HANABI

腹隊員 カイシンの一撃

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2000年5月19日

花火が終わってからも、まったくアタリはありませんでした。9時半を回った頃だったでしょうか。タロジロー隊員が犬走島堤防に到着したという知らせがあったので、UMO 調査隊は犬走島堤防に集結することになりました。

「ラーメンでも食べに行きませんか?」

「ああ、いいですねぇ」

腹隊員の提案で3人は香港亭というラーメン屋に行きました。このラーメン屋は深夜でも営業しているんですよ。味はあっさりした醤油味の東京風で、特徴はないものの、誰の口にも合うという感じでしょう。

食後

3人は再び犬走島堤防に戻りましたが、Tomy と Tarojiro 隊員は明け方の満潮に勝負を賭ける予定だったので、2時まで寝ることにしました。干潮がちょうど真夜中の0時頃なので、2時からがチャンスと考えていたんですよ。

「僕はちょっとやってみます」

「腹さん、これから干潮だから、寝た方がいいんじゃない?」

「うん、ちょっとだけね・・・」

五月のヒットカラーって?(Flash)

“トントントン”

車の窓をたたく音がしたので起きてみると、腹隊員だった。

「釣れましたよ」

「ん? 雨の中、頑張ってたんだ。ヤル気あるなぁー」

「1キロオーバーが釣れたんですよ。ほらね」

腹さんがぶら下げたビニール袋は確かに大きく膨らんでいた。

「やるなぁー! 今何時?」

「2時です」

「それじゃあ、いよいよ UMO をやっつけるか・・・」

実は腹さんの獲物は写真がないのだ。詳しくは腹さんのページ原当麻だよりを見てほしい。釣れたときの状況も詳しく書いてあるはずだ。そのときはかなり強い雨が降っていたが、一瞬風が弱くなったときに釣れたらしい。

「Tarojiro 隊員、腹さん釣れたってさ。1キロオーバーだって」

「えっ! 釣れたんですか? 根性あるなぁー。かなり降ってるから、まさかやってるとは思わなかった」

「予定よりちょっと早かったけどね。まぁ、これからだよ」

Tomy と Tarojiro 隊員は早速アジのブッ込みをはじめました。Tarojiro 隊員の竿は“スズミ 餌木 300”、そして Tomy の竿が“スズミ Power Force 360 25号”です。この釣り方にはスズミでいいんですよ。アジが投げられれば、調子なんかどうでもいいんです。

ただ、この日買ってきたアジは1匹100グラム以上の中アジだったため、“スズミ Power Force 360 25号”がちょうど良かったですね。こちらの竿で投げると、飛距離が60メートルぐらい出ました。ウキ釣りを出し抜くためには飛距離が重要ですから、投げ竿の方がいいでしょう。

しばらくしてアタリがきました。缶が転がったので見に行ってみると、静かにラインが出ていきます。約20メートルで止まったので、慌てずに2分ほど待ちました。

「よーし、じゃあ巻くぞ。おっ、重い重い。ついてるついてる」

「やりましたね。おー! けっこう大きそうだ」

「Tarojiro 隊員、ロケットの装着をたのむ」

「りょうかい! ロケット装着します」

「早く早くぅー!」

「ロケット装着ヨシ!」

「ロケット投入!」

「投入しました」

「よっしゃぁ〜! アワセるぞ。エイヤッ!

「乗ってますか?」

「乗ったぁー!」

UMO?

しかし、上がってきたのはアオリイカではなく大アナゴでした。ロケットのハリが掛かったのではなく、喉元に餌が詰まったためにバレなかったようです。

「UMO の正体はこいつか・・・」

「ウツボじゃなかったんですね。でもいい型ですよ。いいないいなぁー」


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