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2005年4月6日
最初の写真は「えちてつ中角駅」に電車が停車しているところだ。鉄道と言っても1両だから列車とは呼べない。電車には「ワンマンカー」と書いてあった。今年はこの「えちてつ鉄橋・下流左岸」が実績ポイントになっていて、朝早くから大勢の釣り人が詰めかけている。午前6時半、平日にもかかわらず、すでに良さそうなところは満員だった。

えちてつ中角駅
九頭竜川サクラマス釣りマップ(FLASH)
しかたなくアタシは上流へ。えちてつ鉄橋と中角橋の間に渡れそうな中州があったので、そこへ渡ろうと思ったのだ。しかし、中州につながる荒れ地はドロ沼だった。はまると厄介なので無理はせず、さらに上流を目指す。
福井は去年、大変な水害に見舞われた。だから去年とは川の様子がだいぶ違うらしい。良いポイントは毎年変わるので、早いうちに1本上げたいなら、前年の台風後に底石の様子を見に来なければならないだろう。(地元民でもないのに、そこまでする人がいるんだよ。たとえばTBSのKさんとか・・・)

中角橋下流左岸、すでに良さそうなポイントは埋まっていた。向こう岸の左に白い塔が立っているね。これが水位観測塔だ。
リアルタイム10分水位一覧表(中角橋)
水位1〜1.2メートルがベストかもしれない。それ以上だとこの辺は釣りにくくなる。
雑草をかき分けて川岸に出ようとしたら、ヤマドリが3羽けたたましい羽音をたててヤブから飛び去った。その他にも河原には狸の足跡がたくさんあり、神奈川と比べるとだいぶ自然が豊かである。
後日談
「ヤマドリがいたり、狸の足跡がいっぱいあった」(アタシ)
「もうちょっと上流に行くとね、ビーバーみたいなのがいるんですよ」(Kさん)
「えっ! ビーバー?」 (`ё´!
「ヌートリアっていうんですけどね、巨大なネズミみたいなヤツが住みついてるんです。九頭竜川に」
「きっとペットが逃げ出したんだろうね」
「なんかそうみたいっすね」
「そう言えば、天然記念物のアユカケが今年はまったく獲れないらしい」
「なんですかそれは?」
「カジカの大きいヤツだよ。福井ではアラレガコって言うらしいけどね。甘露煮をおせち料理にするんだって」
「へぇー、去年の水害でいなくなったんですかね。足羽川(あすはがわ)の方で堤防が決壊したんですよ。なぜか九頭竜のサクラマスは今年の方が好調ですけどね。足羽の方は今のところダメみたいっす」
後日談おわり
さらに上流へ歩いていくと天池橋。その橋の下流にフライをやるのに絶好のポイントがあったが、すでに人が入っていた。
『ダメじゃーん』
※リッフル=浅瀬:これはフライでスティールヘッドを釣ったとき、ガイドに教えてもらったノット。フライの場合、ダウンクロスにキャストして、扇型にポイントを探っていくが、フィーディングゾーンをフライが横切るときにフライの横っ腹が魚から見えるようにしてやると効果的なのだ。このリッフル・ヒッチはフライを横向きに結ぶテクニックだから覚えておいて損はない。
さて、その後・・・
そこから上はしばらくポイントがなさそうだったので引き返すことにした。
「もしもし、今どこ?」
「高屋橋の下っす」
「えーっ!」 (`ё´)
ナマンダーラのヤツ、ひとりで下流へ移動していたのだ。
『クッソー、生臭ボウズめ! ここから高屋橋まではだいぶ距離があるじゃないか』
釣りながら下ろうと思っても、えちぜん鉄橋までの区間はすでに満員だ。歩きやすい土手を歩いて帰るしかない。
『次は自分の車で来るぞ!』
もし自分の車で来ていたら、午前中の釣りを諦めて永平寺観光に行っただろう。日が高くなると上流の雪が解けて川が白く濁りはじめたのだ。

えちぜん鉄橋〜高屋橋(左岸)
えちぜん鉄橋の下流にも良いポイントはある。だが、テトラポッド周りの土砂がえぐられて極めて歩きにくい。ここぞというポイントがわからない新参者は、なかなか急峻な土手を降りる気になれないところだ。途中、二箇所ほど叩いたが、雪代で濁りがきつくなったので高屋橋まで戻ることにした。
南風が吹いて、九頭竜川の河原も春らしくなっていた。高屋橋が見えるところまで来るとヒバリが空高く舞い上がってピーチクパーチクうるさいぐらい鳴きまくる。快晴の空にヒバリ・・・
『美空ひばり!』
しかし、ヒバリはなぜ空高く舞い上がってうるさいぐらい鳴くのだろう? 調べてみると面白いことがわかった。ヒバリは地上でエサを探している仲間をかばうために外敵の注意を引きつけているらしい。だから人が近づくとヒバリは空高く舞い上がってうるさく鳴き続けるのだ。
そして、一羽が疲れて地上に舞い降りると、すかさず他のヒバリが担当を交代。空から降りるときは鳴くのをやめて、一旦巣から遠いところに降り、そのあと歩いて巣まで移動するそうだ。ヒバリってなかなか頭がいいんだねー!
このページにヒバリの行動の謎が写真入りで書いてある。

ようやく高屋橋にたどり着いた。上の看板は高屋橋の両岸に立っているものだ。入漁料は1日1,500円、年券が6,000円となっている。

土手でツクシ発見! そして生臭ボウズも発見! ここで「観光しようぜ!」と言ったらナマンダーラに「アタシャ三年越しでサクラマスを狙ってるの!」と一喝されてしまった。
『クソ坊主め、覚えてろ!』
罰当たり なまぐさ坊主 ここにあり サクラに萌えて 九頭竜の杭
アタシはふてくされてしばらく昼寝したあと、またしても高屋橋上流右岸で粘った・・・が、結局アタリなしに終わり、日暮れとともに九頭竜川をあとにした。だが、収穫はあった。仲間内でサクラマスをネットに収めた者は、今のところアタシしかいないのだ。一歩リードで最初の九頭竜川釣行を終えたのはラッキーだったと言えよう。
「最初の」・・・と言ったからにはパート2も十分考えられる。さてどうなるか?