漁魔が行く-01(立志編)

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1999年1月30日

天気は1月下旬とは思えないほどのポカポカ陽気。湘南の海で言えば9月中旬というところでしょうか。風はそよ風程度で海は凪いでいました。高知市から室戸岬港はおよそ135キロ。クルマで2時間以上の距離です。

途中には阪神タイガースのキャンプ地、安芸市があり、明日タイガースを迎えるための横断幕がかかっていました。室内練習場の安芸ドームはわざわざ阪神のために作ったものなんですよ。この町は阪神一色という感じなので、悪口なんか言ったらひどい目にあうでしょう。タイガースのおかげで地元には何億円も経済効果があるのです。

…というわけで、春は阪神のキャンプを見に来る人でにぎわう町ですが、安芸は小京都と言われるほど歴史を感じるところでもあります。

安芸市の野良時計(FLASH)

ご覧の野良時計は有名な観光スポットで、何と! 明治30年から時を刻み続けているそうです。時計の維持が大変でしょうね。デザインが素晴らしいので Flash にして動かしてみました。

その後、室戸岬港には12時半に到着。急いで準備をして清広丸に乗り込みました。清広丸は一昨年、TV「ザ・フィッシング」で村越正海さんが、ブリ・ヒラマサ・カンパチの10kgクラスを立て続けに釣って一躍有名になったルアー船です。またしても夢が爆発的にふくらんできました。今晩は巨魚のお刺し身で大いに盛り上がるぞ!

Ψ(`⊥´)Ψ

室戸岬

室戸岬

既に午後ということで、岬沖の餌釣り船はまばらになっていました。岬先端の磯には渡船で渡ってきた磯釣り師達がズラリと並んでいます。先端を東に回り込んでみると…。

『うわぁー、すごい! とんがっちゅー!』

そうです。地図で見たままの鋭く尖った岬が目の前一杯に迫ってきたのです。多少雲があるものの、岬の両側を100キロ以上見渡すことができました。これはデジカメの写真では到底お伝えできません。しょう まっこと 雄大な眺めです。こんな景色が見られたんですから、海に出られただけでもラッキーでしょう。

中岡慎太郎の銅像

「おお、慎太郎。こんな所に立っちょったか」

「ここは風が強くて寒いがです」

血染めの掛け軸室戸岬先端に立っているのは竜馬とともに薩長連合に尽力した中岡慎太郎です。京都の近江屋で竜馬といっしょに斬られた男としてしか知られていませんが、高知では竜馬と同じぐらい良く知られているんですよ。

室戸岬に近い北川村という所の出身なので、室戸岬の先端に銅像が建てられています。ここは本当にいつも風が強く、風力発電の風車が山の上に立っているほどです。

漁魔が調べたところによると、近江屋というのは宿屋ではなく醤油屋だったようですね。竜馬は倒幕派の大物として命を狙われていたんですよ。だから目立つ宿屋ではなく、醤油屋に隠れていました。

しかし、どういうわけか居所を嗅ぎ付けられて暗殺されてしまったのです。右の写真は竜馬の血がついた掛け軸で、龍馬記念館に収められている物です。