭も使わなかったけどさ。
胎内巡りっていうのはね、お寺の本堂の下に隠し通路があるわけ。中は本当に真っ暗で何も見えないんだ。背をかがめないと頭をぶつけちゃうぐらい天井は低かったと思う。
でだな、そこにもぐって壁を手探りしながら本堂の下を1周するわけよ。壁にはところどころに鉄の輪があった。そいつをガチャガチャ鳴らしながら進むと1分かそこらで「ハイ出口」。あんなのにお金払うぐらいならプリクラやった方がましだね。
まあ、いろんな人が来てたけど、おかしかったのは、建物の中で仏像をみんなが撫で回しているところ。病気持ちの人は自分が患っている部分をなでれば病気が治るというのだ。
そこにちょっときれいな女性がいたのだが、思いっきり仏像の頭を撫で回してた。『こいつ、かなり頭悪いな』と思うほど気合入ってたよ。
みなさんも善光寺に行ったら気をつけよう! むきになって仏像の頭を撫でるとバカだと思われるし、香炉に近づきすぎると火傷する。Tomy が見ている前で高校生が香炉に触って火傷してたんだ。これは相当に熱いらしいぞ。