恐るべし! 眠り十足亭

相模湾のヤリイカ釣り

2001.01.05

最初に面白い店を一軒紹介しよう。そのお店は平塚市の見附町という所にある。平塚駅の西口を出て、下の地図を見ながら西へ歩くこと15分。すると何やら怪しい看板が目に入ってくる。

店の名は「十足亭」。イカ釣り歴30年の「イカ釣り名人」が経営する料理屋だ。ここの御主人、金子さんは庄治郎丸の常連で、イカ釣りがはじまると庄治郎丸で仕入れをはじめるのである。

つまり、「売るほど釣る」ってことなんだろう。何しろスゴ腕らしい。

さて、話は12月29日にさかのぼる。Tomy は初めてヤリイカに挑戦することになった。いよいよ、この日のために購入した電動丸 3000HX が威力を発揮する時がきたのだ。

見てくれ、イカ角もこんなに用意したぞ。目付き、ミラクル、六角プリズム、三角プリズム、泡入りなどなど。色も1本1本微妙に違って、ひとつとして同じものはない。ヤリイカ釣りも他のイカ釣りに勝るとも劣らないぐらい深いようだ。

イカヅノ各種

まず、「どうしてこんなもので釣れるのか」ってことが不思議だよな。エギならエビに似ているから『イカにも釣れそうだ』と思うけれども、イカ角はただのプラスティック棒。どうしてこんなもので釣るようになったかをまず知りたい。

これらは当然イカ好きな日本人が考えたものだと思うが、今では世界中の海で活躍している。何しろ世界中で獲れるイカの4割強が日本人の胃袋に入っているんだからね。YO-ZURI は日本の超優良企業だろう。東南アジアでは YO-ZIRI という偽ブランドまで出回っているそうだ。

ところで、このイカ角ってヤツは鯉のぼりのように水平でフワフワ漂う性質がある。ヤリイカは足がちぎれやすいのでソフトにしゃくり、ツノを水平にするためポーズを入れてやらなければいけない。なんでも、ヤリイカはツノが水平になったときに乗ってくるらしいのだ。

仕掛けはだいたい上図のものでいいだろう。「YAMASHITA イカプロシステム」(枝5本用)はJ屋価格が360円。イカ角は1本60円から100円ぐらい、イカ角がセットになっているものが600円から1000円ぐらいだった。

問題はエダスの付け方だが、交換が簡単だから初心者は上図のようなビーズを使ったものが向いているだろう。これが一番ハリスにヨレがかかりにくいのだ。でも、ハリスの交換は若干面倒である。ハリスを差す穴が非常に小さいので、揺れる船上ではラインがなかなか通らなくて困った。

あと、ヨリチチワの仕掛けは、ハリス交換を手早くできる人向き。だが、庄治郎丸のベテラン船長は「ビーズやら、ワンタッチ・ハリス止めを使うと乗りが悪くなるから止めろ!」と言うので、“乗り”を第一に考える人はヨリチチワにした方がいい。

なお、オマツリしてもイカ角は残るので、最初に2,3セットのイカ角付き仕掛けを買ったあとはイカ角なしの仕掛けを買えばよい。イカ角の結節はインプルーブド・クリンチノットで大丈夫だった。

イカプロシステム

左の仕掛けは浮スッテのマルイカ用
ヤリイカ釣りで浮スッテをつけるときは1本でいい

他に用意するもの


それでは実釣レポートに進もう

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