10秒チャージ・吉田さん

キザキバスはスレている

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2000年6月10日

木崎湖で集合したのは6時頃だった。今日は3隻のモーターボートを予約したのだが、Tomy 達が借りた3人乗りはフットコンエレキが最初から付いているタイプだ。(1日8,000円)

どうやら今日はモーターボートがすべて予約済みだったらしい。バスが釣れる時期だから、そのほとんどがバスマンである。他のボートにはロッドが10本ずつぐらい積み込まれていた。

『あんなにたくさん使うのかね?』

『竿の数より、釣れる魚の方が少ないんじゃないの?』

『ロッドの違いなんて大した問題じゃないでしょ。15メートルぐらい投げられれば、バスは釣れるんだから・・・』

竿ばっかり買い込んでるバスマンは【プロゴルファー猿】を読んだ方がいいかもしれない。この漫画の主人公は自分で作ったドライバー1本しか持っていないのだ。パターさえ持ってないんだよ。それでも、難コースを次々に攻略して、賭けゴルフに勝ってしまう。痛快でしょ。

みんなもやってみ! Tomy なんか秋になると1,000円もしないワカサギ竿でバカバカ釣ってるよ。リールもワカサギリールで十分。みんな金をかけ過ぎだと思う。新しい竿を買うならシイラ竿でも買いな。シイラを1匹釣ったら、バスを1日に50匹釣るよりスカッとすること請け合いだ。

それに、シイラが釣れなかったとしても、たいていサバは釣れるから、一度バスロッドでサバを釣ってみるといい。バスより面白いことは保証するよ。フッコなんか目じゃないからね。

どうも最近、釣具を買い揃えることで、魚を釣った気になってる人が多いと思う。そりゃあ、釣具屋にとってはありがたいお客さんだけどさ、もうちょっと1本のロッドを使い回したり、手の延長のように使いこなすまで、バカのひとつ覚えで使った方がいいんじゃないの?

バスプロなら1秒を争うことがあるかもしれないけど、普通のバスマンはそこまで必要ないでしょ。釣れないから竿が増えていくという人は絶対考え直した方がいいな。

さて、午前7時

ようやくボートを出せる時間になった。待ってましたとばかり、モーターボートが一斉にポイントを目指す。Tomy 達の3人乗りには9.9馬力エンジンが付いていたので、他のボートより速いようだ。

「最初はスモールを狙ってみようかね」

「釣れたら食いましょう! スモールはうまいから」

というわけで、最初のポイントは農具川流れ込み付近に決まった。

木崎湖のポイント地図(Flash)

最初は Tomy がフットコンを操作して、海ノ口駅前から流しはじめた。水深1メートルぐらいのところに、たくさんバスの産卵床が見える。しかし、なかなかバスを発見できない。もっと岸寄りに魚がいるのだろうか?

「なんかオカッパリがたっくさんいますね」

「あっ、オカッパリの人が足元で釣ったよ」

「もっと岸に近づきましょう」

だが、フットコンの操作に慣れていないので、ボートは行きたい方向になかなか進まなかった。水草にルアーを引っ掛けただけで、回収に一苦労である。

「あー! 逆ですよ、逆!」

「もうちょっと右、あー! 離れちゃった」

バスマンって、けっこう器用らしい。こんなに操作が難しいものを良く使いこなせるものだ。ボイスコントロール機能を付けたら売れるかもしれないね。


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