夏はババベラ

気ままに象潟

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1999年7月16日

ふたりは予定をキッチリ決めるのが大キライなので、そのときの気分で行動することにしました。幸い天気が良かったので、今日は日本海側まで一気に突き進むことにします。目的地は70キロほど離れた象潟町(きさかたまち)の奈曽川。インプレッサ氏によると50匹ぐらいはイケルということでしたが・・・

象潟近辺の地図(FLASH)

さ108号線を日本海まで突き進みましょう。ここからは写真が主体になります。

大谷地池

まず最初の写真は地図の真ん中あたりにある高原の大谷地池です。鳥海山のすそ野に広がる湿地帯は牧場とリゾート施設になっているんですよ。頂上は雲に覆われて見えませんでしたが、7月半ばになっても鳥海山の雪は消えていません。

このときは下界の気温が26℃で蒸し暑かったのですが、ここまでくると気温は22℃。窓を開けると涼しい風が入って気持ち良かったです。きれいなキャンプ場もありますので、『夏休みはどこに行こうか?』と思っている方はここに行くといいでしょう。

チーチーアイス?(FLASH)

ババベラはなかったけど、チーチーアイスならここのレストハウスで食べられます。帰りにオカラさんがここに入って「チーチーアイスを食べよう」と言ったら、売店のおばさんに睨まれてしまいました。ニャハハ・・・

奈曽の白滝

お次の写真は地図で示した1番のところ。奈曽川にある名勝地「奈曽の白滝」です。谷が深いので左のつり橋を渡らないと見に行けません。落差が26メートル、幅は11メートル。滝つぼは広くて直径20メートルほどの丸いプールになっています。滝つぼの水は藍を流したような青さでかなり深そうでした。

夏の奈曽川は水力発電の取水と農業用水の取水が重なっているので、この滝の辺りしか釣れそうな水域はありません。「ここで釣りをしよう」と Tomy は言ったのですが、オカラさんの「谷が深いからパス」の一言でここでの釣りは流れました。いかにも釣れそうでしたけど・・・

続いてふたりは川沿いの細い林道を下っていきました。水の流れはほとんどなくて、ヤマメはいそうもありません。でも、所々にハミ跡があり、プールにはアユが泳いでいます。あとで知ったことですが、奈曽川の下流域は型のよいアユがいることで知られているそうです。

象潟

日本海沿いの国道7号線に出ました。いよいよババベラに会えるかもしれません。上の写真で水平線に突き出した半島が象潟です。ここは昔、入り江にたくさんの小島が浮かぶ景勝地で、宮城県の松島に似た風景だったと言われています。ところが1804年の大地震で地面が隆起し、一夜にして海だったところが陸になってしまったんですね。

天然記念物の九十九島の写真はココにありますので、別ウィンドウでご覧ください。田んぼの中に松島のような小島がたくさんあるのがわかると思います。世界的にもこんな地形は珍しいでしょう。

さてその後、ちょうど昼時になったので、ふたりは道の駅“象潟”に向かいました。何か美味しそうなものはないかと見回してみると…、ありましたありました。このあたりは海に鳥海山の伏流水が流れ出しているので、良質な天然岩ガキが捕れるのです。

捕りたての岩ガキは一口では口にほおばれないほどの大きさがありましたが、値段は1コ280円。東京で食べたら1コ1,000円はするでしょう。口に入れると冷たくて甘いカキのジュースが口いっぱいに広がり、ほのかな磯の香がしました。

水がいいせいか、いやな生臭さはまったく感じません。ちょうどよい塩味があるのでレモン汁をかけただけで美味しくいただきました。Tomy が2コ、オカラさんはお替わりして3コ、ビールのつまみに最高でしたよ。

Ψ(`⊥´)Ψ うみゃい!

冷渡川

さらに道の駅でカキ料理を食べたふたりは町の釣具屋“釣りキチ三太”に向かいました。でも、この辺では海釣りが主流らしく、店の人も渓流についてはあまり詳しくありません。夏場は漁港でクロダイ・キス・アジ・イシガレイなどを釣ることができるようです。

Tomy はどうしてもヤマメの顔を拝みたかったので、ここで武道無視を1箱買って店を出ました。そして、再び高原に戻り、地図の2番の地点にある写真の川に行ってみました。多分、名前は冷渡川だと思いますが、見た目はなかなか良さそうでしょ。

ところが、ここに魚はいなかったんです。水中の石を引っぺがしてみたら、きれいさっぱり何もついていないんですからね。水棲昆虫のいない川に魚は棲みません。ふたりは早々にこの川を去ることになりました。

ここで雨が降ってきました。かなり強い雨です。

Tomy は『このままヤマメの顔を見ずに帰るのかなあ』と思いました。インプレッサ氏に教えてもらった鶯川に着いたときは、まだけっこう降っていたのでそのまま108号線を雄勝方面に戻りました。…が、幸いそのあと雨はは小降りになりました。

そしてたどり着いたのが地図の3番に示した子吉川の上流です。フライのオカラさんに先に行ってもらい、Tomy は武道無視のエサ釣りに転向。なんとかヤマメの写真を撮らないと終わるに終われませんからね。

すると、まず第1投で10センチもないコッパヤマメ。続いては15センチぐらいのハヤ、そして3投目、目印がスッと止まったところであわせると20センチほどのヤマメが釣れました。

やっと釣れたヤマメ

ここでまた雨が強く降りだしたのですが、武道無視の威力はさすがです。1時間で22匹。ハヤ混じりで大きさは10センチから20センチまででしたが、なんとか楽しめました。オカラさんに追いつくと、オカラさんも17センチぐらいのを釣ることができたようです。

『これでよし!』

これにて釣り終了。そのあとは一晩中雨が降り続き、釣りにならなくなってしまいました。帰り道の鳴子でいい天気になりましたが、道草せずに家路を急ぎます。板橋のオカラさん宅までは6時間半、さらに2時間で伊勢原到着。1,300キロの気ままな旅はこれで終わりました。

ババベラには会うことがなかったけど、今もあるんですかね? インターネットで調べてみたら、11年前はひとつもなかった道の駅が秋田だけでも10以上できてるんです。高速道路も完成したし、もしかしたらババベラはもうないのかもしれません。

会えるとすれば秋田市から大曲までの13号線沿い。それから男鹿近辺の7号線沿いなんですよ。もしババベラを見かけた方は写真を1枚送ってください。みなさんも是非、秋田を旅しましょう!

【夏はババベラ】おわり