カツオマン

ヘタジグ人、吠える!

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2000年9月23日

「ところで、GotCha なんだけどさ・・・」

※GotCha とは GAKU さんが編集している Web ページに
付いている対話型検索エンジンのこと。

「GotCha に“芦ノ湖や相模湾で釣りをしたいんだけど、何か面白いページはない?”って質問しても ASHINOKO ONLINE が出ないんだよ。何とかしてくれない?」

「GotCha は、しょーもない検索エンジンでして、社員の私でさえ使ってません」

「1日に GotCha は何アクセスぐらいあるの?」

「3万アクセスぐらいです」(GAKU)

「ちなみに Yahoo! はどれぐらい?」

「7月に1億アクセスを突破したって話ですよ」

「なにそれ! 1日に1億?」

「そうなんですよ。日本の検索エンジンは一強多弱なんです」

「イカンね〜! Yahoo! にこれ以上大きな顔をされてはたまらんぞ」

「おーい! Tomy ! 仕事しろー!」

ヒカル船長の指令で Tomy は話をやめ、波間に目を転じました。

「右の方・・・何か浮いてるぞ!」

大島まであと20キロぐらいに迫った頃、Tomy は300メートルほど離れた波間に浮かぶ切り株を発見しました。

“ブロロロロー!”

「じゃあ、ちょっとやってみてー」

1時間ほどクルーズしたあとの第一投です。切り株に向かってジグを投げると軽い手ごたえがあり、足元までペンペンがジグを追ってきました。でも、かなりスレているようで、なかなかヒットまで持ち込めません。

『そうだ! ミノーにしてみよう』

Tomy は Battle Dolphin の参加賞にもらったピンクの Tide Minnow を投げてみました。するとどうでしょう、3,4匹のペンペンに混じって80オーバーも何匹か追ってくるではありませんか。

「いるよ、いるよ、いるよー!」

5分ほどの間にペンペンが5本ほど上がったでしょうか? みんなジグでやっていたのでイマイチでしたが、Tomy は何とか一匹釣ることができました。もうシーズンも終盤ですから、ペンペンと言えどもスレ切っているようです。

ちなみに釣り方はこうでした。引いても見切られるので、足元にミノーを浮かせておき、シイラが見に来たところでトゥイッチ一発。これをやったらヒットしたんですよね。

シイラはルアーが浮いていると、必ずそばまで見に来ます。そこでタイミング良くトゥイッチすれば、スレていても騙せるんですよ。早巻きすればいいってもんじゃなく、要はシイラの本能をいかに刺激するかってことでしょう。近づくまであまり動かさず、目の前まできてからルアーを動かしてやればたまらずに飛びつきます。

で、その後なんですが、あちこち探し回った割には釣果が上がらず、ルアーで釣れたのは Tomy の1キロカツオ2本のみ。他に10人ほどルアーマンが乗っていましたが、11時までに釣れた本命はこれだけでした。

「僕は Mac Fan って買わないね」

「Mac の雑誌は何か買ってます?」

「Mac People なら買うけど」

「え〜! なんでなんで?」

「Mac People は広告が少ないから、うすい割に読むところが多いし、表紙のイラストも好みなんだ。その上、ちゃんと CD-ROM のオマケもついてるし、隔週刊だから情報も早い」

「Mac Fan も隔週刊ですよ」

「そうだっけ? じゃあ今度読んでみるよ。釣り雑誌もそうだけどさぁ、こう世の中の移り変わりが激しいと、月刊誌は流行らないよね。隔週刊にしないとダメだな。釣り雑誌にしても“つり丸”みたいな隔週刊の方が月刊誌より売れてるでしょ」

「そうでしょうね」

「いずれは紙の媒体を誰も買わない日が来るんじゃないの?」

「でも、インターネットは金を取りにくいんですよ」

「そう言えばそうだね、“テレビ番組を買う”という習慣さえ、日本には根づいてないもんな。NHK の受信料さえ払わない人がいるんだから」

南風が急に北風に変わり、冷たい空気が入ってきました。そして、海上の湿った空気が凝縮され、大粒の雨がポツリポツリ。

「みなさーん、ちょっと走りますからキャビンに入ってくださーい」

まだ、ほとんどの人がボウズなので、キャビンは沈みきっていました。船は真鶴沖から江ノ島沖まで全速力で一気に走ります。ヒカル船長は情報に振り回されているのでしょうか?

江ノ島沖に着くと十数隻の船団が見えてきました。

「あっ! 釣れてる。デカイッ!」

3キロオーバーのカツオが上がっているようです。Tomy はバンジーメタルのグリーンを選び、釣れている船の近くに投げ込みました。

“ウィー!”

掛かったようです。後ろを振り向くと・・・N氏の隣の人が大物を掛けていました。ドラグが何度も逆転し、魚は船の下を通って、反対側の方に走りました。

「もっと身を乗り出して!」

「巻け巻け巻けっ!」

「バラすなよっ!」

船長と中乗りさんが必死のアドバイス。あまり大物には慣れていない手つきでしたが、アドバイスの甲斐があって何とか上がってきました。

4.3キロのカツオ

4.3キロもありました

そして、そして。負けてはならじと Skill Jig を3段ジャークしていた Tomy にも来ました。パールホワイトを使っていたので、水面から5メートルぐらいまで来たときにジグが見えました。

すると、見えた瞬間! 横から青黒い弾丸が、そいつを引ったくっていったのです。

ゴンッ★

2,3回転リールを巻いたのですが、そのあとはなすがまま。カツオは50ccバイクぐらいの勢いで真下に突っ込んでいきました。ステラ5000Hを40回巻いて、ようやく姿が見えたので最初の走りは30メートルぐらいだったでしょう。

それからさらに10メートルほどの突っ込みが2度ほどありましたが、ステラのおかげで4.1キロが無事に上がりました。

4.1キロのカツオをゲット!

やりました!

ちなみに、最初の写真の人は2度目にカツオが掛かったとき、リールが“カリカリ”と変な音を立て、ドラグが効かなくなっていました。こういうときのためにリールだけは高性能のヤツを買った方がいいようです。さもないと一発で壊れて大物も逃げちゃいますよ。

その後、Tomy は1.4キロのメジと大サバ2本を追加して終了。GAKU さん達は本命不発に終わりましたが、何とかサバを釣って丸ボウズを逃れました。

ヘタジグ人も少々腕が上がったんですかね? 次回は芦ノ湖でワカサギ釣りという予定でしたが、ウマジグ人目指して次週も相模湾に予定変更です!


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