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2000年10月21日
木負堤防に着いた。
「じゃあ、最初は“美酒!らんまん釣法”ね」
「美酒っ! らんまん」
美酒らんまん釣法のムービー(1.7MB)
「続いて、今度は“土佐鶴釣法”」
「とさっ! づるっ! とさっ! づるっ!・・・」
土佐鶴釣法のムービー(1.3MB)
“とさっ! グワシ!!”
幸先ヨシ! Tomy は、わずか2投目で420グラムをゲット。
「釣れるときは3投目以内がけっこう多いね」
しかし、木負ではそれっきりだった。1パイ釣ったのが7時半で、その後は9時までに、なまむぎさんがエギをかじられただけ。これ以上の粘りは無駄に思えたので、場所移動することになった。
いくつかの港を見て回ったが、あまり芳しくない。人出より釣れたイカの数が少ないという感じだった。
「ちょっと明るいところでやってみようよ」(なまむぎ)
「あそこの堤防の先端が明るいね」
「だいぶ人がいるけど、ちょっと見に行こう」
どこの港とは言わないが、ちょっと明るい防波堤があったので、行ってみることにした。すると、灯の下には無数のネンブツダイが渦を巻き、その他には25センチぐらいのカマスや小型のアオリイカもいくつか見えた。
「いるいるぅー!」(なまむぎ)
しばらく見えイカをからかったが、エギのサイズが大きすぎて乗ってこない。Tomy は早めに諦めて、暗い方へ移動した。時刻は22時半頃だったと思う。
そのときは潮時表を持っていなかったが、今調べてみたら、その日は小潮で満潮が23時頃だったらしい。移動して間もなく、Tomy に2杯目! およそ300グラムのアオリだった。
「けっこう近いぞ。堤防から10メートルぐらいのところだ」
堤防が高く、追い風なのでエギが恐ろしく飛んだ。50メートルをはるかに越して、エギの着水音が聞こえないぐらいの飛距離が出た。しかし、そんな時に限って敵は足元に忍び寄っているのである。
「今、足元で当たった」
(`⊥´!
足場の高い堤防の場合、どうしても遠くにエギを飛ばしたくなる。しかし、満潮時は足元までイカが来ることがあるので、足元も狙うべきだろう。エサ釣りのウキを見ると満潮時の方が堤防の近くにウキが並んでいる。
「どれどれ、なまむぎさんのところに行ってみよう」
その間、なまむぎさんは何をしていたかというと、ずっと見えイカを狙い続けていた。Tomy ならすぐに諦めるが、なまむぎさんの場合は、そこに魚がいれば釣るまで頑張るのである。(ストーカータイプ?)
「粘っても釣れねっしょ」
「釣れた?」
「足元で当たったよ」
「え? じゃあ、そっちに行ってみるか」
しかし、時既に遅し。その後は1時過ぎまで何も釣れずにタイムアップとなった。どうもアオリイカ釣りは早め早めにポイントを見切って移動した方がいいらしい。粘っていい思いをすることは稀である。
そこにイカがいれば、何らかのサインがある。エギをかじられたり、エギに粘液がついてきたり、あるいは水面で小魚が逃げ回ったりする。そういうことがないのに粘ると1時間、2時間はアッという間に過ぎ去ってしまうのだ。

この日の獲物、420グラムと300グラム
午前3時、Tomy 達は箱根路経由で平塚の庄治郎丸前に帰ってきた。なまむぎさんの釣りはここで終わったが、Tomy の釣りはまだまだ続く。なんと! これから今来た道を引き返して芦ノ湖へ向かうのだ。