アバウ党は徹夜に限る

芦ノ湖のワカサギ釣り

1998年9月20日

『いやぁ、ねむいねむい。誰ですか、5時集合なんて言ったのは?』

『まったくもぉ〜、まだ夜中ですぞ! 責任者出てこい!』

Tomy が芦ノ湖に着いたのは4時50分。まだボート屋さんの灯もついていない時間だった。あたりは真っ暗闇でオリオン座が輝いている。

『あっ! 今日の隊長、腹Timerさんだ。まったくもぉ〜、この人は見かけによらず心配性なんだから…』

腹Timerさんは一見ノンキそうで、実は何事も計画通り、テキパキこなす人なのだ。集合時間はいつも早目で、だいたい Tomy の計算より30分早い。

「隊長ぉー、まだ夜中ですぜ。寝るヒマもありませんでしたよ」

「そうですねぇー」 (`⊥´)ゞ

Tomy はアバウトな性格だから何事もギリギリセーフが当たり前。夜は釣りの準備もそっちのけでページ作りに励んでいる。だから5時集合では寝るに寝られないのだ。これが5時半なら少しは寝る気にもなれたのだが…。

それにしても、釣り人にはいろんな性格があるものだ。Shonan Rockets にも両極端が存在するくらいだから、釣り好きの性格なんて一概に言えたものじゃない。

キッチリ党:腹Timerさん なまむぎさん…

アバウ党:Tomy 佐倉民さん…

キッチリ党のなまむぎさんは他のメンバーが忘れ物をすることまで計算に入れて道具を持ってくる。それに比べてアバウ党党首の Tomy は必要最小限の道具さえ忘れることがある。

それから、キッチリ党の人は事前情報を完璧なまでに集めるが、Tomy は行き当たりバッタリ。良く言えばフロンティア・スピリットのかたまりって感じ。行けば何とかなると思っているわけだ。準備もギリギリになってからやるので忘れ物、失せ物はしょっちゅうのこと。財布やリールを忘れて車に飛び乗ったことも1度や2度じゃない。

あと、腹Timerさんはミーティングのときに何時まで釣りをして、お昼をどこに食べに行くなんてことまで考えちゃうからキッチリ党の最右翼だ。アバウ党員はそこまで絶対に考えない。現役時代に長嶋が一茂を後楽園球場に置き去りにしたことは有名な話だが、Tomyもそんな感じだね。(Tomy は長嶋が大キライのアンチ巨人だが、なぜか似たところがある)

『失敗したら失敗したでいいじゃん。次に行くとき少しは進歩するさ』

『釣りは計算できないからこそオモシロイ。メイクドラマぢゃ』

Tomy の場合はこう考えるのだが、キッチリ党員は違う。まさに“人事を尽くして天命を待つ”という感じ。たった2泊のキャンプにパンツを5枚持って行くぐらい万全の備えをしてくるんだから。

そういえば長嶋監督の話でもう一つオモシロイのがあった。

「バッター後藤ね。ゴ・ト・ウ」

(^o^)/

『え?』

(`ё´! ←後藤選手

「あのう、僕さっき代走で出ましたけど…」

これ、ホントの話らしいよ。Tomy もよくやるんだけどさ。

「よぉーし、ここは一発お得意の邪悪ベイトだ!」

『あれ? 邪悪ベイトがない!』

『あっ! そうだ。こないだラインブレークでなくしちゃったんだ』

でも、長嶋よりはマシだな。

ところで、下の写真は何でしょう?

モバイルです

いやはや、我がアバウ党の党員がやってくれた。Kenya さんが来ない来ないと思っていたら、実はこういうことだったのだ。同行したながのさんがボート上からASHINOKO ONLINE の掲示板にアクセスしてくれたのだよ。

まあ、こんなこともあるんじゃないかとは思ってたけど、この事件で Kenya さんの席は Tomy の隣に決定したね。似た者同士ということでこれからもヨロシク!

アバウ党は徹夜に限る。中途半端に寝たら起きられないんだよ。寝るんだったら釣り場に着いてからでなくちゃね。

とんだハプニングで8人の予定が7人に

しかし、Shonan Rockets のメンバーは予定通り6時前にポイントに散っていった。風は穏やかで秋を感じさせるさわやかだ。台風で増水した湖面は澄み渡り、暑くなく寒くもなく、釣りにこれ以上の天気は望めないだろう。

Tomy は同じ伊勢原市の杉山女魚さんとペアを組み。まずは海賊船桟橋沖にアンカーを入れた。ココは海賊船の営業前しか入れないポイントだが、ほとんどハズレがないのだ。魚探で見ると水深11〜13メートルに大きなワカサギの群が確認できた。

まずは風を計算して群の真上にボートを停めなければならない。どれだけ正確にアンカリングできるかで勝負の半分は決まってしまう。ワカサギはすぐに釣れはじめ、Tomyは6時頃から約1時間で50匹。同乗の杉さんは20匹ぐらい釣れただろうか? 型は小ぶりだが1回降ろすごとに3、4匹掛かった。

杉山女魚さん「腹Timerですけど、そっちはどうですか?」

「けっこう釣れてるよ。いま僕が50匹ぐらいかな?」

「じゃあ、そっちに行きます」

腹Timerさん達は椿ノ鼻にいたらしいが、釣果の方が芳しくなかったようだ。

“リロリロリ…リロリロリ…”

「PAPAFISH ですけど、調子はどうですか?」

「只今爆釣ですよ。もう鈴なりです」

「じゃあ、そっちに行こうかな? さっきながのさんから電話があって Kenya さんが寝坊したことがわかりましたよ」

まったく世の中便利になったものである。芦ノ湖で釣りをしながらインターネットにアクセスできるんだから。それも手の平サイズのコンピューターと100グラムにも満たない PHS で32kbps。画像も問題なく読み込めるスピードだ。

インターネットは猛スピードで進化している。ASHINOKO ONLINE もモバイルに対応しなければ!

ここまでは序文ぢゃ。