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2000年10月22日
『さあ、行くか・・・』
Tomy は午前4時に庄治郎丸(平塚)を出ようとしていた。昨晩は夜通し西伊豆でアオリイカを釣って、ついさっき箱根の山を下りてきたばかりだ。
「あっ! トミちゃん、今日乗るの?」
庄治郎丸の玄関口にソル男さんとサカイ君がやって来た。ふたりは風前の灯となった戻りガツオを狙いに来たのだ。
「ん? カツオは先週で終わりだよーん。今日はこれから芦ノ湖でワカサギ釣り」
「なんだ、乗らないのか。じゃあ何してんの?」(ソル男)
「さっきまで西伊豆でアオリイカを釣ってたんだ。ちょっと休んでたんだよ」
「で、アオリは釣れたの?」
「うん、2杯ね」
「そっかー。ところで、カツオはどうだろう?」
「カツオは駿河湾に抜けたみたい。でも、メジならイケルかもよ」
その頃、小田原の海岸っぷちでメジが釣れていた。噂では酒匂川の河口からジグを投げて大きなメジを釣った人がいたとか・・・
「先週はだいぶ釣れたみたいですね」(サカイ)
「うん、凄かったよ。先週は・・・」
『来るのが遅いんだよ!』(実はこう思っていた)
この日、メジ・カツオ船は虚しいクルージングだった。
午前5時、Tomy は湖尻のバイオレットに到着。ここまで来るのは命がけだった。オリンピックの女子マラソンで、フラフラになってゴールした選手がいたでしょ。確か名前はアンデルセン選手だったと思うけど・・・
バイオレットに着いたときは、まさにアンデルセン状態だった。Tomy は着いたと同時に緊張の糸が切れ、クルマの中で気を失ってしまったらしい。『少し寝よう』なんて思う間もなく寝込んでしまったのだ。
♪ストップ・ザ・シーズン イン・ザ・サーン♪
またしても季節外れの呼び出し音! この曲は夏が過ぎるとけっこう耳障りで困る。『いい加減に新しい着メロを作らねば!』と、このとき強く感じた。そこで、TUBE にはこの辺でお引き取り願い、新しい着メロを打ち込んだので、みなさんにも聴いてもらおう。今度は Shonan Rockets 命名のヒントとなった Sheena and the Rokkets の曲 ♪You may dream の一節だ。
♪You may dream(QuickTime)
「うぅー、もひもひ・・・あぁ、どうも」
電話の相手は大神さんだった。時刻は既に6時で、ボートを出せる時間である。(まだ1時間しか寝てない)
「駐車場で寝てマヒタ・・・あ? そうっすか。今どこ?・・・なんだ、僕は店前の駐車場ですよ」
どうやら大神さんは湖畔に車を停めて待っていたらしい。こちらは眠くて釣りをする気分ではなかったが、向こうはとても元気そうな声である。しばらくすると、大神さんが次男の漁次(りょうじ)くんを連れて店前の駐車場にやって来た。
「おはようございます!」(大神)
「おはようございます。やあ漁次くん、ヤル気ある?」
「うんっ!」
圧倒されるほどの元気だった。こっちは「まあまあ、あるよ」ぐらいの答えを期待して言ったのだが・・・・あらららららら、眠いけど子供達の期待を裏切るわけにもいかない。参ったね、こりゃ。
ここで大神さん一家を簡単に紹介しておこう。まずは写真を見てくれ。
おいおい、ひとりだけレースクーン付き?
ポールポジションでスタートを待つ大神セナ君

セナくん、見事に一着でゴール!

小学校4年でスポンサー付きとはスゴ過ぎる

次男の漁次くん(小学校2年)もカートレーサーだが、
どちらかというと釣りの方が好きらしい
さあ、きっと@大神さんは元全日本 GP のライダーで、今は息子さん達にカートレースを教えている。特に長男のセナ君は大人顔負けの速さで、何度も優勝しているカート界の風雲児なのだ。
「カートって何キロぐらい出るんですか?」
「子供用でも時速90キロぐらい出ますよ」
「いっぱいワッペンを付けてますね。スポンサーもついてるんですか?」
「いやぁ、これはハッタリですよ。GP ライダーのお下がりヘルメットをもらったり、スパーク・プラグをもらったりはしますけどね」
というわけで、Tomy は「さあ、きっと@大神」というハンドルネームをひねり出したわけ。(今回の考慮時間は一晩)