まぼろしハンター

Part-1

2000年4月29日〜5月1日

1ページ目(全6ページ)

『あれま! ヤクルトがサヨナラ勝ちだってよ・・・頭にきてラジオを消して損したな。えっ! ペタジーニが同点3ラン?・・・なんだよー、諦めずに最後まで聞いてればよかったな』

『しかし気分いいじゃん! 長嶋の吠え面が見たかったぜ。長嶋は喜怒哀楽がハッキリしているから、いじめ甲斐があるんだ』

Tomy は知る人ぞ知る、スーパーアンチ巨人のヤクルトファンなのだ。どれぐらいのアンチ巨人度かというと・・・、巨人の上原がアサヒ十六茶のコマーシャルに出た途端、それまで釣りに行くたびに買っていた十六茶をキッパリとやめた。もちろんオロナミンCなんて絶対買わないし、どんなに腰が痛くてもエアーサロンパスなんか死んでも使わない。「SECOMしてますか?」と長嶋が言えば、テレビに向かって「するか!」と必ず言い返している。

ここで、ちょっと珍しい物をお見せしよう。

ヤクルトアトムズ時代の景品(Flash)

昔のヤクルトは目茶苦茶に弱かった。そして人気も最低だった。同じ東京に本拠を置きながら、巨人ファンとヤクルトファンの比は100:1ぐらいだったかもしれない。しかし、人気がないだけに子供へのサービスは満点だった。

15歳以下の子供は年間500円で神宮球場のゲームをすべて見られ、その上、神宮球場へ行くたびにもらえるスタンプを貯めると、様々な景品がもらえた。上の絵皿のほかにもバット、グラブ、サインボールなどが年間たったの500円でもらえたのだ。(スタンプだけ捺してもらいに行ったこともあるが、ほぼ皆勤賞)

おそらくヤクルトは大赤字だっただろう。大洋戦や広島戦は特に人気がなく、観客数が1,500人なんてことも珍しくなかった。だが、その後は巨人離れするファンが徐々に増えたり、アタシのようにヤクルトに育てられた子供が大きくなって徐々にファンを増やしていった。

ドラフトやフリーエージェントを巨人有利にねじ曲げるのはけしからん! 読売の渡辺オーナーは野球をダメにする悪の権化である。

おそらく、そういう考えが浸透してきたのだろう。江川を強引に巨人入りさせた頃から、急にアンチ巨人が増えたような気がする。今も巨人ファンは多いが、アンチ巨人はそれ以上に増えているはずだ。

アンチ巨人のみなさん、ごきげんよう。そして巨人ファンのみなさん、ご愁傷様。2000年の大型連休は Giants Weak になりそうだ。Tomy はゴールデンウィークを気分良く迎えることができたが、皆さんはどうだろうか?

さて、前置きはこれぐらいにして、そろそろはじめよう。今回は長野県の木崎湖と、新潟県の姫川港からお笑い釣り日誌をお届けする。はたして、どんな珍道中になることやら・・・

信越マップ(Flash)

4月29日、午後11時30分、伊勢原市の自宅を出発。連休初日だが、さすがにこの時間は道が空いており、諏訪サービスエリアまでが2時間5分、さらに諏訪から木崎湖畔までは、たったの1時間で着いてしまった。特に豊科インターから大町までの147号線はオリンピック以前と比べて15分ぐらい短縮されただろう。豊科から木崎湖までは、わずか35分だった。朝はかなり冷え込んで、おそらく10度を切っていたと思う。明け方は寒くて眠れないほどだった。

パピルス(モダンボート)

そして7時、いよいよ出船の時間だ。Tomy はもう、パピルスおじさんに顔を覚えられたらしい。釣り日誌を数えてみると、これが10回目の木崎湖釣行だから、それも当然か。ここのお客さんは、ほとんどバス狙いだが、Tomy だけはいつも“幻の魚”キザキマスを狙っているから目立つのかもしれない。

そう! Tomy は知る人ぞ知る“まぼろしハンター”でもあるのだ。


NEXT