ヒロシエが行く

伊豆半島のエギング

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2002年12月27日

「箱根越えして、最初は西伊豆へ行ってみますよ」

「よろしくお願いします」

午後、高知から来たヒロシエさんと小田原駅で落ち合った。ヒロシエさんは、仕事で名古屋まで来たついでに、明日から奥さんの実家で正月を過ごす予定だ。そこで、今回は漁魔が伊豆半島を案内することになった。

まず、最初に行ったところは、沼津市の木負堤防だった。しかし、餌釣りの人にさえ全くアタリがない。どうも木負は今年釣れないようだ。叩かれすぎてアオリイカが激減したのだろうか。

「じゃあ、一気に下田まで南下しますね」

「ええ、お任せします」

「ヒロシエさんは、タバコ吸わないの?」

「去年の8月に止めたから・・・、もう1年以上禁煙してますね」

「そうですかー。僕は今、禁煙をはじめて1ヶ月ちょっとなんですよ」

ニコレットとリカルデント

「1年経ったら、もう吸いたいと思わなくなりますかね?」

「いや、まだ吸いたくなることありますよ。酒を飲んだときとか」

「やっぱ、そうかー。毎日必ず1度や2度は吸いたくなるんですよ」

「何度も失敗するのが普通でしょ。僕なんか4度目の禁煙でやっと1年以上続きましたからね。過去の禁煙は3ヶ月とか、7ヶ月とか・・・」

「そんなに止めてたのに、また吸っちゃったの?」

「挫折するたびに、かえって以前よりたくさん吸うようになりましたね」

「僕もそうだった。去年失敗したときに少し増えたな。以前は1日1箱で済んでたのに、今年はひと月に40箱ぐらい吸ってたから」

「体の調子がホントにおかしくならないと、なかなか止められませんよ」

「うん、そうだね。ところで、タバコを止めてから、花粉症は改善しましたか?」

「いや、ダメですね。タバコをやめれば、体質改善できるかと思ったけど、今年は秋にも1週間ぐらい苦しみました」

「ブタクサとか、セイタカアワダチソウとか、秋の花粉症もあるんだよね」

「もう、やんなっちゃいますよ」

「そう言えば、3月に沖の島に渡ったときは、見事に治ってビックリしたね」

「沖合20キロの離島ですからね。スギは1本もないし」

「いっそのこと沖の島に住んだら?」

「宿毛に移住する計画なら本当にあるんですよ。一緒に事業をやらないかと誘ってくれる人がいるもんで」

「へぇー! いいじゃないですか。イカが年中釣れて。アオリーQは松岡漁具で4割引きだし」

「そうなんですよね。けっこう本気です」

「でもなぁ、行く前はアオリイカ爆釣とか・・、花粉症が治るとか・・・、いいことしか頭にないけど、イザ行ってみると高知市が懐かしくなるんだな」

「あり得ますね。なにしろ2万人の小さな町ですから」

そんな話をしているうちに、ふたりは下田に着いた。北風が強いが、犬走島堤防なら追い風になる。2時間ほどの間に、アオリーQ(GT281)でヒロシエさんが2杯釣った。