1999年7月10日
曇りのち一時雨という予報だったので、久しぶりに芦ノ湖に行ってみた。でも、天気予報は大ハズレで芦ノ湖は快晴・・・この時期、マス釣りに快晴はつらい。箱根観光には最高の天気だけどね。
やっぱり、夏は晴れたらシイラでしょ。今年は黒潮がはるか八丈島近辺を流れているせいで釣れてないけどね水曜はシイラ釣りに行ったのだが、そのとき相模湾の水温は20度から21度。そして3日後の今日、芦ノ湖の水温が22度から23度だった。2日とも同行した Yos さんは「芦ノ湖にシイラを放流したほうが活性上がりますね」だって。
『まったくそのとおり!』
てなわけで、芦ノ湖でもたいした釣果はなかった。マス釣りにはタフなコンディションだったね。釣り日誌は文章5行と写真1枚で十分かもしれない。でも、それじゃつまらない。がんばっていろいろ付録を付けよう。まずはニャン吉が打ち込んだ MIDI を聴いてほしい。
作曲:ニャン吉
ニャン吉がねだるので先週キーボード付きの音源を買ってやった。そしたら10日もしないうちに曲を作ったんだ。ネコでもできちゃうんだから、YAMAHA の技術はスゴイと言わざるを得ない。パソコンを買ったはいいが何をしていいかわからないという人には MIDI がオススメだね。FLASH も面白いけど、MIDI の方が上達が早いだろう。
音譜なんか読めなくても大丈夫だし、キーボードだって、うまく弾く必要はない。短いフレーズを考えて、あとはつないでいくだけでできちゃうのだ。だからパソコンを買ったら迷うことなくマルチメディアの道に走ろう! 間違ってもエクセルなんてソフトに手を出してはいけない。そんなことしたらパソコンが嫌いになること請け合いだ。
今週の木曜だったかな? 毎日読んでいる MacWIRE Online に藤本さんという人がコラムを書いているんだけど、そこに面白いことが書いてあった。ちょっとだけ引用させてもらおう。
さて,先日アメリカの市場調査会社であるアービトロンというところが発表した記事を読んだのだが,かの国で現在パーソナルコンピュータがこの懐かしき「ジューサー」的状況になっておるらしい。家庭のパソコン所有率は1995年の調査で29%だったのが54%に伸びている,にも関わらず,実際に使っていると答えたヒトの割り合いは95年90%,現在53%とどでかく落ち込んでいる。買ったけど使ってねぇんだな。
「ジューサー」のくだりは筆者が文章の枕の部分で使った昔話だけど、意味はわかるよね。要するに今アメリカでは家で眠っているパソコンが半分近くあるということなんだ。
さらにだな、ゲーム機として使っている人や仕事関係の書類作りで使っている人を差し引いたら、パソコンでクリエイティブな作業をしている人なんて微々たるものだということさ。
インターネット後進国の日本なんか、もっとヒドイに違いない。パソコンを買ってはみたけど、タッチおじさんと化してしまう人がかなりいると思うよ。
タッチおじさんになる人がパソコンを買ってまずやることは、たいていエロサイト巡りだろう。ヒドイ人になると会社のパソコンが蒐集したエロ画像でいっぱいだったりする。そんなこと家でやりゃいいのに、家ではできないんだ。
そして、それに飽きた頃やりだすのが釣り情報の収集ね。それなら家でやってても文句を言われないでしょ。だけど、ロクなサイトはないのが現状なんだ。ASHINOKO ONLINE にしたって、詳しい釣り方とか爆釣法なんか書いてない! くだらないバカ話しか書いてないから全然役に立たない!
ざまあみろ! 爆釣したけりゃ自分で場所探すしかないんだよ。(わはは・・・爆釣なんてトンとご無沙汰だい!)
世の中そんなに甘くないんだ。インターネットは誰でも見られるわけで、そんなところに穴場情報なんか書いたらひとたまりもないでしょ。なんたって日本には1億2千6百70万人近い人が住んでいるんだからね。
*
話の途中だけど、ここらでちょっと今日の釣りを振り返ってみるか・・・
ご覧のように空は晴れわたり、気分だけはムチャクチャ良かった。バスも釣れたし。(狙ってないけど…)
Tomy と Yos のふたりはトローリングでマスを狙っていたのだ。だからバスは外道なの。水深13メートルでレッドコアラインを8色出して底スレスレを流していたら釣れちゃったわけ。
ちなみに、まわりのバスマン達は浅場を狙っていたようだけど、1匹もヒットするところは見なかった。ここのバスは年期が違うんだ。見えてるやつはまず釣れないだろう。ここ数年は透明度が高すぎる。
ブラックバスは大正14年に芦ノ湖へ放流されたのが最初だというから、芦ノ湖のバスは75年という長い年月を経て現在に至っている。だからさ、へぼバスマンのワームテクニックぐらいでは振り向いてもくれないよ。いや、むしろ逃げていくと思うぞ。
じゃあどうすればバスが釣れるのか・・・というとトローリングということになるわけだ。敵さんは人間を恐れて深いところにいる。そして、ワームにスレてる。だから、深いところをハードルアーで攻めるしかない。(オススメはスプーン)
ああ、超極秘情報を漏らしてしまった。 (`⊥´!
ちょっと脱線するが、バス釣りにもドラッギングとかヒュンヒュンといった引っぱりのテクニックがあるらしい。 そして、トローリングとの違いは何かと訊いたら、サンスイの店員は「竿を手で持ってればドラッギングです」と言うじゃないか。
「そんなのは認めん!」
フライを引っぱることをハーリングというのは認めるが、手で竿を持ってるか持ってないかなんて区別は認められない! 馬鹿げてる。英語をなめてる。ちなみにTomyはウキを付けたフライでマスを釣ることをルースニングと称することも認めん! そんな英語は存在しないのだ。これを読んだみなさんは素直にウキ釣りと呼びなさい。無理やり英語にして美化しちゃイカン!
簡単に説明しよう。J屋の二代目は鈴木ケンだ。そして、彼が作っている商品には KEN Craft と書いてある。そうすると、あたかもカッコイイブランドのように思える。しかし、オリジナリティーのない真似っ子だから実はカッコヨクも何ともない。あれは本来スズケンとでも書くべき物だろう。でも、スズケンは医薬品商社としてすでに存在するから、仕方なく KEN Craft と書いたのだと思う。英語にすれば美化できるからね。
身の回りの物や方法についた英語の名前を日本語化してみると本質が見えてくるんだ。たとえばトローリングは曳き縄釣りで、手に竿を持っていようがいまいが呼び名は変わらない。そして、ルースニングはウキ釣りで、ウキの先についているのがエサだろうがフライだろうが関係ない。
日本人が作った英語として全世界に認められているのは Television ぐらいしかないんだよ。あとはOtakuとか Keirin、Ekiden のような日本語そのものが、外来語として受け入れられているぐらい。
ということはだな、エギでイカを釣ることをエギングというのも否定しなきゃイカンわけだ。Tomy としては・・・ちょっと自爆気味だな、この件に関しては。じゃあ、何と呼ぶかというと、エギでイカを釣る行為そのものはエギ釣りと呼ぶことにしよう。これからは・・・
そして、アオリイカを釣る人のことを Walkman に習って Aoliman と呼ぶことにする。これは Tomy のオリジナルだから文句言わせない。
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はて? 何の話だったかな? まあいいや。どうせ余談が中心の釣り日誌だからもうちょっと脱線してしまおう。今度は芦ノ湖のボート上でYosさんと話したことを紹介するぞ。
さっき日本の人口は1億2千6百70万人近いと書いたよね。これはどこで調べたかというと、総務庁統計局のホームページというところで調べたんだ。ここに行くといろいろなことがわかるのだが、みなさんに知っておいてほしいことがある。
みなさんは北海道、本州、九州、四国をのぞいた島の中で面積が広い日本の島ベスト10を正確に言えるかね? よく考えて最低でもベスト3を思い浮かべてから答えを押してくれ。
どうかな? 正解を出せた人はかなり少ないだろう。このクイズはいろいろなところで試してみるといいよ。日本人がいかに日本を知らないかがよくわかる。ゲーノー人なんかハワイのことをを本気で日本だと思ってたりするもんな。
さて、Yosさんと話し合ったことなんだけど、総務庁のページで見つけた統計資料の中に気になるランキングが出ていたんだ。それは全国の県庁所在地で消費される食べ物のランキングだったのだが・・・
たとえば、中禅寺湖に行ったときの釣り日誌で、宇都宮市がギョウザの街だということを紹介したでしょ。確かに宇都宮市は全国一ギョウザの消費量が多いということが、その統計資料で証明されていたね。ちなみに横浜市はシュウマイが全国一の消費量。崎陽軒のシュウマイが有名ジャン。
そこで問題、名古屋市が日本一の消費量を誇るのは何? 言っとくけど、ういろうじゃないよ。うなぎでもない。実はうなぎの蒲焼き全国一の消費量は京都市なのだそうだ。(これはあくまでも県庁所在地の話だけどね)
名古屋市の日本一はわからないだろう。いや、絶対にわかるはずがない。そこで Tomy は Yos さんにこの問題を出してみた。
「名古屋市が全国一の消費量を誇る食べ物って何だ?」
「エビでしょう。えびふりゃー!」
「いやちがう。エビは三重県の津市だそうだ」
「何かな? わかりません」
「それはね、喫茶代なんだとさ」
「そう言えば名古屋は喫茶店の競争が激しいらしいですね」
Yosさんによると、名古屋で喫茶店に入るとコーヒーしか注文していなくても、いろいろなオマケがついてくるらしい。いわゆるモーニングというサービスに至っては他県では考えられないぐらい内容が充実しているみたいなのだ。
名古屋と言えば昔は赤だし味噌汁の朝食が一般的だったのだろうが、今は喫茶店で食べる人が多いのだろう。500円ぐらいでまともな朝食を食べさせたら儲からないと思うけど、それだけ競争が激しいってことだよ。
この件に関しては岐阜の郡上八幡に住む読者から追加情報があったので、読んでいただきたい。
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話をどこに戻したらいいのかわからなくなったけど、とりあえず芦ノ湖の釣果をここに書いておこう。この日の釣果は35センチのバス1匹と25センチのニジマス1匹だった。普通なら釣り日誌を書く気にもならないよ。トホホのホ。
だけど、なぜか釣りに行くと必ず書くことは見つかるんだ。それが釣りの面白さだと思うね、Tomy にとって。
最初の話に戻ろう。「パソコンを買ったら迷わずマルチメディアの道に走れ」って話だ。アニメのおじさんみたいにならないために・・・
このようにならないためにはどうしたらいいかというと、ASHINOKO ONLINE にブックマークを付けてたまに見に来ればいい。そうすればパソコンを使って何ができるかが多少はわかるだろう。そして、いつかは自分もやってみたくなるはずだ。
1億2千6百70万人。これだけの人が創作活動をすれば物凄いものが生まれてくるよ。アメリカなんか簡単に抜き去ることができる。問題はパソコンや OS そのものを作ることじゃなくて、それをどう使いこなすかなんだ。
考えてみたまえ、日本人は漢字、ひらがな、カタカナ、アルファベットを混在させた文章を書くことができるんだ。ふだんから欧米人より何倍も頭使ってるわけよ。つまり文化的に物凄く高いレベルってこと。
たとえばさ、「前向きに検討する」という言葉を英語に訳すと「改善するよう最優先課題として努力する」という意味に伝わるらしいけど、実は違うんだよな。「前向きに検討する」イコール「気にはしてみるが、早急には何もしない。せっぱ詰まらないと改善しないだろう」という感じが日本人の感覚なんだ。
そういう裏腹な意味を持った日本語が多数存在するということは、それだけ日本の文化レベルが高いことの証明だろう。だから、この文化レベルの高さで勝負しなきゃいけないわけよ。YES か NO、ゼロか1、白黒ハッキリさせるのは日本人のお得意じゃないのだ。灰色の部分がお得意なんだよね。日本人の場合・・・
CPU とか OS なんかは外国まかせでもいいわけ。問題はパソコンを使ってゼロから物を生み出せる人間を増やすことなんだと思う。そうすれば日本は次の時代をリードすることができるだろう。
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