強行・アオリ三昧

ドジさんって有名なんだ

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2000年10月24日

アオリイカ船の操船は庄治郎丸で釣果情報の更新をしているヒカル船長である。

ヒカル船長

ヒカル船長

じゃあ、沖に出ようか。しかし、このまま一直線に釣りの話になっても面白くないよな。釣りの前にここらでジャブを入れておこう。このあいだの日曜日の話だ。その日は仕事が終わってからパソコンの前でインターネット会議があった。

「トミちゃん、例のページ、出してケロ」

「ああ、今晩のオカズね」

“サササのサッ!”

「おおぉー!」

\(`⊥´)/

「もうちっと、こぉ〜、なんちゅうか・・・」

“シュパパパパーン!”

「では、これでどう?」

「魚ぉー!」

\(`⊥´)/

「そ・それいいね。と・と・とっといてケロ」

「ここで右クリックして・・・デスクトップにフォルダを作る・・・フォルダ名は・・・裏庄治郎にしとこう」

「いいね、いいねぇー! 裏庄治郎・・・」

「それ、庄治郎丸の隠しディレクトリに入れらんないの?」

「簡単だよ。リンクを張らずに単独ファイルにしておけば、ファイル名がわからない限りアクセスできない」

「そーゆーの見たい人、お客さんにたっくさんいるよ。週に1回来ないと裏庄治郎の アクセス方法を教えないことにすりゃ、週イチでせっせと来る人がいるぞー。毎週ファイル名を変えちゃえば、ヨダレ垂らしながら毎週通って来るべ」

「ダメ、ダメー! 週イチじゃ、あめーんだよ。週に3回来ないと最初は教えらんねーな」

「わはは・・・・」

だいたい日曜の午後はビールを飲みながらバカ話をしているのだが、お好きな方は日曜の午後、裏庄治郎丸へどうぞ。IT(イケナイ・テクニック)インストラクターの Tomy が究極の技を教えましょう。

あっ、イケネッ・・・。このページは小学生も見てるんだったね。そろそろ釣りの話に戻ろう。今日の試し釣りに参加したのは、インストラクターとして Tomy と野呂さん。お客さんはベテランふたりだった。

午前7時出港。船は東に進路をとり、茅ケ崎沖のエボシ岩に向かった。水深は25メートルぐらい。Tomy のタックルは・・・

鋳込みテンビン12号

最初は仕掛けを適当に放り込んでいたのだが、それだとテンビンにハリスが絡んでしまった。どうすればいいかというと・・・

  1. エギを船べりに置くか、手に持つ。(ハリが刺さらないように気をつけて)
  2. 先にテンビンを沈める。
  3. するとハリスがピーンと張る。
  4. ハリスが張った状態でエギがテンビンのあとを追うように沈める。

こうすれば、少なくとも海底まではハリスがテンビンに絡まない。そして、テンビンが底に着いたらハリスの長さ分リールを巻く。あとは、しゃくって少し待ち、またしゃくって少しずつタナを上げていく。それでイカが乗らなかったら、またテンビンを沈めて同じ動作のリフレイン。

「あっ! 後ろで乗ったぞ!」」

シーズン第1号のアオリ

ドジ井坂さん、シーズン第1号をゲット

常連のドジ井坂さんがシーズン第1号のアオリイカをデッキに放り上げた。

「やり直そうとして巻き上げたら乗っちゃったよ」

普通、アオリイカは沈んでいくエギに反応するのだが、タイミングによっては「えっ! こんなスピードで乗ってくるの?」というぐらい速いリトリーブで乗ることがある。Tomy も何回か経験しているが、ピックアップ間際のリトリーブで乗ることがたまにあるのだ。

ドジ井坂、野呂インストラクター

ドジ井坂さんと野呂インストラクター

実はこの写真、この日の釣果すべてなんである。ドジさんの獲物が400グラムちょい、そして野呂さんの獲物が400グラムちょい欠け。

そして Tomy は・・・

(´⊥`)ゞ

Tomy はこの日まで知らなかったが、ドジ井坂さんはプロサーファーの元祖として有名だそうだ。サーフィンをやる人にドジさんの名前を知らない人はいないらしい。Tomy はサーフィンをやったことがないので、単なる「ドジなオジサン」かと思っていたが、“ドジ”は芸名だったのだ。

ドジ井坂さんのプロフィール

ドジさんはカツオ釣りで何度か同船したが、非常にヒット数が多かった。だが、バラシも人一倍多く、見た目はあまり上手そうに見えない。『バラシが多いから“ドジさん”というあだ名になったのかな?』と Tomy は思っていた。(失礼!)

*

Tomy はこの日、根掛かりばかりしていた。エギを4本なくし、オモリも1回ちぎれてなくなった。そして、アオリイカらしいアタリは1回のみ。ヒカル船長には「カラッペタ」呼ばわりされ、もう1時には戦意喪失で竿を投げ出してしまった。

大磯沖、水深24メートル。魚探を見ていると、漁礁の上、5メートルほどのところにいい反応が出た。

「野呂さん、5メートルぐらい上に反応が出てるよ」

Tomy のアドバイスが効いたのか、その直後に野呂インストラクターがボウズ脱出。終了30分前の出来事だった。やはり、釣りは最後まで諦めちゃいけない。Tomy も慌てて仕掛けを作り直したが後の祭りである。

「野呂さん、このあと日中エギングに行こうか?」

Tomy は冗談のつもりで言ったのだが、そのあと庄治郎丸でページの更新に付きあっていたら電話がかかってきた。

「野呂ですけど・・・店のお許しが出たので、これから行きましょう!」

「えっ! ホントに行くの? じゃあ、エギをだいぶロストしたから3本ほど店から持ってきてね」

「りょう〜かい!」


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