カモメが飛んだ日

飛んだハプニング

2ページ目(全3ページ):最初のページへ

2000年4月17日

さて、それでは今回の話に戻りましょう。まずは地図を見てください。

西伊豆ロードマップ(Flash)

このロードマップでは位置関係しかわかりませんが、木負から戸田に抜ける道は曲がりくねっていて時間がかかります。ですから、木負の様子を見ながら戸田へ行くよりは、有料道路を使って土肥へ行った方が疲れないのです。まあ、木負、静浦あたりで釣れていれば、わざわざ遠くへ行く必要はありませんけどね。

ここで17日夜の潮時をメモしておきます。(沼津市内浦)

17(月)中潮 満潮 16:51 干潮 22:53

18(火)大潮 満潮 05:02 (満月は19日)

木負堤防に着いたときは、まだ薄明かりが差していました。4月半ばともなると、だいぶ日が長くなりますね。Tomy は早速買ってきたアジにワームフックを刺して思いっきりブン投げました。

前回はアジのしっぽに直接ラインを結んでいたのですが、まだ UMO が大型魚類だという可能性も否定しきれません。そこで、今回はワームフックの使用を思いついたわけです。

しかし! これがとんでもないハプニングを招きました。

アジを投げ込んで、ロッドを堤防に置こうとした瞬間、STELLA がものすごい唸りをあげたんです。

ギュイーン!

ウィンウィンウィン、ウィーン!

船に引きずられているのかと思ったら・・・と・と・と・とんでもない・・・いや、飛んでる!・・・何と Tomy はゲイラカイトを揚げていたのです。ラインは空高く舞い上がり、その先にカモメがついているではありませんか。

すごかったですよぉー。おそらくゲイラカイトの大会に出ていたら優勝したでしょうね。カモメは右旋回3回、そのあとすぐに左旋回を4回、さらに急降下したかと思えば急上昇ですもん。羽にラインが絡むまでの3分間は周りの人も Tomy のテクニックに魅了されていました。

強風にあおられてカモメは16ポンドラインを引きちぎりそうなほど強く引いたのです。喜んでる場合じゃありませんけど、引きはすごかったですよ。

しかしもう、冷や汗タラタラでした。殺したら寝覚めが悪いですからね。ラインを切ることもできません。もし切ったら、切れたラインが絡んで、あのカモメは死んでしまうでしょう。Tomy はいつもより慎重にドラグ調整を何度も行いました。

3分後、羽がラインに絡んで、カモメは海面に落下しました。堤防から80メートルぐらいの距離です。これは今考えるとラッキーでしたね。すぐそばに養殖用のイケスがあったのですが、その中に落ちていたら助けられなかったかもしれません。

慎重に堤防まで引き寄せて、最後は玉網でやさしくすくいました。幸い羽に傷はついていないようです。飛んでいるときは『足にラインが絡んだかな?』と思ったのですが、実はワームフックがくちばしの柔らかいところに刺さっていたんですよ。

隣で釣っていたオジサンがカモメを押さえてくれたので、何とかワームフックを取ってやることができました。『もし、ノドの奥に刺さっていたら・・・』と思うとゾッとしますが、幸いにも無傷で帰してやることができてホッとしています。

御心配をおかけしました。

-t(`⊥´)。o 0


NEXT