ク、ク、クリームパンが…

相模湾のメジ・カツオ

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2000年9月2日

スパンカーを上げてしばらくはアタリがなかった。しかし、10分ほどするとカッタクリにイナダがヒットしはじめ、15分後には Tomy のジグにもイナダがヒットした。それも2連発。

ロッドは Jackson の Cheiron INSHORE. これはボート用のシーバスロッドで、長さ7フィート、キャスティング・ウェイトは5.5グラムから14グラム。推奨ラインは4〜8ポンドだが、調子がちょうどいいのでライン指定を無視して使ってしまう。

40センチ級のイナダから2キロのカツオまでは、これで十分だろう。けっこうバットにパワーがあるので、2キロまでなら抜き上げられる。

そして、もう一本はシイラからアオリイカまで何でも釣れるユーティリティーロッドの Valley Hill Ocean Quest 80L。 このロッドは貧乏人の味方かもしれない。知人に1万円で譲ってもらったのだが、この4年間で一番活躍したロッドだ。

シイラは115センチまで数えきれないほど上げているし、アオリイカもこのロッドで100パイぐらい釣った。去年、今年はジギングでも活躍中である。(120センチオーバーのシイラにはちょっとパワー不足)

リールはシマノの4000番と5000番。5000番の方はハイスピードでギア比が5.7倍。それぞれ2号と3号の PE ラインを100メートルずつナイロン4号の下巻きをした上に入れてある。なお、フグ対策としてはそれぞれ替えスプール1個を用意した。

リールは巻き取りが速いものが有利だろう。ギア比5倍でも大丈夫だが、5.7倍の方が余裕があって疲れない。ちょっと高いが、新規に買うならシマノの5000番ハイスピードがよろしい。ライトジギングに皆さんも是非チャレンジしてちょうだい。今ちょうど、お手頃サイズが釣れているのでルアー入門者にはもってこいだ。

1.5kg 級のメジマグロ

お隣はジギング初挑戦でメジをGET!(七号船)

隣で釣っていたオジサン達もそれぞれ1.5キロ級のメジを釣り上げて満足そうだった。最初のうちは巻き上げスピードが足りずに苦戦していたが、メジはスピードに関係なくマッチ・ザ・ベイトが基本らしい。今はイナダの方が難しくて、巻きが遅いとヒットまで持ち込めないのである。

さて、湘南ロケッツの隊員達はどうだったのだろう?

実はこれが大苦戦だった。タロジロー隊員は3000番のリールを使っていたので、明らかにスピード不足。途中からは自ら“フグプロ”を名乗りはじめた。アサイチで1本イナダを釣ったあとは、まるでフグ漁師である。

かとう隊員、フグの一荷釣り

かとう隊員、サバフグの一荷釣り

そして、かとう隊員もフグ連発。巻けども巻けどもフグ、フグ、フグ・・・

「イナダかと思ったらフグの一荷でしたぁ〜!」

「サバフグはカラアゲにすると美味しいらしいよ。フグ料理屋で出されるカラアゲは、ほとんどサバフグなんだって」

「食べちゃいましょうかね?」

「うん、そうしなよ」

かとう隊員は空っぽのクーラーにサバフグを放り込んだ。

かなり時間が経過して10時近くになっただろうか?

Tomy にようやく3本目のイナダが来た。そして、それまで隣のオジサン達はフグ・オンリーだったのに、なぜかジグをシーフラワーのイワシカラーに付け替えた途端に2人ともメジをゲット! こうしてはいられない。慌てて Tomy も塗装が剥げかかったシーフラワーを取り出して沈めてみると・・・

“ガツン!”

メジが来た。イナダよりグングン引く。オジサン達が上げたのより若干大きくて2キロぐらいだろう。タモ入れしてもらうまでもないと思ったので、一気に抜き上げようとしたのだが・・・

何とショックリーダーが切れてサヨウナラ。

(´⊥`)ゞ

多分、フグにショックリーダーを傷つけられていたのだと思う。その前にも何度かフグにラインを切られたので、おそらくフグの仕業だ。ちくしょ〜!

10時半頃

かとう隊員の隣で釣っていたパームス兄さんに凄まじいアタリ! ジグの着底後、巻き上げにかかった瞬間、リールがけたたましい唸りをあげた。

「メジかな? 定置網の方へ走っちゃったよ」

「その引きは3キロ以上に間違いないね」

「全然巻けやしない」

これは結局ラインブレークで捕れなかったが、その後の情報から推測すると4キロ級のカツオだったと思う。イナダの群より下をたまに大型の群が通るようだ。あれを捕ろうと思ったらシーバスロッドを使ってる場合じゃない。

場所移動

船は大磯沖から相模川河口沖に場所を移した。だんだん風が強くなり、ミヨシに立っているのが辛くなってくる。うねりの高さは1.5メートルぐらいだろう。

ところが、ここで突然イナダが食いはじめた。およそ1時間の間に Tomy が5本、コツをつかんだのだろうか、かとう隊員は7本連続、そしてタロジロー隊員はイナダ1本 + フグの大漁。やっぱり勝負の分かれ目は巻きの速さだったようだ。ハイスピードギアでないとすぐに疲れてしまうのである。

なお、ここでの外道は大サバ、ホウボウなどだったが、初めてジグで釣ったホウボウにはちょっと感動した。引きがイナダと違って、大きさの割に激しく抵抗するのだ。巻き方はジャカジャカ巻きではなく、着底後“ロングジャーク、クリクリクリ、ロングジャーク、クリクリクリ”という巻き方だった。

と、そのとき!

「ク、ク、クリームパンが…」

何だろうと思って振り向いてみると、かとう隊員がクーラーを覗き込んで呆然としている。イナダの血で赤く染まったクーラーの水には油が“トローリ”。

「どうした?」

「ク、ク、クリームパンが…」

かとう隊員がクーラーから豆腐屋の手つきで探り出したものは・・・血染めのクリームパン・・・というか、なんというか、ブヨブヨにふやけた焼き麩のような代物であった。

謎解き

  1. かとう隊員は最初の4時間でイナダのヒットゼロ。その時点でクーラーは空っぽだったので、暑さで腐らないようにクリームパンをクーラーに入れていた。
  2. 「サバフグは食べられる」という話を聞いてサバフグを2匹クーラーに入れた。
  3. サバフグは苦しさのあまり、クリームパンのビニールをハグハグした。
  4. 場所移動後、突然イナダが食いだしたので、かとう隊員はクリームパンのことをすっかり忘れてクーラーに海水とイナダを・・・

そんなわけで、今日の釣りもなかなか面白かったのだが、陸に上がると、いつもは最後に帰ってくるシイラ船がすでに上がっていた。

「あれ、HATTORI 名人、早いね」

「沖は相当うねりがひどくて、早上がりになっちゃいました」

「シイラは釣れたの?」

「ペンペンですけどね」

HATTORI 名人の釣果は ↓

HIGASHI-GINZA MINNOWING CLUB LKJ

JKLの HATTORI 名人

HATTORI 名人

「メジは釣れなかった?」

「釣れましたよ。これぐらいかなぁ?」(手の幅は45センチぐらい)

「いい型じゃない。2キロ弱あるかな。見せて」

「・・・?」

「まさか、リリース?」

「その、まさかですけど・・・」

「エーッ、もったいな〜い!」

(`ё´) ← タロジロー隊員

「HIGASHI-GINZA MINNOWING CLUB LKJ は長いよ。改名したら?」

「そう言えば、“銀座”の“クラブ”だから、わけのわからないメールがよく来ますね。英語のメールもけっこう来ます」

「きっと外人は“東銀座小魚っ娘クラブ”だと思ってるんだよ。もしかしたら“Minnowing”ってのは和製英語かもしれないぞ」

「そうかもしれませんね」


次の週末はシイラ船でナブラ撃ちじゃ!

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