漁魔が行く-11(ロケット編)

アオリイカ、モイカ、バショウイカ

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2000年3月18日

アオリイカというのは標準和名で、これも地方によっていろいろな呼び名がある。たとえば四国全域ではモイカ(藻イカ)と呼ぶのが一般的だが、高知ではタチイカと呼ばれることもあるのだ。

沼津のエサ屋さん

沼津市の釣りエサ屋

この写真は沼津市の三津漁港にある活アジ専門のエサ屋さんだが、このように西伊豆の人はバショウイカ(芭蕉イカ)と呼んでいる。しかし、東伊豆だと地元の人でもバショウイカと呼ぶ人はほとんどいない。

東伊豆の人も元々はバショウイカと呼んでいたのだろうが、東京・神奈川の人が多く来るので、いつの間にかアオリイカと言うようになったのだろう。「何を釣っているんですか?」と観光客に訪ねられることが多いので、「アオリイカです」と答えておいた方が説明を省くことができて便利なのだ。

そうそう、みなさんにここでいいことを教えよう。今度、観光客に「何を釣っているんですか?」と聞かれたときに役立つセリフだ。

「セピオテンシス・レッソニアナです」・・・これを是非覚えてほしい。

Sepiotenthis lessoniana はアオリイカの学名だが、これは世界統一名称だから、これを答えておけば間違いないのだ。ちなみに、英語で話しかけられた場合は、"Big fin reef squid" と答えよう。

たとえば、観光客の若い女性に話しかけられたとしよう。

「あのう。何を釣ってらっしゃるんですか?」 (∩-∩)

「セピオテンシス・レッソニアナです」 (あくまでもニヒルに)

「えっ? 何ですかそれは?」 (@ё@)

「イカの一種なんですけどね・・・」 t(`⊥´)。o 0

このあとのセリフは自分で考えてほしい。相手が若い女性の場合、この作戦は使えると思う。まだ、そーゆーチャンスに恵まれないので試したことはないが、こーゆーことを言うと若い女性に尊敬されるかもしれない。是非お試しを・・・

ここで、全然関係のない話に飛ぶぞ。

AUC(FLASH)

AUC ( Area Under the Curve ) の面積が等しいとき、抗生物質AとBではどちらが効くと思う?

答えはAなんだ。大抵の場合、MBC(最小殺菌濃度)は MIC の倍、または4倍ぐらいの濃度だから、短時間でも殺菌濃度を大きく越えるところまで血中濃度が上がった方が熱が早く下がる。ダラダラと MIC ギリギリの血中濃度を維持していると、細菌は耐性化しやすいのである。

さて、ここで何が言いたいかというと・・・

「セピオテンシス・レッソニアナです」の一言で済ますのがAタイプで、「イカですよ」「ちょっと今日は寒いですねぇ」「どこから来たんですか?」「かわいいバッグですねぇ」・・・と口数が多い奴がBタイプってわけ。

若い女の子に「何を釣ってらっしゃるんですか?」と聞かれたら、迷わず「セピオテンシス・レッソニアナです」と答えればいいの。その方がインパクトがあるってこと。ついでに他の魚も学名で覚えておくといいかもしれないね。

あー、クダラナイ。

こういうクダラナイことを書くとせいせいする。みんなもこういうクダラナイことを考えていればストレスがたまらないよ。ワハハ・・

まあ、これは冗談だが、あなたも短時間で釣果の上がる方法を考えることがあるだろう。魚に食い気がある時間、または魚がそこにいる時間を正確に潮時から判断できたら・・・『釣りをしている時間が少なくても釣果が上がるよなぁ』・・・そういうことは誰でも考えるよね。

だからアオリイカ釣りの時も、その時間帯を探ろうと思って一生懸命通うんだけどね、アオリイカの場合は“ここだ!”という潮時がなかなかわからないわけよ。

あえて今までの経験から言うと、満潮1時間半前から満潮後の下げっぱな辺りが確率的には高いような気がする。・・・が、まさに干潮の潮止まりという時間にも釣れたことがあるから何とも言えない。

だから、アオリイカを釣ろうと思ったら積極的に「エサはここですよぉ〜」とアピールする釣り方のエギ釣りと、「ここにエサを置いとくから、気が向いたら食べてね」というロケット釣りを組み合わせるのがベストじゃないかと思うんだ。