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1999年12月2日
計画段階で行くはずだった久礼については帰り道で書くことにしよう。次は長い久礼坂を登って辿り着く窪川のお話だ。
高知県内には四国霊場88ヶ所のうち、第24番、最御崎寺(ほつみさきじ)から第39番、延光寺(えんこうじ;宿毛市)
まで、16の札所がある。
で、どこからどこの札所が一番遠く離れているかというと、窪川にある第37番、岩本寺(いわもとじ)から足摺岬の第38番、金剛福寺(こんごうふくじ)までが約100キロで一番長い。
そして、その次が徳島県の日和佐にある薬王寺から室戸岬の最御崎寺で、この距離がだいたい85キロだそうだ。
要するに、四国88ヶ所を巡礼するなら、高知県内が一番キビシイということ。お遍路さんは全長1,400キロの道のりを約40日かけて廻るのが平均らしいが、単純計算すると1日に進む距離は35キロ。窪川から足摺岬までは3日目にようやく着くという、ベラボウに長い道のりなのだ。
途中の中村市なんか、いかにも札所がありそうなところなのに、なぜかすっ飛ばされているんだよ。まあ、今でこそ四万十川は日本一の清流と言われているが、1,000年以上も前となると、吉野川の方がはるかに雄大で美しかったのだろう。
ところで、この窪川には、ちょっとした思い出があるんだな。「烏賊釣車中編」で大雪が降った話をしたよね。その時はまだ道の駅・あぐり窪川が建設中だったので、今どうなっているかを休憩がてら見てきたんだ。
「あれっ! なんかうまそうなものを食べてますね」
「うまいぜよ、しょうがアイス。あそこがみるく工房で売っちょる」
「僕も食べなくっちゃ!」
「しょうがの他にもワサビアイスとか豆腐アイスとか、珍しいアイスがありますね。しかし、何なんでしょう、アイスクリンって? 土佐藩名物って書いてありますけど・・・」
「ああ、アイスクリンね。なんか横浜が馬車道あたりでは、うちが元祖だと言い張っちょるけんど、実は坂本竜馬達がオランダ商人から作り方を聞いちょったわけよ。横浜より早い時期に」
「へぇー! そうなんですか・・・」
「そーなんですよ」
アイスクリンというのは乳脂肪分が少ないシャーベットのような舌触りのアイス。あぐり窪川のしょうがアイスは実に爽やかでオススメだ。
次ページで、いよいよ釣りのシーンになるからね。あ、その前にちょっとボイスメモでも聞いてほしい。交通マナーの話だよ。
「Power マクド」(ボイスメモ)