HANABI

伊豆下田の黒船祭

1ページ目(全5ページ)

2000年5月19日

ここのところ釣れてない Tomy です。試しに今年の釣り日誌のページ数と釣れた魚の数を比べてみてください。ページ数の方がはるかに多いことがわかると思います。とほほ・・・

でも、みなさんから見れば最近の「お笑い釣り日誌」は面白いかもしれません。他人が爆釣しているのを見るのは、なんとなく落ち着かないものでしょ。それに比べると、悪あがきしている様子は十倍楽しめるのです。まったく、人間なんて勝手なものですよ。大きい魚を見せびらかされると、なんとなく面白くありません。その点、ASHINOKO ONLINE は極くたまにしか大物を捕らないから、見ていて安心ということでしょうか?

みなさんは、Tomy が大きいのを釣ったときだけ出掛ければいいのです。そんなときは誰でも釣れる時期と見て、ほぼ間違いありません。

さて、今回ですが、Tomy は度重なる失敗にもめげず、伊豆下田港の UMO(Unidentified Moving Object)に再び挑戦することになりました。今までに何度か UMO を追いつめてはいるのですが、惜しいところで取り逃がしているのです。今度こそは、なんとか UMO の正体を突き止めねば!

さて

Tomy は下田に金曜の夕方到着しました。釣りをはじめる前に、まずは、あとを追ってくる Tarojiro 隊員と電話連絡です。

「もしもし Tomy ですけど・・・こちらは今、下田に着きました。そちらは今どこ?」

「えっ! もう着いたんですか? 今、こちらは網代です。夕方、ちょこっとエギをしゃくってから下田に向かいます」

「途中、伊東のハトヤ前でネズミ捕りをやってました。気をつけてください」

「りょーかい!」

伊東のハトヤ前は要注意です。135号線は、ここだけ道が2車線になっているのですが、ネズミ捕りを見たのは今回で2度目ですからね。みなさんも伊東より先へ行くときは、十分注意しましょう。

19日、下田の満潮は午後6時40分頃

月は満月の1日後で、潮は大潮。堤防の根元にはビッシリ藻が生い茂っているので、きっと産卵期の大物が寄ってくるでしょう。東北東の風が強いのが気になりますが、おそらくチャンスはあるはずです。Tomy は6時少し前にエギを投げはじめました。

『おっ? 電線にアオリーQがぶら下がってる。ラッキー!』

アオリーQ

いつも根掛かりでエギをロストしているので、こいつは天の恵みでした。久々に5.4メートルの玉網が役立ちましたよ。

『今日は幸先いいんじゃない?』

と思ったのもつかの間、何やら堤防の周辺が怪しい雰囲気になってきました。パトカーや消防車が赤灯を回しながら近づいてきたのです。

『なんだかおかしいな。いつもと雰囲気が違うぞ』

『何か事件かな? 最近物騒な事件が多いから・・・』

巡視船がライトアップされている

『あれっ? 海上保安庁の巡視船がライトアップされてる』

『確か海上保安の日は5月だったな。ああ、そうか! きっと今日が海上保安の日なんだ。このあいだ、海上保安庁海洋情報部のページで見たんだよ』

そんなことを考えながらエギを投げていると、7時近くなった頃、消防車から数人の消防士が降りてきました。

『ん!?』

「今日はこれから花火を打ち上げるので、ここを離れてください」

「えっ!」

「この堤防から花火を打ち上げるんですよ。黒船祭りのイベントなんです。8時からですから、すぐに釣りをやめてください」

『聞いてないよぉー! せっかくいい時間帯なのに・・・』

Tomy はあとを追ってくる Tarojiro 隊員に電話で花火のことを知らせると、「犬走る(いぬばしる)かもしれない」と言っていた腹 Timer さんにも電話してみることにしました。

「もしもし Tomy です。・・・久しぶり。今日は来るの?」

「今、稲取を過ぎたところです。あと30分足らずで下田に着きますよ」

「あれま、やる気あるねー。今日はこれから花火大会だそうで、犬走島堤防では釣りができませんよ」

「えー! どうしよう」

「犬走島堤防より東側に1本堤防が見えるでしょ。そちらに移動するので、腹さんも来てください。あそこでもアオリが釣れますよ」

「福浦ですね」

「福浦って言うのかな? 地元の人は東堤防って呼んでるけど・・・」


NEXT