アーラよ、出前一丁

相模湾の根魚五目

2003年3月10日

スミ王が初めて買った電動リールのテストをしたいらしい。日曜に根魚五目の予約を入れてきたので、アタシも付き合うことにした。根魚乗合は、土曜がシケでつぶれたせいで総勢15名! 他の釣りならいざ知らず、水深250メートルの世界だから、オマツリが心配だ。

スミ王

スミ王、オマツリで格闘中

7時40分、江ノ島沖での第一投。案の定、ほぼ全員がオマツリ。潮がカッ飛んでるから、これじゃ仕掛けをおろす度にオマツリ必至だろう。しかたなく庄治郎丸は平塚西沖へ移動することになった。ここなら江ノ島沖よりは潮の流れが緩いのである。

8時過ぎ、ようやく根魚とご対面・・・かと思いきや、周りに慣れてない人が多すぎた。前隣の人なんか、どう見ても初心者なのに、イッチョマエの6本針。投入のたびに手前マツリするから、まともに投入なんかできやしない。アタシがオモリを投入してから1分ぐらい経って、ようやく投入ダカンネ。

『あーあ』 (´⊥`)

この瞬間、オマツリ決定!

おまけに意味のない中オモリをゴチャゴチャつけてるしぃー、何釣るんだか知らないけど幹糸18号。そんなことしたら水圧受けまくりでしょーが!

しかも、水深がドンドン浅くなってるのに、オモリは底に着けっぱなし、さらに、その前隣のお偉いさんなんかもっとヒドイ。だってさぁ、ドラグ、ズルズルで毎秒20センチしかラインが巻けてないのよ。水深200メートルだよ。200メートル! いったい巻き上げに何分かかるの? 10分よ、10分! その上、どう見ても魚なんか掛かっちゃいないのに、大物が掛かったと勘違いしてるわけ。

『ったく、しゃーねーなー』

アタシは黙って、お偉いさんの所へ行って、ドラグをグイっと締め込んだね。その瞬間、電動リールは空巻き状態でビュンビュンよ。

さっさと釣り座に帰るアタシ

でも、それだけじゃ済まなかった。そのお偉いさんのお守りをお隣さんがするもんだから、オモリはベタ底のズルズル引き。そんなことしたら当然アタシの仕掛けにまとわりついてくるでしょーが!

『助けてよ、誰か!』

『ハーツフィールドさん、あなたのお得意様よ。ひとりだけタイ釣り船なんか乗っちゃって、お偉いさんの面倒見ないんだから・・・ブツブツ』

『どう見てもお偉いさんだから、キツイこと言えないじゃん・・・ブツブツ』

『助けてよ、ハーツフィールドさん!』

ハーツフィールドさん(汗)

ようやく、1時間後にお隣さんの手前マツリの間隙を縫ってシロムツ一丁。時計の針は既に9時過ぎね。そのあとは、またまたお隣とギッチリ。もう、話になんない。ハリス切ったり繋いだりの連続で目が回りそう。

そうこうしているうちに、トモから2番目の塩入さんに“ズズンッ!”という鋭いアタリ! 中乗りの八ちゃんが「アラだべ」なんて言ってる。

アラ

アーラよ、出前一丁!

『うひょー、これがアラか。なんかヒラフッコみたいだな』

『アラ釣りてぇー!』

でも、お隣さんの仕掛けとともに上がってきたのは、ちっこいノドクロカサゴだった。その後、お隣さんの手前マツリの間にシロムツをもう一丁追加。でも、間もなくお隣さんがギッチリ根掛かりして、にっちもさっちもいかなくなった。幹糸18号、水深250メートルだから、引いても引いても全然根掛かりが外れやしない。

『手でも切ったら大変だな』

その辺に板っ切れがあったので、それに PE ラインを巻いて引っぱるように勧めたが、幹糸が太すぎたのか PE の方が高切れしてしまった。

『あーあ、知ーらないっ!』

と思った途端、アタシの仕掛けに突然負荷が掛かった。そして次の瞬間、なんとアタシの PE ラインまで高切れ。リールのカウンターは245メートルで止まっている。ということは・・・

『しゅーりょー』

このあいだ貸し竿のリールから巻き取った PE だから、いい加減古かったようだ。

『しゃーない、3匹釣れたからヨシとしよう』

徹夜明けだから眠くて仕方ない。アタシはサッサと道具を片づけてキャビンで寝てしまった。

シロムツ

これでも最大級のシロムツ

気づいたら1時過ぎだった。スミ王の様子を見に行ってみると、まあまあ釣れている。大ドモだから、なんとか釣りになったようだ。その後アタシは八ちゃんとともにオマツリほどき係になったわけだが・・・、いったい何しに行ったのかね?

『ったくもう! 』

2時過ぎ、沖上がり。

当然アタシがスソだと思っていたが、お偉いさんの中にボウズがいたようである。そして、お偉いさんのお守りをしなかったハーツフィールドさんも天罰覿面のボウズ。nogumagu さんはアオリ船の右舷大ドモで痛恨のボウズ。(一人前まで右舷は全員アタリがあったらしいが)

結局、スミ王がノドクロカサゴ3、シロムツ11か12で竿頭?

『今に見てろ・・・』