(1999.03.13)

アオリイカがヒットしたときの感触って、海中のバネばかりを突然引っ掛けたような感じなんです。釣ったことがある人なら、「うん! まさにそんな感じ」と言ってくれるでしょう。言葉で表現するのはとても難しい感触なんですよ。

擬音で表現すると…、“グニュッ! フニフニフニ・・・”という感じですね。わかるかなぁ? 1度釣れば、この不思議な感触を皆さんも気に入ってくれると思うんだけど…。ようするに魚とはまったく違う感触なのです。

ところで、イカ釣りのいいところって、何かと言うと・・・、

  1. 獲物の美味しさ
  2. 独特な釣り味
  3. 技術の差が出やすい(奥が深い)
  4. 夜釣りだから平日でも何とかなる
  5. 比較的お金がかからない
  6. 家族に喜ばれる

だいたい以上です。Tomyの場合、マスをたくさん釣ってくると「誰かにあげてきなさい!」と言われるけど、イカの場合は邪魔にされません。冷凍しても味が落ちにくく、いろいろな料理に使えるからです。

「釣りに行ってばかりで・・・」と家族にブツブツ言われる人は是非試しましょう。うまくなればなるほど家族は喜びます。ふつう、釣りにはまると貧乏になるのですが、イカ釣りなら食卓がリッチになりますよ。

Ψ(`⊥´)Ψ

さて、それでは今回Tomyが行った下田の犬走島堤防をFLASHでご案内しましょう。【下田 Flash Navigator】の方は赤いボタンに触ると表示が変わります。それから、【犬走島 View】の方は、初めて行ったときが夜でも迷わなように、夜と昼の切り換えができる仕掛けです。

下田 Flash Navigator

犬走島 View

ニャンシロウ親分

FLASH Navigatorにニャンシロウ親分に会えるポイントを示しましたが、行けば必ず、このネコが見つかるでしょう。他のネコより一回り大きく、堂々とした白ネコです。

燗番娘Tomyはここに行くと、いつもネコ達にソーセージを配るのですが、この儀式をやると不思議とイカがたくさん釣れます。みなさんもだまされたと思ってやってみてください。ネコは福を招くのですよ。

それから、その他のお呪いとしては、燗番娘を飲んでホロ酔い気分になるというのもあります。但し、あまり飲みすぎて堤防から落ちないでくださいね。最低100メートルは泳げないと死んでしまいます。

これらのお呪いには意味がないようで、実は意味があるんですよ。ガツガツした気持ちを捨て、無心になることが重要なのです。特にイカ釣りの場合は繊細なリーリングと竿さばきが要求されますから。

さあ、必釣のお呪いも、ポイントもわかりました。あとは釣り方さえわかれば完璧! でも、釣り方については既に書いたので、ここでは書きません。もし知りたければ、1998年12月からの釣り日誌を読み漁ってください。それと、釣り日誌のSpecialにある【漁馬が行く】を読むのも忘れずに。

先日、Tomyは高知まで遠征して土佐鶴釣法を編み出してきたのです。これは巨人の星の大リーグボールに匹敵する魔エギですよ。百聞は一見にしかずなので、やり方をご覧になりたい方は Meeting Schedule を見て、Tomy がイカ釣りに行くとき現場に来てください。本当に土佐鶴釣法は釣れるんです。

12日の夜は北東の風が強かったのですが、土佐鶴釣法なら風にも負けませんでした。Tomyは9時頃現場に着き、早速この方法を試したんですよ。するとどうでしょう、2投目で“突然! バネばかり”です。

そして3投目にも来ました。惜しくも2ハイ目はタモ入れに失敗してバラシましたが、土佐鶴釣法が下田でも威力を発揮したのです。

40分後、時刻は10時頃でしょうか? 3バイ目は200グラム弱だったので、タモ入れせずに抜きあげました。どうもヘッドランプの電池が減ってたのが2ハイ目をバラシた原因だったようです。ここで一旦釣りをやめ、駅前のローソンへ燗番娘と電池を買いに行きました。ここまでの釣果は下の写真の通りです。重さは2ハイで840グラムでした。

獲物

さて、そのあとですが、12日は19:44が干潮で、13日の3:30が満潮でした。今までの経験から言うと、潮がいいのは“上げっぱな”“上げ5分”“満潮前後”“下げ5分”なので、ちょっと休んで11時から釣り再開です。

11:40にアオリ760グラム、これがこの日の一番。そのあとしばらく釣れなかったのですが、1:40と1:55に400グラム級を2ハイ追加。これは中層で釣れたので、おそらくズル引きでは釣れなかったでしょう。この辺が土佐鶴釣法の威力なのです。

この頃には風が北東から東に変わり、しかも平均で毎秒10メートルぐらいになっていました。真横からの風なのでかなり釣りづらい状況です。普通ならここで帰りますね。しかし、『満潮まで何とか頑張ろう!』という気持ちでTomyは頑張り続けたのです。

堤防にはTomyただひとりが残されていました。他の釣り人は全員ボウズで引き揚げたのです。本当にTomyだけですよ。釣れたのは…。信じられないかもしれませんけどね。

*

時刻は2時半を回りました。もう楽しいなんて言っている余裕はありません。風はビュービューからグウォーグウォーにグレードアップ。釣りをしていると言うより、修業をしていると言った方がいいでしょう。Tomyは『ラスト3投!』と念じました。

そして、The last cast !

何事もなく終わるはずだったのに、最後の最後に今まで釣ったことのないイカが釣れました。細長いのでヤリイカだと思いますが、上げたときはかなり赤みが強かったです。本当はここで写真をお見せしたいところなのですが、何しろ風がひどくて写真を撮る余裕がありませんでした。残念ながらヤリイカの写真はナシです。

本当なら、ここでスッパリやめてこそThe last castですよね。でも、ヤリイカが単独のはずはないと思ってTomyはキャストを続けることにしました。その結果、もう1パイのヤリイカをゲット。その他にも、かすったような感触が2回ありました。

底から中層にかけてエギを踊らせる速効の釣りですから、イカが乗り切れないこともあるのでしょう。土佐鶴釣法にもまだまだ改良の余地がありそうです。オモリの調節、シャクリのタイミング、竿の操作、リーリング、これら一連の動作はフライフィッシングのダブルフォール並にタイミングが難しいのです。

21時から3時までで7ハイ、合計2.9キロはなかなかの釣果ですね。でも、今日は決して条件がいい日じゃなかったんですよ。潮は長潮から若潮でしょ、月は三日月で前半は雲に隠れていたし、前半こそ追い風だったけど、後半はモロに横風でした。

満月ベタ凪だったらどれだけ釣れるか見当もつきません。Tomyは今後もさらに土佐鶴釣法に磨きをかけていく予定です。

最後に獲物の写真を撮ろうと思ったのですが、
家に帰ったらバタンキュー。寝ている間に
イカは全部さばかれていました。 (`⊥´)ゞ