横須賀ストリート

この日の新兵器

これが今回の新兵器、Aile Metal である。表がミノーで裏がイカ。新し物好きのルアーマンならすぐに飛びついてしまうだろう。事実、マルボーさん、とん坊さん、DADA 隊員の3名がタチウオを釣る前に Duel のエジキになった。

Tomy もJ屋でこのジグを見て、思わず買い物カゴに入れようかと思ったが、値段がヨーヅリ・ブランカのちょうど倍の1440円だからちゅうちょしたのだ。どうも怪しげな気がしてね…。(実は Duel と YO-ZURI は同じメーカー)

結論から先に言うと、これはタチウオよりルアーマンを釣るために開発されたんじゃないかと思う。ヨーヅリ・ブランカとの釣果差はまったくなかった。同じ値段で2個買えるからブランカの方が得だと思うよ。タチウオ釣りの場合、タチウオの鋭い歯でラインが切れることが多いので、質より量で勝負したほうがいい。

さあ、いよいよ出発だ。

金沢八景、野島にある太田屋から約30分。乗合い船は観音崎沖、水深60メーター付近に到着した。

「水深64メーターです。底から20メートルぐらい巻いてみて」

船長の指示でなまむぎさん以外は全員ジグを投入。着底と同時に巻き上げにかかった。すると第1投で早くも Tomy のタイ竿が満月に…。ガクンという衝撃のあと、グイグイー、グイグイーと竿先が海中に引き込まれていった。

「はーい、型、出ましたよぉー!」

どうやら Tomy の獲物が船中最初の1匹だったようだ。

すっごく、幸先よし! そして次に移動したポイントでも Tomy はいい型2本を連発したのである。大きさも95,85,3匹目が1メーターと申し分ない。

「さあ、帰ろうか!」

Tomy が先走ったときの得意セリフである。他の隊員達は少々焦りはじめた。

「なまむぎさん、サバの切り身ちょうだい」

まず DADA 隊員がエサの誘惑に負けた。そして田口隊員も大ドモに陣取ったなまむぎさんのもとへ走り去った。結果的にはエサの力に頼らず全員釣れたけど、Tomy のスタートダッシュがあまりにも刺激的だったのだ。

獲物7時半に釣りはじめて2時間あまり経過しただろうか。DADA 隊員が2匹、とん坊さん1匹、Tomy のそばで、まだ釣っていないのは田口隊員だけになった。が…

「オオオー! 来ました!」田口隊員の竿がグイグイ引き込まれ、90センチほどのタチウオが上がってきた。これで湘南ロケッツは全員お土産確保である。

田口隊員は釣り日誌に何度か登場している Yos さんのバイク仲間だが、のんきそうな外見とは裏腹に、バイクは目茶苦茶にスピードの出るヨーロピアン・タイプだそうだ。人は見かけによらないと言うが、ホントだね。

そう言えば今回は Yos さんの顔が見えないけど、Yos さんが来ないと風が穏やかになるのかな? 彼が来た日はカツオ釣り以外、大風が吹いてウゲゲの連続だったもんな。今日は会社の同僚とバイクツーリングに出掛けているはずだけど、行き先の天気はどうだったのだろう。昼頃からは土砂降りになったが、さぞかしつらいツーリングになったんじゃなかろうか? 彼は確率90%ぐらいの雨風男だよ。

さて、気になる釣果はどうだったかというと、まずエサ釣りのなまむぎさんは20匹近く釣ったようだった。ジギングに比べると小型が多かったが、一荷釣りもあったのでクーラーから銀色に輝くサーベルがニョキニョキ突き出していた。

そして、紅一点のニャンママさんが5匹。一時4連発もあったそうで、女性にしては素晴らしい。他の人達も2〜5匹というところだったかな?

Tomy は85が1匹あったが、他はすべて90オーバーで合計5匹。DADA 隊員はエサで1匹小さいのを釣ったが、他はすべてジグで釣り上げ、最高は105センチぐらいの大物を釣っていた。数も6本でジギング組ではナンバーワン。短いロッドだったので今ごろ筋肉痛で泣いているだろう。

疲れを少なくするにはロッドを脇ではさめる長目のロッドを使った方がいいと思う。Tomy が使っていたのは3メートルのタイ竿だが、これがなかなか調子いいので皆さんにもオススメしたいと思う。SUZUMI の安竿で値段は6,000円ほどだけど、この釣りには十分。要するに、なんでもいいのだ。

バスロッドでも釣れないことはないが、水深70メートル、ジグの重さが100〜120グラムだから、グリップは長くないと手首が疲れてしまう。リールは PE 2号が150メートル以上巻ければいいのでバス用の物も一応使えるだろう。

他に用意する物はフロロか細ワイヤーのリーダー。ワイヤーだと若干食いが落ちるけど、それでも5、6匹釣れるから御の字だろう。フロロでは歯が一瞬触れただけでスパッと切断されてしまう。ジグをロストしたくない人はワイヤーでいい。

釣り方はその日によっても違うが、ジグはピンクと青を3個ずつ持って行くのがオススメ。青が当たる日もあるし、この日のようにピンクが当たるときもある。ほぼ、ピンクか青のどちらかと考えていいだろう。不思議なぐらいその日によってどちらか一方に偏りが出る。

中でもオススメはヨーヅリ・ブランカ。これは1本720円だけど必ず釣れる。青とピンクを最低でも2個ずつ買っておこう。潮が速い日はオマツリなどでロストも多くなるから、3個ずつあるといい。

あと、リールの巻き方だけど、この日は秒速30〜50センチのタダ巻きで良かった。早巻きより、ややゆっくりのタダ巻きだ。竿はまったくしゃくらなくてもよかった。そして、そろそろ底に着きそうな水深では、サミングでゆっくり落としてやるのも効果的だった。落とし込みでもアタリを取れるから是非試してほしい。

その他にタチウオがアタックしてくるタイミングとして、指定されたタナで巻き上げを終え、再び落としにかかった瞬間も当たることが多いので覚えておこう。特別なテクニックは必要としないが、落とし込みでもアタリを取れれば釣果は伸びるはずだ。

八景島にて釣りが終了して一行は横浜八景島ビール(045-789-4390)に向かった。ここは地ビールとイタリア料理のレストランだ。

バイキング形式の昼食はひとり1,260円。ビールは別料金だが、その他の飲み物は込みの値段だからお腹いっぱい好きなものを食べられる。ビールの味も格別でオススメだよ。

タチウオの引きを味わって、いろんな船を見て、締めくくりはイタリア料理と地ビール。家に帰ってからは新鮮なタチウオのお刺し身をいただく。そんでもって、余ったタチウオは塩焼きや干物で2度、3度と楽しめるのじゃ。

午前だけの料金は5,500円とリーズナブルだし、この釣りはもう1度芦ノ湖解禁までに企画したいね。タチウオ釣りのシーズンは2月まで続くので、希望者は掲示板に書いてほしい。皆さんも是非!

太田屋さんのホームページをチェックしてみよう!