ピンクエギとTimers

犬走りにボウズなし

下田の犬走島堤防については既に何度もご紹介しましたが、今日も含めて過去6回、アオリイカは必ず釣れています。今シーズンは特別アオリイカが好調なのかもしれませんが、おそらく他のポイントが不調の時もここだけはイケルでしょう。本当に素晴らしいポイントだと思います。

大漁です 堤防のすぐそば

Tomy の獲物、ペリー来航記念碑

先に写真を見てください。左は堤防のそばにある水飲み場で獲物を洗っているところです。『歯ブラシは何のため?』と思った方もいるでしょう。これはエギに付いたイカ墨をこすり取ったり、水飲み場を墨で汚さないために持ってきました。みなさんも古い歯ブラシを持って来るといいですよ。

続いて右の写真は堤防のそばにあるペリー来航記念碑です。稲生沢川の河口にありますが、この地点が日本開国の原点になった所なんですね。下田は歴史的にも非常に興味深いところです。

それではここで、下田と幕末について、いくつかエピソードをご紹介しましょう。まず、黒船と言って思い出すのは吉田松陰です。松蔭は黒船に密航してメリケンに渡ろうとしたのですよ。でも、ペリーは松蔭をメリケンに連れていってくれず、けっきょく松蔭は下田で投獄されてしまいました。その辺のことを詳しく知りたい方は下のページの“吉田松陰マップ”をご覧ください。

いず松陰

のちに松蔭は故郷の萩(長州)に幽閉されますが、そこで松下村塾を開き、伊藤博文や高杉晋作を教えたわけです。最後は安政の大獄で処刑されましたが、優秀な門弟のおかげで現在も名を残しているんですね。

さてその後、ペリーがしつこく下田に来るので、日米和親条約が幕府との間に締結されました。ペリーは太平洋を渡らずに、大西洋から喜望峰を回って来たそうです。約7カ月かかったらしいですが、航海技術は相当なレベルだったのでしょう。いや、本当にご苦労さん。

ついでだからもう少し幕末の話を進めましょう。日米和親条約の締結にかかわったのは井伊直弼(井伊大老)ですが、井伊直弼は桜田門外の変で攘夷派(外国排斥運動家)に暗殺されます。井伊は安政の大獄(攘夷派の大量処刑)で恨みを買っていたんですね。ちなみに、桜田門外の変が有名な理由は、この事件をきっかけにして幕府崩壊が加速したからです。

静岡県観光案内

もうひとつ下田と言ってすぐ思い出すのは小説や芝居で有名な唐人お吉じゃないでしょうか? 詳しく知りたい方は上のリンクをたどってみてください。稲生沢川には“お吉ヶ淵”という、お吉が自殺した場所があるそうです。ほら、みなさんが喜んでメッキを釣っているところですよ。

下田市観光ガイドマップ

最後に下田を詳しく紹介しているページがありましたのでリンクしておきます。これを読むと下田の黒船をかたどった観光船の名前までわかりますぞ。サスケハナ号というらしいけど、この船は芦ノ湖の海賊船にとても似ています。夜間は貸し切りもできるそうですよ。

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いやはや、余談の方が長くなってしまいました。しかし、最近は余談の方が釣りの話よりオモシロイというメールもいただくほどなので、我慢してください。早速と言いますか、ようやくと言いますか、とにかくここでイカ釣りの話に進みます。

22日の夜はバラバラに集りました。まず Tomy が20時ちょっと前、かとうさんが22時30分、そして最後に腹Timerさんが24時ちょっと前の到着となりました。満潮が19時40分頃、干潮はだいたい午前2時だったと思います。

Tomy は先行逃げ切りが得意なので、他の隊員達を待たずに大急ぎで猫走ったわけです。(猫走る=犬走堤防にイカを釣りに行く。語源は名前が犬走堤防なのにたくさんの猫が走っているから)

さて、釣果の方はどうだったかと言いますと…。前にも満潮後の下げっぱなにイカの連続ヒットがあったのですが、今回もそうだったようです。20時25分に最初のアタリがあり、これが680グラムのスミイカ。さらに次の1投でタコが釣れたあと、20:40と20:50に2ハイのアオリイカが連続ヒットしました。

その後、22時ちょっと前まで粘りましたがアタリはなく、Tomy はここで小休止。パンをかじっているところにかとうさんが現れました。Tomy の予想で次のチャンスは下げ5分に当たる23時台です。

23時からふたりでキャストをはじめ、23:20に Tomy が400グラムほどのを1パイ上げ、さらに腹Timerさんが到着してすぐの24時キッカリにも300グラムを追加しました。

「みなさん、自分の分はしっかり釣りましょう!」

Tomyはお得意の余裕のよっちゃんゼリフを残して、0時30分からおやすみモードです。疲れていたので4時30分まで4時間ほど熟睡しました。

4時45分、再び犬走り堤防へ。他の隊員はどうだったかというと、かとうさんは未だにアタリすらなし。腹Timerさんは3時30分に、この日最大の740グラムを釣り上げたそうです。

しかし、5時を過ぎて周囲が白みはじめたころ、形勢は逆転しました。かとうさんが爆釣モードに入ったのです。釣り方を Tomy 仕込みのシャクリからズル引きに変えた途端の出来事でした。

5時半頃からは何と! 3投連続のワハハモードですよ。Tomy も一時ズル引きに変えましたが、どうやら自分のやり方を変えたのが災いしたらしく、朝マヅメの時合を逃がしてしまいました。

けっきょく朝はかとうさんの4ハイと腹Timerさんの2ハイで釣りを終了。他の釣り人が「さあ、これから!」と意気込んで堤防にやって来るのを尻目に下田をあとにしました。

Tomy の経験から言いますと、この堤防でイカを釣るチャンスは満潮前後の2時間と明け方の2時間が本命だと思います。その他には上げ潮5分の1時間、下げ潮5分の1時間も狙ってみるといいでしょう。なお、干潮前後の2時間は休んだ方が身のためです。

今日大活躍したのは YO-ZURI SQUID JIG OITA 3.5 NT/8(ピンクのエギでスミイカを含め、夜8時台に当たったエギ)それから朝マヅメにかとうさんが爆釣した同じくOITA 3.5 AT/8(これも背はピンクでチョットだけ模様が違う)でした。

それと、Tomy がオススメするOITA 3.5 NT/9(オレンジ)も Tomy が11時台に釣った2ハイ、腹Timerさんが朝釣った大物をしっかり連れてきてくれました。過去の実績も最高なので必ず持ってきてください。