泳がせマン

ボンボンルアーマン

2002年10月5日

朝6時、長井港。すでにタロジローさんと腹Timerさんが来ていた。腹さんは Tomy 達が来ることになってから参加表明したらしい。どうも腹さんは、チト主体性に欠けるルアーマンである。誘われると、最初のうちはウダウダと参加できない理由を述べるくせに、当日ひょっこり現れたりする。なんや知らんが、仲間はずれになることを極端に恐れているようだ。

で、たまにお声が掛からないと暴発することがある。見た目はどう見てもオッサンなのだが、中身は子供っぽい。おそらく、エエとこのボンボンだったのだろう。悪ガキどもの遊びに興味津々なのだが、ママがうるさいから最初は参加できない理由をウダウダと述べる。

でも、当日になるとじっとしていられない。「ママー、どうしても行かなきゃいけないんだ!」と言って、家を飛び出してしまうのである。皆も経験があるだろう。こういうボンボンは、悪ガキどものオモチャになりやすい。

「腹さん、イカ釣り面白いよー。電動リール買っちゃいな。やっぱ電動リールはシマノだぜ!」

と言えば、翌週には電動丸3000XHを手に入れている。

「腹さん、GTいいよ、GT!」

と言えば、ステラ10000をヒョイと買ってしまう。

ところが、悪ガキどもは自分の言ったことに責任なんか持ちゃーしない。腹さんを誘わずに釣りに行ったり、腹さんの許可もなく? 飲み会をやったりする。そうなると結局、電動丸もステラ10000も宝の持ち腐れで、ママに叱られるのがオチ。

すると、腹さんは突然暴発する。

「もういいよ!」

そう言って、絶交を誓う。捨てゼリフは、なんとも勇ましい。あたかも誰も止めることのできない暴走機関車のようである。スーパーマン亡きあと、腹さんの暴走を止められる者は誰ひとりいないだろう。

ところが、悲しいサガで、やはり仲間はずれはイヤなのである。腹さんにとっては耐えがたい苦しみなのだろう。だから、ほとぼりが冷めた頃、「腹さんも来ない?」と誘うと、ノコノコ港に現れる。ちょっと気まずそうな顔をして。

ラクロア氏も Tomy も、かつて腹さんから絶交を言い渡されているが、気づいてみるといつの間にか腹さんがそこにいる。人のことは言えた義理じゃないが、腹さんは、とっても面白い。

♪不思議な 不思議な 腹Timer

♪切れてはコソッと現れて お土産抱えて去っていく

♪あんまり釣れた試しはないが なぜか手ブラじゃ帰らない

♪余った魚は残さずゲット 家ではヒーローなのかもね

さて、最後にオカラさんが来て7人全員が揃った。

あとは生きイワシを買いに行った青木丸の「べらんめぇオヤジ」を待つだけだ。

「おっ、奥山文弥が来てるね」(オカラ)

「ホントだ、先週も KENYA さん達と来てるはずだよ。好きだねー」

奥山文弥は、連れの若い釣り人とホームページのことをアツク語っていた。こっちは、そのページを作っているのが KENYA さんだと知っているから、『KENYA さんも大変だなぁ』 という気がしてならない。

なぜかというと、この男、釣りをアツク語るのはうまいのだが、文章がイマイチなのである。校正する人の迷惑も顧みず、知ってることを全部文章に盛り込もうとするんだよ。だから、できあがった文章は結局何を言いたいのか、焦点が定まってない。Tomy に校正させたら、おそらく文章量が半分以下になってしまうだろう。

KENYA さん、ホントにご苦労さん。奥山テイストを残しつつ、魅力的な文章を組み上げられたら、今すぐ雑誌の編集長になれるよ。

いや、まったくダメなワケじゃないんだ。ところどころ光る部分もある。ところが、全体が贅肉で覆われてるから、出るところが出てなくて、くびれるべきところがくびれてないんだ。文章も叶姉妹みたいに、凹凸がないと魅力ないでしょ。

「そこんとこ、よろしく頼むよ。奥山ちゃん!」・・・と、

♪KENYA さん 鬼になり 伝えておくれ 鳥とともに