にょろにょろ作戦

大アナゴは釣れるのか?

2003年7月12日

今夜は久しぶりに夜釣りだ。狙いは去年から流行りはじめた巨大クロアナゴと、お寿司屋さんで出てくる美味しい江戸前のアナゴ。なお、状況によってはシーバスを狙ったり、東京湾を飛び出して大サバを狙うらしい。

いやはや、それにしても久々の釣りだ。5月に愛媛で関アジを釣ってから、ほとんど釣りをしていない。6月に1度だけアオリイカを釣りに行ったが、その日はちょうど梅雨の晴れ間で、イカより人間の方が多かった。

6月22日(土曜日)。夜明けとともに沼津周辺で竿を振りはじめたが、イカの気配は全くなし。代わりに三津浜(みとはま)ではカタクチイワシが鈴なり状態だった。おかげで、明るくなるにつれて、子供連れやら、仲良し夫婦が堤防にわんさと押し寄せてしまったのだ。

午前7時半、もうどこにも竿を振るスペースがなくなったので終了。1日粘れば1杯ぐらい釣れたかもしれないが、徹夜明けでは粘る気にもならない。次のアオリイカ釣りは9月頃になるだろう。

この日の仕掛け

それでは先に本日のタックルを紹介しよう。

一番上がクロアナゴ釣りの仕掛けである。RISE の野呂店長に教わった仕掛けだから真似していい。フックはがまかつの SIWASH 8/0。これはマグロ針かと思うほど大きな針だった。でも、これでいいそうだ。5/0ぐらいのフックを持ってくる人が多いのだが、エサを大きく付けるので5/0だとフッキングが悪いらしい。

フックには高性能スイベルを付けてある。これはアナゴがリーダーに巻き付くのを防ぐため。さらに、オモリ代わりに長めのジグを付ける。これは大アナゴが掛かったとき、ジグを持って写真を撮るためだ。にょろにょろした大蛇なんて誰も触りたくないだろ。蛇ならヌルヌルしないからまだしも、敵はヌルヌルのにょろにょろだ。キープする気はないから写真撮影だけで十分。

そして中段がアナゴ釣りの仕掛け。20号のつり鐘型オモリにアナゴ針11号。オモリは大塚貴汪の“戦略的選択”という製品を選んでみた。横から見るとタダ赤く塗ってあるだけだが、つり鐘の内部に蛍光塗料が塗ってある。

写真の一番下は ANRE'S SEABACK の10cm。結果から先に言うと、この日の当たりルアーだった。

さて、午前0時。

Tomy は庄治郎丸の常連、釣りおやじ親子とともにチャーターボートで東神奈川の運河を出発した。運河と言えば聞こえはいいが、実を言うとラブホテルの裏のドブ川と言った方が実情に近い。荷物を下ろしてラブホテルの裏側に回ると、船長が「早く、早く!」と手招きしていた。おそらく満潮が近いのだろう、これ以上潮が上がると運河に掛かかる橋をくぐれなくなる。

一昔前、ジュリアナ東京でDJをやっていたという船長の情報によると、今夜はシーバスがイレグイだそうだ。相談の結果、我々はまず、京浜川崎シーバースでシーバス狙いをすることになった。Tomy は30分ほどの間に SEABACK で4匹ゲット。一番大きいのでも50センチほどだったが、久々に魚の引きを味わうことができて楽しかった。

しかし、夜のキャスティングに慣れない釣りおやじは悪戦苦闘。橋脚の近くになかなかルアーが入らず、結局ここではアタリのみのノーフィッシュに終わる。

次にボートは東京湾を横断して木更津沖でアナゴを狙うことになった。エサ釣りなら任せとけの釣りおやじが早速1匹ゲット。流石にエサ釣りでは実力発揮である。最終的に8匹ぐらい釣っていたかな?

Tomy にもブルブルッというアタリがあるのだが、サバ身エサだと掛かりが悪く、半分以上すっぽ抜けてしまった。アタリは10回以上あっただろう。しかし、結局キャッチは5匹だった。

4時頃アタリが遠のいたので、大移動。
その間、Tomy はキャビンでグーグーグー。

急に騒がしくなったので起きてみると、外は大雨になっているようだった。カッパを着て外に出たら、そこは東京湾の外。岸が見えないの GPS を覗いてみると、どうやら剣崎沖でサバの群を追いかけているらしい。Tomy はシーバスタックルにシーブレード1オンスを付けて放り込んでみた。

すると、すぐに大サバが釣れた。ボート用のシーバスタックルだから、バットから竿が曲がって面白い。もう、下品なぐらい大袈裟に引くのである。この面白さはトラウトやバスと全然違う。簡単に強い引きを味わいたいならこっちだろう。丸々と太ったマサバは、シメサバにしたらうまそうだった。

小一時間サバの群を追い回しただろうか? Tomy は45〜50センチの大サバを7匹釣ったので「帰ろう」と言いたくなった。なにしろ土砂降りなのだ。帰り道で大アナゴを狙うらしいが、『もう明るいから、またの機会でいいんじゃない?』と思っていたが、船は小一時間の移動で本牧に到着。

さっきまで土砂降りだった雨が上がったので、しばらく大アナゴ狙いをやってみることにした。けっこう底がゴツゴツしているので、みなさん根掛かりばかりである。でも、Tomy は野呂大先生に教えてもらった仕掛けなので、引っかかってもすぐに外せた。

結局本牧沖ではジュリアナ船長が1メートルぐらいのアナゴを釣っただけに終わったが、Tomy もアタリだけは味わった。聞きアワセをしていれば釣れたかもしれない。ググッと来たので反射的に合わせたら乗らなかったのだ。

横浜

霧に煙る横浜(ランドマークタワー付近)

しかしまあ、今回はいろいろ釣れたし、引きも十分味わったので満足である。我々を乗せた船は霧に煙る横浜を横目で眺めつつ、京浜工業地帯の運河に帰っていった。

「もう雨は上がったはずなのに・・・」

釣りおやじの息子が言った。そう言えば、運河の水面に小さな波紋がたくさんできている。

「あっ、これは雨じゃないよ。底のヘドロから湧き上がったメタンガスだ」

「うへぇー」

「つい最近、鶴見川が日本一汚れた川に認定されたんだよ。鶴見川は、ここと似たようなもんだから、相当キタナイだろう。タマちゃんがいたなんて信じられない」

午前9時半、片づけが終了し、釣りおやじの車で厚木へ帰ることになった。釣りおやじから「これでシメサバを作ると美味しいよ」と言われ、バリ島の塩をいただいて作戦完了。

バリ島の塩

確かにバリ島の塩で作ったシメサバは一味違うような気がした。みなさんも「バリ島の塩」を検索して手に入れてみてはいかが? 魚料理、おにぎり、漬け物などが美味しくなるらしいよ。