漁魔が行く-01(立志編)

海燕隊構想

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1999年1月29日

ツバメのマーク・JR高速バス。これに乗って土佐の海に行く人達をこれから海燕隊(かいえんたい)と呼びます。今回はひとりですが、次回は精鋭を何人か連れて行きたいですね。そのときは「海燕隊出撃、隊員求む!」という掲示をしますので奮ってご応募ください。

さて、竜馬が作った海援隊ですが、いったいどんなことをしたのでしょうか? 実は、操船や砲術の訓練をしていただけで歴史に残るような活動は何もしていません。日本海軍の原形になったと言われていますが、竜馬が暗殺されて半年もしないうちに解散してしまったのです。竜馬なしでは何もできなかったんですね。設立から解散までわずか1年。残っているのは名前だけなのです。

坂本竜馬の遺志だけは漁魔に引きつがれましたが…。

行きはヨイヨイ

ドリーム高知号は東京駅を19時40分に出発します。私は早めに着いて大丸でお土産を買おうと思ったのですが、残念ながらそれはできませんでした。なぜかというと、バスが停車している時間が10分しかなかったのです。(現在は徳島を経由しているので、これを書いた当時とは時刻表が変わっています。当時は瀬戸大橋を渡っていたので、徳島は経由していませんでした)

せめて20分停車してくれれば、重い荷物をバスに預けて地下街に行けますが、スキー用のザックとロッドが邪魔で地下の食品売り場をうろつくのは無理でした。高速バスをこれから利用する人は覚えておいてください。どのバスもおよそ10分間しか停車しません。

さて、車中の様子はどうかというと、飛行機のビジネスクラスより若干落ちるぐらいのシートが3列あります。左からA席、B席、C席となっていて、通路はBとCの間です。定員は27,8人でしょうか? 1月29日金曜の乗客は16人でした。

席に余裕があるときは、空いている席に自由に移動してかまいません。到着まで途中から乗る人はいないのです。後ろに人のいない席に座れば、リクライニングシートを目一杯倒せるので楽ができます。寝心地はなかなかのものでした。

さらに、車内中央部には階段があって、客室下のスペースにトイレと公衆電話があります。給湯機とセルフサービスのお茶、ジュースの自動販売機も備え付けられていますよ。バスは東京駅を出るとすぐにビデオの上映をはじめますが、今回はフランス映画でつまらなかったですね。『釣りバカ日誌でいいのに…』

その後バスは順調に走り、9時半ごろ東名高速の富士川サービスエリアに到着。まだ売店が開いていたので、お土産のうなぎパイを買うことができました。ビデオが終わると10時に消灯。次にバスを降りられるのは四国に着いてからです。

運転席のカーテンも閉じられてしまうので、あとは寝るしかありません。一応読書灯もありますが、周りの人の迷惑を考えて、ここは寝ることにしました。明日とあさっては昼型の生活をしなきゃいけませんからね。

1999年1月30日

もう一度予定の確認

  1. 今日は午後から室戸港を出発して室戸岬沖でカンパチ・ヒラマサ狙いのジギング。
  2. あさっては朝から昼までクロボク(黒潮牧場:黒潮上に設置された大型パヤオ)まで行ってキハダマグロとカツオを狙う。

だいぶ長い時間寝ていたように感じましたが、目覚めた時はまだ1時半でした。いつもだったら余裕で起きている時間です。カーテンを少し開けてみると、外は小雪で子熊が走っていました。どうやら滋賀県あたりを走っているようです。

しばらく行くと、今度はバッファロー。ここはどこなんでしょう? 『あれっ? ペリカンも飛んる!』さらに飛脚やクロネコの姿も…。夜中の高速道路はまるで動物園でした。

京都に入るとクジャクやカンガルーまで登場です。特にクジャクは初めて見るマークですね。これは関西しか走っていないのでしょう。ヒョウやダックスフントもいました。皆さんは動物マークと会社の関係を知ってるかな?

動物 会社
子熊 名鉄
バッファロー 近鉄
ペリカン 日通
クロネコ ヤマト
飛脚 佐川
クジャク 中村
カンガルー 西濃
ヒョウ 福山
ダックスフント Footwork

それからしばらく起きていたのですが、3時ごろ西宮を通過したあたりで記憶がプッツンしました。次に目覚めたのは香川県の豊浜サービスエリアです。時刻は6時20分前。案内板を見ると、どうやら岡山から瀬戸大橋を渡ってきたようでした。

何も知らない私は淡路島経由で鳴門海峡を渡ると思っていたんですよね。でも、今はまだ淡路・鳴門ルートを使って高知に行く道が未完成なのです。高知市から徳島市は3時間ぐらいかかるという話でした。

これは余談ですが、広島県尾道から愛媛県今治までのルートも今年完成します。西瀬戸自動車道の来島大橋も4月から渡れるようになるみたいですよ。ますます四国が便利になりますね。皆さんも漁魔になってどんどん四国を旅しましょう!

6時に豊浜を出発。チョコッと愛媛県をかすめたあとは、ほとんどトンネルばかりの道になりました。長いトンネルのあとに、すぐまた長いトンネルです。しばらくは外の景色がまったく見えませんでした。

国境の長いトンネルを抜けると、そこは南国だった。

なんか川端康成の雪国みたいですね。でもこれはパロディーじゃありません。ホントのことを書いているだけです。バスは高知市の手前にある南国(なんこく)インターチェンジで高速を降りました。早く着きすぎたので1つ手前のインターチェンジで降りたのです。

定刻の7時15分より早い7時ジャストに高知駅到着。豊浜からは、たったの1時間で着いたことになります。高知道は金がかかってますねー。その他の道路も高知県内は非常に整っていると感じました。高知県知事の橋本大二郎さんは元首相の弟だけに力があるようです。

橋本大二郎

さあ、ようやく5ページ目の終りで高知駅に着きました。