漁魔が行く-01(立志編)

オヤジの海

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1999年1月30日

期待を裏切って室戸沖に巨魚は見つかりませんでした。おとといまでは網にブリが入っていたらしいのですが…。魚探にそれらしい反応が出ないのです。

漁魔は慣れないショートジャークに四苦八苦。2時間、3時間と時間が経過するとともに、だんだん腕が言うことをきかなくなってきました。もう、何を釣ろうとしているのかも忘れるほどアタリがありません。

「釣れんにゃあー」

「それを言うたらおしまいです」

「魚がおらんちゃうか?」

ムラピーと漁魔を除けばみんなジギングの鬼でした。ハイピッチ・ショートジャークがうまいのなんの。とても初心者が真似できるようなものじゃありません。特にやのさんは『良く体力がもつな』と思うほど、速く、しかもタイミングの良いジャークを続けていました。

しかし、それでも釣れないんです。お魚がいないんですから…。

結局この日はミチキッターが最初に釣ったヤガラと、漁魔のへなちょこジャークに間違って掛かったオジサンのみという寂しい結果。まあ、何を釣ろうとしているのかさえ把握していませんでしたから、魚が釣れただけいいのかもしれません。今年最初の魚はオジサンということで、太平洋に沈む夕日を眺めて室戸岬港に帰りました。

『やっぱり巨魚狙いのジギングは向いてないかね?』

そんなことを考えながら帰り支度をしたのですが、実はこの室戸岬港、モイカ釣りのポイントとしても大変有名なのです。漁魔たちが港に帰った頃はちょうど月が出て最高のお膳立てが揃いました。潮は明日から大潮で、月はほとんど満月。風はなく、気温も高くて夜でもフリース1枚でなんとかなりそうでした。

ここで釣れるモイカは平均でも1.5キロオーバーなんですよ。釣ってみたかったけど、後ろ髪を引かれる思いで室戸岬港をあとにしました。条件は最高だったので、おそらく朝までやっていれば釣れたでしょう。返す返すも残念です。

なお、この日の模様は巨魚捕獲団のページにも釣行紀があります。題名は【漁魔が来たりてオジサン音頭の巻】。こちらの方も是非読んでみてください。