泳がせマン

4年ぶりの青木丸

2002年10月5日

じゃあ、そろそろ釣りの話に進もう。まずは仕掛けからだ。下のイラストは当日使ったものだが、竿とリールはありあわせでかまわない。それから、ラインはナイロンでもいい。フックも環付きで軸が太ければ何でもオッケー。要は、4, 5キロのカツオに対応できりゃいいのである。

泳がせ仕掛け

そして、エサのイワシは、下の写真のように背を手前にして、エラの上部にハリを引っかける。このように持つと、手早くハリを打ち込める・・・はずなのだが、実は熟練が必要である。慣れないと、まず、このように持つまでに10秒以上掛かってしまうのだ。

イワシの刺し方

イワシの刺し方

この釣りで一番重要なのはイワシを元気に泳がせること。次に重要なのは、イワシが船の下に潜り込まないよう、散水のちょっと外側に放り込んでやることだ。予めラインを4, 5メートル引き出しておき、イワシを付けたら3, 4メートル放ってやろう。そうすると、イワシは船の下に潜り込まずに遠ざかっていく。

午前7時過ぎ、いよいよ出港だ!

先に沖に出た船から、いい群に当たったという連絡が入ったらしい。城ヶ島パヤオの南西へ向け、べらんめぇオヤジが猛然と突っ込んでいく。今日はべらんめぇオヤジの息子がイワシを撒いてくれるので、我々は釣りに集中できそうだ。

「用意するだー!」

Tomy は4年前の言葉を思い出して、最初の2尾を釣るまでは「泳がせマン」に徹しようと心に決めていた。その言葉とは「ルアーなんかじゃ、食わねーおー!」だった。

このオヤジ、チャンスをみすみす逃すことを決して許さないのである。だから、遊びはお土産をある程度確保してからにしなければならない。そうしないと、1日中不機嫌で怒鳴りまくるのである。

1時間経過、大規模なナブラは湧かず、追いついたと思うと、たちまち沈んでしまう。船からだいぶ遠いところでバシャバシャと海面が騒ぐが、船の周りに魚が寄ってこない。

さらに鳥を追って突き進む青木丸。船が1箇所にかたまりはじめた。

「ここはルアーだ!」

『ぬゎにー! ルアーだと?』 (`ё´)

べらんめぇオヤジも4年間でだいぶ学習したようだ。船に魚が近寄ってこないので、キャスティングで釣れということらしい。Tomy はこのあいだ4キロ級のカツオを掛けた Bob Twitcher を投げまくった。

でも、食わない。周りの船もほとんど釣れてない。

「何かがおかしい・・・」

べらんめぇオヤジがポツリと言った。

このあと一体どうなってしまうのか! 暗雲立ちこめる Shonan Rockets の運命やいかに?