おいしいエギ・フライ

春はエギ・フライ

体力の限界に挑戦する気があれば、1日でフライフィッシングとエギングの両方を楽しむことができます。20日は天気さえ良ければ両方やるつもりでした。箱根からスカイラインを下って行けば、伊東まで海岸道路(135号線)を通らずに行くことができるのです。

しかし、この日は昼から雪になって計画が狂いました。いつか再挑戦しようと思っているのですが、3連休でもないかぎりは難しいですね。どちらもひたすらキャストを繰り返さなければならないので、1日で体のリズムを戻すのは不可能です。エサ釣りならウキから目を離しても大丈夫ですが、エギ・フライはアワセが必要なので気が抜けません。

それでは今週のエギングをレポートしましょう。

Tomyは20日の釣りに不満が残ったので、連休明けの23日にも伊豆の某港に行くことにしました。釣れるかどうかは未知数でしたが、いつでも釣りに行けるように近場も開拓せねばならないのです。(某港は小田原よりは先ですが)

3月23日の釣果

結果から先に言いますと、釣果は340グラム1パイでした。写真の上の方にイカをひっくり返した跡がありますが、これは掲示板に「Tomy船長は、いつもイカの写真を撮るときにイカが裏返しです」と書かれたからです。

言われて初めて気づいたのですが、アオリイカには表・裏があるんですよ。ご覧になっている写真がアオリイカの表側でしょう。こちら側を上にしてアオリイカは泳いでいるのです。もっとも裏、表なんてのは人間が勝手に決めているだけですけどね。

さてさて、ここで話を最初に戻しますぞ。Tomyが某港に着いたのは夜の7時台で、堤防にはエサ釣りの人がすでに3人ほど陣取っていました。犬走島堤防にもエサ釣りの人がたくさん来ますが、エサはたいてい生きアジですね。

でも、この日見た電気ウキはちょこまかと激しく動き回っていました。あとで聞いた話では、エサは昼間のうちに釣ったメジナっ子だということです。メジナは目立たない色ですが、アジより激しく動くのでエサとしていいのかもしれません。

そう言えば、アオリーキングmasa田中さんが弱ったメッキもアオリイカのエサになると言っていましたっけ。その他にはヒイラギやエビ類などがアオリイカの主食らしいです。イカは意外に素早く動くんですよ。エギングの場合、かなり激しくアクションをつけても乗るときは乗ります。

さて、エギングのTomyにはアタリがなかったのですが、わずか30分ほどの間に3バイのアオリイカがエサ釣りで上がりました。ウキが激しく動き回ったあと、ズボ〜っと消し込むのです。これは見ているだけでワクワクしますよ。

でも、それと同時にエサのメジナっ子にだけはなりたくないと思いました。イカの吸盤がペタペタ貼り付いてきたら、さぞかし気持ち悪いでしょう。生きながらにしてイカにカジカジされていくのです。

考えただけで背筋が寒くなります。 (`⊥´!

「浮くな! 浮くなよぉ〜! そのまま、そのまま…」

「よっしゃ〜! 乗ったぁ〜!」

どうやら早アワセは禁物みたいでした。オジサン達はウキが消し込んでから30秒ぐらい待ってアワセているようです。となりの芝生は碧く見えると言いますが、釣れているときはエサ釣りもやってみたくなります。

エサを生かしておくのが大変ですが、昼夜通して楽しむには最高かもしれません。今の時期、小メジナを釣るのは難しくないでしょう。きっと爆釣です。

結局この日、Tomyは11時まで粘ってやっと1パイ釣ることができました。『連続ボウズ無しの記録を伸ばしたい!』という気持ちが粘りと頑張りにつながったのです。家がすぐそばなら粘らずに帰っていたでしょう。

そして26日金曜日…

雨の予報でしたが、ひとりで下田を目指しました。ここのところ3回連続の単独釣行ですが、単独もなかなかいいものです。なんたって、人に合わせる必要がないというのは気楽ですね。単独なら出掛ける時間もやめる時間もその日の気分次第ですから。

意地を張って同行者に風邪をひかせてもいけないでしょ。何しろTomyには連続ボウズ無し記録がかかっていますから、いくら寒くても釣れるまで粘らなきゃ気が済みません。

Tomyの場合、この記録を伸ばすことがスゴイ自信につながっているのです。『必ず釣れる!』という強い信念が長時間集中を途切れさせない秘訣でしょう。

9時頃、雨がザーザー降りでしたが、Tomyは犬走に着くと、すぐさま釣りを開始しました。いつもなら猫にエサをやってからはじめるのですが、この日は雨で猫が見当たらなかったのです。

これはTomyのお呪いですが、皆さんもやってみるといいでしょう。慌てる乞食はもらいが少ないと言うじゃないですか。まずは心にゆとり、そして『慌てなくても釣れる!』という信念ですよ。イカは釣れるまで姿が見えませんからね。信念がなければやっていられないのです。

いや、それにしても犬走島堤防の人気はスゴイね。雨にもかかわらず、一番釣れる堤防の屈曲部には既にエサ釣りの人が4人も陣取っていました。仕方なく、Tomyはちょっと離れてエギング開始です。

9時半、エサ釣りの人が1パイ上げたので、なおさら集中しました。いつもなら足元では適当に流すのですが、足元までシャクリを連続してくると…

2ハイで460グラム ヒットしたんですね。最初の獲物は200グラムぐらいでしたが、着いて間もなかったので、爆釣を予感しました。

その後、下田では雨が止んで今まで経験したことのない無風状態が・・・

気温も14度ぐらいあって、まったく肌寒さは感じません。月が出ていれば、これ以上ないというベストコンディションだったでしょう。

 しかし!

潮が良くなかった。その後はパッタリとアタリがなくなったのです。10時半にはエサ釣りの人がひとりになり、あとは明け方までふたりだけの戦いでした。12時と2時にエサに来ましたが、Tomyにはまったくアタリなし。さすがに3時には気を失いそうになるほどの眠気が・・・。

『エサ釣りのオジサンはやけに忙しそうだな。堤防の際にライトを当てて何か探しているようだ』

『あれ? 玉網に何かたくさん入っている。何だろう?』

Tomyはおじさんが近づいてきたので何を獲っているのか聞いてみました。

「カニですよ。カニ。けっこう獲れるんです」

玉網の中には甲羅の直径が5センチ以上もある名前のわからないカニがたくさん入っていました。オジサンはそのカニを味噌汁の具にするそうです。面白そうなのでTomyもエギをキャストしたあと、カウントダウンの合間にカニを探すことにしました。

オジサンが大物をみんな獲ってしまったので小物しか残っていませんでしたが、サワガニ級なら無尽蔵にいますね。極くたまに、足元で大きな魚が背ビレを出して泳いでいるのを何度か見ていますが、もしかするとクロダイかスズキがカニを食べに来ているのかもしれません。

そして3時半、満潮が過ぎて、あとは朝まで引潮です。土佐鶴釣法*は疲れるので美酒!らんまん釣法*をたらたらと繰り返していると…

「とさっ づるっ」は素早くシャクリをくり返す釣り方で、「ビシュッ! らんまん」の方は大きくしゃくったあとに長めのポーズを入れる釣り方。詳しくは Special に収録されている【漁魔が行く】を見てください。

来たんですね。何と6時間ぶりのアタリでした。モノスゴイ忍耐力でしょ。その間、一度も休まずにキャストを繰り返していたのです。久々の獲物を逃がしては一大事なので、カニ獲りおじさんが近くに来たのをいいことに玉網ですくってもらっちゃいました。

こいつは触手の先にハリが掛かってて、玉網に入れた途端にポロッと足が切れました。いい判断だったと思います。チョット玉網から離れて釣っていたんですよ。

朝6時、その後はふたりともイカのアタリなしでした。しかし、カニ獲りおじさんは見た感じ、2キロ近くカニを獲っていましたね。玉網からこぼれ落ちない大きさのカニがラグビーボールぐらいの体積に膨れ上がっていたのです。なかなかいい副業を教えてもらいました。

朝になりました。

車の中で一眠りしてから10時前に下田を後にしたのですが、土曜日なので伊豆高原の辺りが渋滞していました。今まではビュンビュン飛ばしていたところなので気づきませんでしたが、渋滞のおかげでこの辺にはいろいろ面白そうなものがあることに気づきましたよ。

まずは伊豆高原のマクドナルド。ここのマックは変なんです。看板の下に“そば処”の文字があるんですよ。まさかそばバーガーを売っているわけではないでしょう。マックができたために裏のそば屋が商売上がったりになったんじゃないかな? この件に関しては、次回、謎を説き明かしてみたいと思います。

それから、もっとオモシロイ看板もあります。“伊豆で一番美味しいうどん屋”というのですが、ラーメン屋ほど競争が激しくないので大したことないかもしれませんね。『試してみようかな?』と思いましたが、これ以上渋滞してはたまらないので今回は先を急ぐことにしました。

さらに、前々から気になっていたのですが、“猫の国”という怪しげな施設があるんです。夜中に通るとチョット不気味なんですが、今回は入口のところに巨大な日本猫がいるのを見ました。お客さんの背中に抱きついていたのですが、どう見ても10キロ以上ありそうな大猫です。

ここは連続ボウズ無し記録が途切れたときに訪問することにしましょう。そして最後、これこそ極め付けのオモシロ看板を見つけました。道路脇にプレハブ小屋みたいな建物が建っていて、看板には“仏壇・釣りエサ”と書いてあるんです。

このミスマッチ、どう考えても納得できませんよね。考えれば考えるほど可笑しくて、運転しながらクスクス笑っちゃいました。

伊豆って本当におかしなところです。(∩⊥∩)