漁魔が行く-09(ウミガメ編)

ウミガメの生態

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2000年3月17日

アカウミガメの生態

バハ・カリフォルニアからアカウミガメが日本へ泳いでいく様子を見たい人は、下のページを読もう。(英語)

The Remarkable Journey of Adelita, the Loggerhead Sea Turtle

QT Object Movie 187 KB(ヘッド・スターティングを待つ子ガメ)

現存する世界のウミガメ

和名 生態
アカウミガメ 頭部は、甲幅に比べて大きくがっちりした印象で、成体は褐色または赤褐色。日和佐町に上陸するのは甲長90センチ前後の個体が多い。
アオウミガメ 甲のうろこはタイル状で全体が卵円形。緑黒色、ときにオリーブ色。アカウミガメより大きく、産卵地は屋久島以南・・・のはずだったが、2004年6月30日に伊豆黄島での産卵が確認された。菜食主義。
ヒメウミガメ 甲の形状は丸みを帯びている。色は灰色、またはダーク・オリーブ。ウミガメの中では最も小型で、成長しても70〜80センチ止まり。
オサガメ 甲羅ではなく、硬い魚のうろこのようなもので全身が覆われている。非常に大型で、並でも1.8メートルぐらい、過去最大はギネスブックによると、2.9メートル。カメの中では世界一大きい。
タイマイ 別名ベッコウガメ。クシやかんざしの原料として乱獲され、とても数が少なくなった。(現在はタイマイの輸入が禁止されている)琉球列島でまれに産卵。
ヒラタアオウミガメ 背甲の両側の縁甲板は上方に反り返っている。色はグレイッシュ・オリーブで、オーストラリア北部周辺の限られた海域にしかいない。
ケンプヒメウミガメ 円形に近い甲羅を持っており、色は灰白色。甲長は成長しても70〜80センチ止まり。ウミガメの中でもっとも希少。
クロウミガメ アオウミガメの別種として新しく独立した。だから本によっては「ウミガメの種類は7種類」と書いてある。アオウミガメとの違いは甲の色が黒く、甲の後端が尖っていること。

ヒメウミガメの産卵

ヒメウミガメの産卵(コスタリカ)

まさにギネスもの! オサガメ

日本近海を回遊することもあるオサガメだが、主な生息地は西インド諸島、フロリダ半島、南米北東部、セネガル、マダガスカル、マレーシアなどである。

「オサガメは甲羅のかわりに硬いうろこのようなもので体が覆われている」と説明したが、普通、カメの甲羅は骨質の小板でできていて、体内の骨とつながっている。だから普通のカメは足と首と尾しか動かすことができない。

しかし、天敵の少ない海中で生活し、体も大きいオサガメにとっては厚い甲羅が邪魔になったのだろう。オサガメは硬い甲羅を皮膚に近いものに進化させていったのだ。硬い甲羅を持たない分、他のカメより成長しやすいし、泳ぎも素早い。

オサガメの持つ世界記録

オサガメ(FLASH)

この絵は漁魔が描いたので、色や細かいところがいい加減だということをお断りしておくが、形はこんな感じだ。背中に畝のような突起がいくつかあるのがわかってもらえるだろう。実はこれ、筋らしいんだな。つまり単なる模様じゃないんだ。背中は硬いが、骨質ではないので、ある程度弾力があるらしい。