漁魔が行く-07(GT編)

サットウ釣りに初挑戦 -1

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1999年12月4日

それではここで、Yos さんにバトンタッチしよう。ここからは甲浦でのサットウ釣りを Yos さんにレポートしてもらう。

今回使ったお道具

釣船はフィッシングショップFの美漁丸。今年(1999年)の11月迄は四国で誰もサットウなど釣ったことがなかったそうですが、Fの船長がサットウの写真を付近の漁師さんに見せて回ったところ、

「これはよく漁具を壊して行く魚だ。駆除してくれ」

と言う話になり、魚が居ることも無事確認されて遊魚が始まったそうです。始まったばかりなので、場荒れしていないのが魅力でしょう。Fに貼ってあった海図で確認すると、四国と和歌山の間にある水道は、岸から4キロ位の所に一気に1,000m位かけ下がる崖があり、ここにサットウがついているようでした。

四国東部の地図(FLASH)

野市町のうどん屋で漁魔隊長、きょぎょ丸さん、MKさんとお昼を食べたのですが、隣のテーブルの兄(あに)さんは、普通のうどんとぶっかけうどんを食べていました。その食べっぷりは実に豪快で惚れ惚れしました。(男の食事って感じで格好良いなぁ)

また、トイメンのテーブルのスレンダーなOL2人組もぶっかけうどんをオーダー。人が食べている物ってどーして美味しそうに見えるのでしょう? Yos はぶっかけうどんを食べられなかった事が今回の高知遠征最大の心残りになりました。

さて、いよいよ甲浦に向かいます。高知から甲浦までは今回の釣行でお世話になったきょぎょ丸さんの車で送ってもらいました。

その途中、皿鉢料理の秘密を聞きました。ちんたら料理を作っていては、女性が宴会に参加できないので、一気にエイヤっと料理をいっぺんに作って豪快に盛りつけたのが皿鉢料理だそうです。土佐では宴会に女性、子供も参加するんですね。だから、一見増量のために盛りつけられている羊羹も、実は子供のために盛られているのだそうです。

また、ヒラスズキが大好きなお友達(日本記録保持者)の話等、色々話を聞くことができ、2時間の道中は、まったく退屈することがありませんでした。(実は寝ていようと思っていたんですけどね)

Yos は磯釣りのついでにヒラスズキを狙っている不心得者ですが、実は四国でもそんな人が大半の様です。本格的にヒラスズキを1日釣ろうと思ったら、船をチャーターして1時間毎に磯換えして貰うか、竿を担いで磯から磯に泳ぎ渡る必要があり、しかも、やや荒れ気味の方がヒラスズキは釣れるのであるから、こんな状況で磯換えして貰ったり、泳ぎ渡ったりしていたのでは、命が幾つあっても足りゃしない。

よって、磯釣りの合間にヒラスズキを狙うのは理に叶った釣り方って訳ですね。関係ないけれど、船からヒラスズキを狙うのは反則だと思います。釣れりゃ良いってモンじゃないでしょ。山奥の渓流にヘリコプターで分け入ってチョロっとヤマメを釣ったって威張れないはず。それと同じですよ。

ヒラスズキは重い道具担いで磯に乗って釣らなきゃね。ヒラスズキは他の魚と違って大量に棲んでいるわけじゃないのだから、釣る方もそれなりに敬意を払うっちゅーか、釣るまでのプロセスを楽しむ必要があると思います。

4:00pmF着。

工藤静香似の美人の奥さんにお茶を出して貰い、お茶をすすりながら mahi2 さんの到着を待つ。Yos はちょっと前からアオリ釣りの道具「ヤエン」が気になっている。ここでも、「イカトバシ」と言うヤエンを売っていたので購入。

mahi2君

4:30pm、mahi2 さん到着。(写真左)

広島に転勤した mahi2 さんは広島弁にどっぷり。昔は東京言葉をスタイリッシュにこなしていたのにぃ。Yos の実家は広島の隣の山口なので方言も似ている。mahi2 さんは聞き覚えのある「ブチ」とか「じゃけん」とか、広島弁を連発。しかし、相原勇のデビュー曲「恋はブチブチ」は知らなかったので、mahi2 さんは広島弁弁士2級です。

俺なんか、相原勇に名前換える前に雑誌に載ったヌード写真も持っているモンね。(全然広島弁とは関係ない)

すぐに漁港に移動して用意をはじめる。Yos はロッドベルトを船長の車に忘れていたので、mahi2 さんに巨大竿尻を借りる。

5:00pm。乗船。その後、ポイントに移動。

6:00pm。漁場着。

シコジグラにケ・センヌマ デッドベイトフイッシュ1/2をつけて200mの深海に投入。早速アタリがあるが、船長が無線で嫌な話をしている。どうやら、僚船が操船不能に陥ったらしい。

折角の地合なのだが、このまま放っておくと僚船はジョン万次郎の様に鳥島まで流されてジョン万ハウスの年表に加えられる事になってしまうので救出に向かう事になった。

「ジョン万ハウスの歴史が又1ページ」(TV 版「銀河英雄伝説」より)じゃ洒落にならないよね。この時点で船のスクリューにラインが巻き込まれ、ヒラジグラと、かなりのラインをロスト。ぶつぶつ言いながら、ダブルライン(ビミニツイスト)を組み直し、ショックリーダーを連結する。

PE とショックリーダーとの連結はナイロンで組んだダブルラインとショックリーダーを結束する時のように巻き付けるだけではすっぽ抜けてしまうので、Yos は最初の8巻き位は二つ折りしたショックリーダーに8の字を書くように PE を巻き付け、仕上げの5〜6巻きを通常通り PE を巻き付けるようにしている。

8の字にするのは、テンションがかかった時、PE がショックリーダーを締め付ける様になるので、すっぽ抜けにくくなる(様な気がする)からだ。最後まで8の字でも良いのだが、こうすると、二つ折りしたショックリーダーの切断面が開いてしまい、ロッドのガイドと干渉してラインの抜けが宜しくない。

よって Yos は最後の数巻きは通常通りに PE を巻き付け切断面が開かないように工夫している(つもり)。今回は大物がかからなかったので何とも言えないが、これまでの経験ではこのシステムでショックリーダーがすっぽ抜けるようなトラブルには遭遇していない。

最近 Yos は船酔いすることが定説となっているようだ。これを利用しない手はない。「おぇっ」「手元ばかり見ていると酔っちゃう」とか言いながら、面倒なごついスプリットリングの締結などを mahi2 さんにやって貰う。うひょひょ。

7:00pm。僚船とコンタクト。牽引ロープを結ぶ。