漁魔が行く-07(GT編)

サットウ釣りに初挑戦 -2

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1999年12月4日

僚船はエンジン故障のため、発電器で全ての電力を賄っているようだ。このまま曳航して帰ると、帰り90[min]+戻り40[min]で2時間以上無駄に使ってしまうので、僚船を牽引したまま釣りをする事になった。牽引なんて、4級船舶の試験の時に勉強したけれど、まさかライブで経験するとは思いませんでした。

「そーいえば、さっき高切れしてラインをロストしたんだった」って事を思い出し、どの位ラインが無くなったのか確認するために、ラインを全部出してみる。80m程無くなった事を確認。ラインを引き出されることを考えると、150m位の棚でしか勝負できないことになる。

仕方ないので、魚が浮いてくるのを待つ。ナイロンラインなら、高切れしても他のラインの下巻きにしたりと色々再利用できるがPEはそういう融通が利かない。切れたらそれっきり。スーパーダイニーマは100m/3900円(定価)もするんだから、お財布も痛い。悲しすぎる。

船が2隻至近距離で集魚灯を点けているので、周りのあらゆる魚が集まってくる。イカも確認できる。mahi2 さんチームはボートロッドを取り出しエギを投げ始める。岸からのアオリイカ釣りは割とスローなアクションで誘うが、ボートで釣るときはエギをトゥイッチングさせ激しいアクションでイカを誘う。

想像できないような素早さでエギを動かすが、思った以上にイカは素早く、エギに猛然とアタックしてくる。目の前でエギに抱きつくイカも居て見ていても楽しめた。流石にサットウが釣れ出すとイカは散ってしまうので勝負はサットウがかかるまでの一瞬の様だったが、全員分のお土産を確保していただいた。

8:40pm。やっと Yos にもサットウが釣れる。6キロ程度の記念撮影サイズ。5キロのドラグ設定では2,3度「チリチリ」とドラグが鳴っただけ。物足りない。大枚はたいて購入したジグシャフトも殆ど曲がらず。噂では大物がかかるとバットの付け根から曲がってスリリングらしいのだが。残念ながら光量不足で写真が撮れておらず証拠写真無し。トホホ。

10:00pm。本来なら納竿の予定だが、僚船のトラブル等の一件もあり、船長のご厚意で2時間残業していただくことになった。この頃からバタバタと10キロクラスが釣れだす。Yos のスペアラインは3号だったので相変わらず4号220mのスプールで勝負。Yos はボンビーなんで、1個21,000円もするステラのスペアスプールを何個も揃えられないんですよ。

このライン残量で勝負できる棚にはクロシビカマスが集団で居るらしく、この頃からクロシビカマスの攻撃に悩まされる。クロシビカマスは非常に歯が鋭く、130lbのショックリーダーがスパスパ切られ、持っていった文鎮メタルジグは全て海の藻屑となった。

クロシビカマスとスルメイカ

戦意喪失したので、きょぎょ丸さんのベイトロッドを借りて、ケ・センヌマ デットベイトフイッシュを豪快1本付けして投入。棚をとり、「さぁこれから」と思っていると、きょぎょ丸さんより「竿返して」との非常なお言葉(泣)

渋々竿を返すと Yos の竿にはきょぎょ丸さんのスペシャルジグが付いていました。感謝です。Yos はきょぎょ丸さんのジグで勝負再開。その間にきょぎょ丸さんは Yos の投入したジグで(ここんとこ重要(笑))10キロクラスのナイスサイズを釣り上げたようです。ちぇえ〜(笑)

Yos はその後、にっくき「クロシビカマス」を釣り上げる。全然引かないし、ぬるぬるしてるし、歯が鋭いのでルアーを外すのに手間取るしで最低です。

お腹こわす」「食べられるらしい」と意見が分かれたが、「食べられるらしい」の意見を信じてナイフでとどめを刺した。切り口が何となく大丈夫な気がした。

Yos φ(`⊥´)

その後インターネットで調べると堂々とクロシビカマス(スミヤキ)を出している店を発見! ひとりでは処分できない大きさだったので人にあげたのですが、問題ないことが確認できたので安心です。

http://www.networks.co.jp/rofutei/rofuteiin.htm

11:00pm頃。本日最大サイズ23キロが mahi2 さんチームにヒット。ドラグジージーで、なかなか上がってこない。いいなぁ。こういうのを釣ってみたいよなぁ。124センチ・ウエスト89センチ。お昼を一緒に食べたMKさんが食べてみたいと言っていたので、「これを持って帰ろう」ときょぎょ丸さんに提案するが「だめ」っとあっさり却下。この1匹を最後に納竿した。

その昔、バラムツを食べた mahi2 さんのコメント(要約)「味はトロより上だ。いい気になった4切れ食べたら次の日、お尻の辺りがもぞもぞする。触ると何となく湿っている。こんな状態が1日続いたが、お腹は痛くなかった」

この話だと、お腹を壊す訳じゃなく異常に腸の滑りが良くなる感じですね。便秘気味の人には良いかも。何たって味はトロ以上で、コーラックの様にお腹が痛くならないのですから。

12:30pm。僚船を曳航しながら帰港。

帰港寸前で僚船の発電器の燃料が切れ、僚船は暗闇に包まれる。この時間は夜釣りに出かける漁船も多く、無灯火の船は大変危険だ。下手をすると大惨事だったので無事に帰れたのはラッキーでした。

所感。

今回一番調子よかったのはケ・センヌマのデッドベイトフイッシュ1/2(Pacific sauryカラー)でした。他のルアーとは明らかに反応が違うので、これからのサットウ釣りはこれで決まりでしょう。四国ではFでしか扱っていない様ですね。

なお、漁魔隊長に無理を言って買い出しに付き合っていただいた「純平」ですが、注文主のさわむルアーは正月用の酒にすると大変喜んでおりました。なんでも、「純平」を作っている西岡酒造は高知で一番古い酒造だそうです。

以下、正月用と言いながら、さっそく飲んだ、さわむルアーのコメント

好みにもよると思うけど、他の吟醸酒みたいに香りがプンプン舌にツンツンくるのでなく、後味がジンワリと舌に残るところが、さすが純米酒という感じがして非常によろしかった。いくら飲んでも飽きのこないところがいいですね。(他の人はぜんぜん違う意見かも知れないけど)

米も「山田錦」だの「五百万石」だのといった他所でとれる高級酒米でなく、無名でもその土地に密着した米と水だけで地道につくるというのが地酒の本筋だと思っています。

同じ理由から気に入っている酒に、岩手県久慈市で造られている「北リアスからの風」という純米酒があります。こちらは地元のササニシキ(やはり無農薬米)を使っています。機会があったらぜひ手に入れて飲んでみてください。

ちなみに以前これらの酒を茅ヶ崎の酒屋で注文しようとしたら、「なんだ、たいした米使ってないじゃないか。こんなの10本単位じゃないと注文できないね」と言われました。

当人、正月用だと言いながら、結局正月が来る前に全部飲んでしまったようです。(1升瓶4本)しようがないですね。あと、TURIKEN の名匠エギはイノシシの毛だそうです。お店で見かけたら確認してみて下さい。

サットウ釣りに関しては巨魚捕獲団の釣行紀もお読みください。