アオリイカ PARTY 2

熱海の大堤防

2002年5月11日

11日は今年2回目の RISE アオリイカパーティーが開催された。すでに午前5時にスタートしてしたが、アタシは仕事の都合で夕方からの参戦である。平塚に到着したのが16時過ぎ。今日は新月だし、前日の雨で水温も下がっているはず・・・

『どうせ入賞の可能性もないし、行っても時間と道路代を損するだろう』

と一瞬思ったが、「家に帰ろう」と言い張る計算高い左脳を、ロマンチストの右脳がなんとか説き伏せた。そのときの決めゼリフはこうだ。

「釣りなんて、一投で決まるんだよ」

こういうセリフって、左脳ばかり使っている人には、なかなか出てこないだろう。多分、時間、経費、釣果のバランスを考えてしまうはずだ。仕事じゃないんだから、釣りの時ぐらい、もっと右脳を使わにゃ!

さてと、検量がはじまるのは21時なので、なるべく移動時間を減らさなければならない。そこで、アタシは検量場所の熱海で時間ギリギリまで粘ることにした。(これは左脳くんが計算)

ゴールデンウィーク明けで、土曜の夕方にしては車の流れが良かった。16時半頃小雨が降り始めたが、予定より早く17時ちょうどに熱海港到着。ここで野呂店長に電話してみると、弟の昌くん(優勝候補)が既に4キロほど釣ったという情報が入ってきた。

『一発大物狙いしかないな』

そこでアタシは、いつも使っている Squid Spin ではなく、Coralster 7012 にステラ5000、16LB ナイロンラインというタックルを取り出した。なんでかというと、4.5号や5.0号のエギを使うためだ。

そして、タックルボックスから取り出したのは、宿毛で仕入れたモンローエギ5.0号! こいつは56グラム(2オンス)もあるデカエギで、いつもの仕掛け(PE 0.6号、リーダー6lb)ではアッと言う間にリーダーが切れてしまう。

大堤防も、その内側もけっこう混んでいた。こういうときは大堤防に乗らず、ホテルニューアカオに向かって500メートルほど続くテトラ帯のどこかを狙うしかない。(足を滑らせて落ちると大怪我するのでシロウトにはお勧めできない)

まだ明るかったので、比較的足場のいいポイントを見つけることができた。ココは暗くなってから来ると非常に危ないので、必ず明るいうちに足場を確かめておこう。あと、高波が心配なときは絶対近づくベカラズである。


5号のエギは深場を探るのに有効だ。なんたって沈みが速いし、ラインを引っぱる力が強いので、水深を知りたいときにもってこいである。飛距離60mで、着水点の水深は・・・だいたい7.5mだろう。これぐらい深いと、4号のエギでは着底がわからないが、5号ならちゃんとわかるのだ。

しかし、ここ1年ほどナイロンラインをほとんど使っていなかったので、シャクリがかったるい。素早い二段シャクリなんか到底無理だ。

『最初にチョコッと動かして次の瞬間高くしゃくるには・・・』

とにかく最初のシャクリはラインが張った状態でないと難しい。そこで、着底したら、まずはズル引きでラインを張っておき、シャクったら、いつもより強めにハンドルを回して素早く糸ふけを取る。PEラインの二段シャクリなら“美酒美酒ッ”だが、ナイロンラインの場合は“美酒ッ、グルルン美酒ッ”というカンジかな。ちょっと間が空くのは仕方ない。


5時20分から投げはじめて、エギを5回ぐらいチェンジしただろうか。5号ピンク、4.5号ダークグリーン、5号パープルとデカエギをチェンジしたあとは、アオリーQの4号を試しはじめた。

だいたいの水深や藻の生え具合を把握したので、あとは軽いエギでもいいのだ。最初にオレンジ281を試し、次はサクラダイにしてみた。

“トサッ グルルン ト!” 止まったぁー!

竿先が止まり、グイングインというイカ独特の生命感が伝わってきた。そんなに大きくはないが、まあまあのサイズだろう。時刻は6時半だから、ちょうど夜と昼の境である。

イカギャフを持って1メートルほど下のテトラになんとか下りた。足が滑ったら一巻の終わりだが、こういうときは不思議なぐらい身が軽く、何のためらいもない。イカギャフをスルスルッと伸ばし、ガシッと胴体をブチ抜く。

『おっしゃー! とりあえずウェイイン成功ねー』

あとで計ると、これが660gのお刺身サイズ。熱海まで来た甲斐があったというもんだよ。結局アタシはこの1杯が最初で最後だったけど、朝からやってればいい線いったかもね。

アオリイカ PARTY 2 結果発表